【ストーリー】

■恒例のワープイベント
・もはや恒例となったワープイベントでした。
エグゼイドは「話が進む=ワープする」なので話についていけません。今回もどういうことなのか話の流れがわからない話題がいくつも出てきました。私が気になったことを一つずつ取り上げていきたいと思います。

■命の定義
・命について永夢と黎人が対立していましたが永夢が何を言っているのかさっぱりわかりませんでした。本当に何の問題なく生き返れるなら医者でも歓迎すると思うのですが? 問題になるとしたら宗教観や生命倫理から見た場合であって、単純な救命活動の話としては何が問題なのかわかりませんでした。 生き返らせる代わりに黎人の殺人行為を許せとか、生き返ったんだから殺したも何も無くなるなんて話はしてないはずです。
 「データから生き返ると黎人のようにバグスターになる」 という話ならそもそも話が成立しません。生き返るけど人間ではなくなるなんてそれは元通りではないからです。
私から見ると永夢の生命倫理もわからないし復活の形式もわからない状態で話を進め、挙句にとりあえずの結論まで出していて全く話についていけませんでした。

■黎人の命
・そもそもバグスターは「何度でも蘇られる」と聞いているので社長のガシャットの機能を使った99回制限の価値がわかりませんでした。99回なんて無限に比べたら全然大したことないのに何をドヤ顔しているのかと不思議に思いました。その場で復活できることが売りなんですかね。

・完全体で自我のあるグラファイトが自分では生き返りませんでしたし、バグスターの蘇生はパラドの独自技術なのでしょうか?
だとすると誰も何も言いませんけど、パラドは生殺与奪権を持った上でバグスターの上に立っていることになりそうです。これはけっこうパラドの印象が変わってきそうな要素に思えるのですがどうなっているのでしょう?

■永夢の言動
・永夢は元々何を考えているのかわからないキャラクターだったのですが、今回話したはずなのにますますわからなくなりました。
本当に「人の命が大切」ならクロニクルのせいで命が失われ続けている現状の打破が最優先のはずです。そのためには黎人に協力させることが一番近道でしょう。それがどうして黎人への私怨と永夢の個人的な生命倫理を優先させて考えていたのでしょうか?
悩むなら他にリスクの少ない道はないか、どうやって協力させるか、どうしたら裏切らない保証をつけられるかといったことだと思います。
今回の様子だと永夢の価値観では「自分の主義>患者の命」という構図になっていたように見えました。自分勝手に他人の命の価値を決めるのでは黎人と変わらないと思います。「永夢も黎人も実は同類で身勝手な人物」と描きたいなら何も問題はないのですが、そんな話ではなかったですよね…?

■リプログラミングを使わなかったのはなぜか?
・永夢が黎人が気に入らないという私怨を優先するならするで、リプログラミングを使って自由に動けなくしたりコンティニュー回数を残り1回にしたりできたと思います。
結局、戦力として利用することも考えて悩んでいたということなのでしょうか? だとすると共闘するときの台詞が虚しく聞こえます。

・リプログラミングに限らず今のところ何の足かせも付けていないようですが、レベル0の能力の危険性を理解しているのかも疑問に感じました。
能力を悪用されると触るだけでライダーの変身を強制解除させたり、ポッピーを衰弱させて簡単に人質に取れたりする危険性があることをちゃんと考えているのでしょうか?

■CRの活動方針
・黎人が飛彩に「グラファイトのプロトガシャットを手に入れてクロニクルをクリアすれば彼女も生き返れる。それができるかは君次第だ」と言っているのを聞いて現状のCRの活動方針がわからなくなりました。
今まではてっきりクロニクルの阻止の中にパラドたち幹部の打破も含まれていると思っていました。しかし黎人の言動からすると「クロニクルはクリアして阻止するけどグラファイトたちは倒さない」という可能性も充分あり得るようです。

・個人的には不思議な話に聞こえました。
クロニクルを阻止してもパラドたちが生きてる限り、第二第三のクロニクルやゼロデイが起こされると思います。現状の最大の脅威であるクロニクルの阻止を優先するのは当然ですが、並行してパラドたちにどう対処するかも検討していて当たり前だと思います。飛彩や大我にとってはこの方針の違いはそれなりに意味があると思うのですが、どうして誰もこの話をしないのか不思議に思いました。

■ゲームの扱い
・基本的に酷くて当たり前と諦めてきましたが 、今回のはとびきり最低でした。
Q:プレイヤーの腕が良いから勝てない相手にどう勝てばいいでしょう?
A:チートで相手の使用キャラのレベルを下げましょう。
って…
ゲームで勝つ方法としては最低の発想だと思います。レベルが何より重要でしかも上がりづらいゲームで主人公側がするなんてあり得ないです。普通のヒーローものでいったら、敵の大切にしているものを人質にして敵を殺すくらい外道です。これがありなら、バグスター側は変身前に襲って殺してもOKだと思います。

・ルール下での戦いを基本とするゲームではかなりの逸脱行為だと思うのですが、永夢はもうゲーマーじゃないからゲームのルールなんて気にしないってことなのでしょうか?
患者の命が何より最優先なら間違っていないと思います。もはや誰が闇医者と呼ばれるべき存在なんだか私にはわかりませんが。

■永夢? M?
・合わせて疑問に感じたのが戦闘開始時の永夢の決め台詞です。
永夢は「ノーコンティニューでクリアしてやるぜ」と相変わらず言っていました。
あれ?っと思いました。私の記憶では最近の永夢は戦いやゲーム病患者の救命活動をゲーム扱いすることに否定的だったと思います。そんな永夢からどうしてゲームにちなんだ言葉が出て来るのでしょう? おかしい気がします。むしろ「僕が患者を守る!」と医者の永夢を前面に打ち出した台詞が出て来るほうが自然な流れだと思います。

・「やるぜ」と強気で永夢らしくない口調ですが、これは別人格のMによる発言だったのでしょうか?
だとすると永夢はなんだかった経験してパラドの支配から逃れても、戦闘時には結局別人格に切り替わってしまうということになります。これはかなり問題だと思います。永夢が口だけで何もできないし、実際に何もしていない人物になってしまいますし、ゲーム好きなMが戦局を決めることになってしまいます。Mがどんな人格かわかっていないので、ひょっとしたら「こんな楽しいゲームを終わらせるなんてもったいない!」とか土壇場で言い出してCRと敵対する危険性すらあります。作劇の都合から考えると今更Mを別人格として持ち出すとは思えないのですが何がどうなっているのでしょう?


【アクション】

■上堀内佳寿也監督
・どんな新人かなーと楽しみにしていたら石田監督二号でした。
ギャグ描写がくどいしテンポが悪くてうんざりしました。今回の映像がやりたいことだったならもう期待しません。

・アクションは比較的良いほうでした。
CG映像のしょぼさを念頭に置いていない点を除けば、構図やアクションはまぁまぁでした。予算のおかげなんてオチでなければ、他の監督より少しはマシそうです。


次回、また新ライダー登場+黎人パパが新社長就任と雲行きが怪しくなってきました。パラドクスを倒す糸口やクロニクル攻略の先が見えてきた途端に「それはもうどうでもいいです」という雰囲気を出すのはいかがなものかと思います。