仮面ライダー鎧武 第28話 『裏切りの斬月』:感想
【ストーリー】
一度勝った相手にはどこまでも強気。さすが戒斗さん。
さり気なく「”仲間に”寝首をかかれるなよ」とアドバイスする心配りまで兼ね備えている。きれいな戒斗さんは実にかっこいい。
・それにしても戒斗は紘汰のこと大好きですね。
わざわざ店にまで来るとは思いませんでした。ひょっとして、これまでメンバーも連れずに店に来ていたのも紘汰(と舞)目当てだったのでしょうか。表向き仲が良いけど実際は憎まれてる貴虎&戦極、紘汰&光実とは対照的です。
■紘汰
成長著しい戒斗さんとは対照的に、紘汰さんは馬鹿一直線です。
お姉さんに言われて思い出したようにバイト探し。戒斗がレモンを使った直後なのに、斬月=貴虎という想像力ゼロの発想。前回の貴虎の「話を聞く気がないならまずは無力化する。話はそれからでも遅くない」という助言も完全に忘れている様子。
ミッチーじゃないですが見ていて「紘汰さん…!」と苦虫を潰すような気分でいっぱいにさせられました。
・中でも特に酷かったのは、マスターの明らかな嘘にも無反応だったことです。
忙しいどころかインベス騒動で客足は遠のいているはず。おまけに紘汰はツケも溜めている立場。あの態度はあまりにも酷すぎます。理由のない悪意は紘汰のほうです。
■貴虎&光実
・光実がそこにいる。なのにシドたちは光実を襲おうとしない。
この状況下でも光実が敵だとは思わないあたりがつくづく甘い人です。
・しかし今回の光実も甘さが目立ちました。
味方からも疑われ戦力扱いされてないあの状況であの場に姿を見せる必要性は全くありません。戦極たちに信用されるためだとしたら自分から積極的に貴虎を追い詰めるべきでしたが、それも果たしていません。ただ全てを把握しどちらの側にも回れるようにする。
自分の都合の良い立ち位置にいたがる光実の性根が如実に表れていたシーンだったと思います。
■今週の不自然だった点
・会議やオーバーロード捜索に紘汰の助力を求めない貴虎。
・インベス複数体召喚の様子からすると周りにも味方がいたはずなのに、一人で戦った斬月(偽)。
・虱潰しに探すのに黒影トルーパーは使わない。
【アクション】
・相変わらず紘汰の役者さんの生身アクションはすごいですね。
今回は役者さんだけでなく、変身後のアクションもがんばっていたように見えました。
・派手さ重視でパインを使ったり、物語上の意味はなくとも楽しませようという意気込みが感じられました。
個人的には中ボスインベスvsカチドキがおもしろかったです。触覚を振り回すインベスが獅子舞のように見えて、カチドキの和風な雰囲気と調和していました。遠近両方の短弓の利点を活かしてシーンの連続性を保ったりと、やれることはだいたいやっていたように感じられました。
特筆するほどのすごいアクションはありませんでしたが、賞賛に値する内容だったと思います。
次回はシドやオーバーロードを中心に回る模様です。
シドは紘汰に光実のことをばらしたり、かませ犬になったり物語に調整役に終わりそうです。せめてオーバーロードか最強フォームにやられて華々しく散れることを祈ります。
>・インベス複数体召喚の様子からすると周りにも味方がいたはずなのに、一人で戦った斬月(偽)。
返信削除私も先ほど知ったのですが、ゲネシスドライバーには、ランクの低いロックシード一つからでも、インベス(上級も含めて)を複数体召喚できるようになる、機能があるそうです。シドとか、戦極リョウマとか、多勢で相手にかかることに、躊躇いがない人物が多様すれば、もっと印象に残る機能になったのに残念ですね。
>ゲネシスドライバーには、ランクの低いロックシード一つからでも、インベス(上級も含めて)を複数体召喚できるようになる、機能があるそうです。
削除そんな設定があったんですか? 知りませんでした。
それなら斬月が一人で複数体召喚できても不思議はないのかもしれませんね。
>シドとか、戦極リョウマとか、多勢で相手にかかることに、躊躇いがない人物が多様すれば、もっと印象に残る機能になったのに残念ですね。
そうですね。もっと有効活用する方法はあったでしょうね。