『角醒ハンター オメガホーン』 第7話「打ち破れ!炎角VS絶炎角」:感想

2026年9月6日

今回はやはり負けイベント

・シャウトも全力を尽くしていましたけどイバルの方がことごとく上でした。
アクションはエフェクト増し増しだけど動きもあって良かったです。
勝ち側のイバルも圧倒的でしたけど、負けた側のシャウトの方も過去一強そうでした。
手に足、飛び道具、ジェット噴射など既存の能力はフル活用しつつ更にイバルが切り裂いた巨岩を利用して逆にイバルにぶつけようとするなど全力を尽くしていました。
生身のアクションの方が好きなので、あの出来栄えならできればエフェクト控えめの方がもっと好みだったと思います。

・巨大戦は今までよりは良かったですけど、やはり個人的には面白いと言えるほどではありませんでした。
取っ組み合いをしたり、尻尾を持ってジャイアントスイングしたり、絵面が普通にウルトラマンでした。
そっち方面では良くて互角、平均値では負けてるのであまり魅力は感じません。

・比較的良かったのは剛角でした。
ウルトラマンは販促は絶望的にやる気がなく下手くそなのでこういうアイテムの使い方や盛り上げ方はオメガホーンの方がずっと上手いと思います。
おかげで無慈悲に合体解除して勝算を摘む飛角のチートっぷりも際立っていました。なかなかの絶望感で良かったです。


これまでの積み重ねが効いている

・負けましたけど、シャウトには低級の捕角で勝った実績があるからまだ再起の目が感じられてストレスは低めでした。
今回もシャウトの様子を見ながらニヤついていたゲンノウは味方になってくれそうですし、双子やギリコも援軍に来てくれそうでした。
炎角を奪われてなかったらただの負けイベであり修行の前座でしかないように見えそうな状況ですが、捕まってる炎角をどうやって取り返すかという課題があるから簡単過ぎずバランスが良さそうです。
奪還があっさり行くと肩透かしになるので別のドラマがあることに期待したいです。
次回はギャバンインフィニティのロボや武装が出てくるみたいなので、レイジがDジャンプで脱出を手助けするとか発掘兵器絡みで番狂わせを用意するのが順当かなと考えています。


シャウトとイバルの主張

・2人の主張はどっちも良い面と悪い面があると思いました。
イバルの言う「弱者は支配されることを望んでいる。従う方が楽なのだ」という主張も正しい面も有ると思います。
自分で考えて責任を持って行動するのは大変ですからね。
特に国や法律などの枠組みがなく無法地帯が基本のオメガホーン世界ではイバルの支配が統一的なルールとして機能している面もあるから尚更でしょう。
イバルに積極的に動くやる気はありませんけど、前回の奇食の領主のように内部統制で粛清されるケースもあるようですし。

一方のシャウトの「聞く気がないやつに誰も声を上げたりしない!」も正しい面が有ると思います。
概ね正しかろうが抑圧されている面もあることは避けられません。
完全な自由は手放しに褒められるものではありませんが、無くていいものでもないでしょう。
どちらも正しく”声を上げ”ていてエゴのぶつけ合いが健全に行われていて良かったです。
ハンターバトルが物語上でも軸として機能していると思います。


イバル

・再現した古代兵器よりも風呂を優先したり、必殺技の名前がどれも風呂関連だったり、かなりの風呂好きみたいでした。
下剋上されるのが好きと言っていたので「今襲われたらどうなっちゃうんだろう?!」みたいなドM精神にも見えました。たぶん返り討ちにするでしょうけど。

・「王国ではなく連合にしたのはなぜか?」という話は個人的には結構良い構成だと思いました。
連合という既出の情報を使って、既にやってきた行動として人物描写につなげてあるから納得感が強かったです。
バーサーはイバルが否定していたイエスマンよりな気もしましたが、どうなんでしょうね?
「連合として成立するためには治安維持も必要。そのための最低限の要員」として起用しているのか、
それとも「生真面目なバーサーならいずれは今の体制に不満を抱いて『自分がトップになればもっと世界を良くできる!』と下剋上を起こす」可能性があるから側に置いているのか。
ハンターとしても実力がある以上はバーサーも何かしらの強いエゴは持っているはずです。それはいったいどういうものなのでしょうね?


次回はシャウトがゲンノウと戦い、炎角はコスモギャバリオンと戦わされるようでした。
次回はまだ炎角奪還には至らなさそうですね。
味変にもなりますし、炎角は捕まったままの方が面白そうです。
考えようによっては古代兵器という絶炎角には無い利点を得ることになるので、炎角が自力で脱出に近づく可能性も考えられそうです。
次回も脚本は冨岡さんですし、楽しめそうです。






コメント

6 件のコメント :

  1. マルゲリータ2026年9月6日 14:29

    感想、お疲れ様です。

    今回は、負けイベントでしたが、すごく盛り上がりのある良い回でしたね。
    全身全霊で挑んでの負けでしたし、シャウト自身も諦めていない、
    イバルもこれで終わりを望んでいないし、期待すらしている。

    自分達がしてきたことが正しいことだったのか、イバル連合は悪い連中なのか、
    自分達の考えがぐらついた場面も、良かったです。
    イバル連合への理解が、高まりました。
    悪役だから悪い、というのは、確かに見やすいですが、
    悪役なりの正義がないと、観ていて退屈です。

    >ウルトラマンは販促は絶望的にやる気がなく下手くそなのでこういうアイテムの使い方や盛り上げ方はオメガホーンの方がずっと上手いと思います。

    前々から気になっていたのですが、owlさんは度々ウルトラマンの話題を、
    することはありますが、実際に最後までご覧になられた作品というのは、
    ありますでしょうか。
    個人的な印象ですと、
    「何話か見てみたけれども、合わないから視聴を辞めた」
    作品ばかりなのかなと、考えています。
    是非とも、ウルトラシリーズの感想も伺いたいです。

    個人的なオススメは、やっぱり初代ウルトラマンです。
    古い作品ではありますが、ウルトラマンで描かれるであろう展開は、
    ほとんど網羅していて、正に原点にして頂点な作品です。

    ツイッター、今ではXか、で挙げておられるなら、申し訳ございません。

    ※エラーが出た為、再送します

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    1. マルゲリータさん、こんにちは。

      >自分達がしてきたことが正しいことだったのか、イバル連合は悪い連中なのか、
      自分達の考えがぐらついた場面も、良かったです。

      エゴの話としてまとめてきたのでその点でも強弱がはっきりしていて見やすかったですね。
      シャウトの方は「確かにそれはそうだけど、それでも!」みたいな主張で揺らいでいる部分もありましたが、イバルの方は終始「自分が正しい」と一貫していました。
      思想面も含めてこの敗北を踏まえてどうするのか、再戦や再起に期待が高まりました。


      >前々から気になっていたのですが、owlさんは度々ウルトラマンの話題を、することはありますが、実際に最後までご覧になられた作品というのは、ありますでしょうか。

      私が最後まで見たことがあるのは
      セブンX、オーブ、ジード、トリガー、デッカー、ブレーザー、アーク、オメガだったと思います。
      ジード、ルーブ、タイガ、Zは見てはいるけどドラマパートなど途中を部分的に早送りしたような気もするので見たうちに最後まで入れていません。
      初代ウルトラマンは幼稚園頃に見ましたが、最終回(ゼットン)を見た覚えはあるんですが、途中を歯抜けなく全話見たのか記憶にありません。

      基本的にウルトラマン自体に合わないと思っているので感想を書く気は特にありません。
      「恋愛ものが嫌いだけど恋愛ものの感想を書く」ようなものだと思うので「結局いつものウルトラマンだったな」という気持ちになった時点で書こうとは思わなくなります。
      そういうのを感じないウルトラマンだったら書くかもしれません。
      伝統という名の再生産に重きを置いている作風だと思っているので根本的に合いません。
      部外者として特撮など部分的に鑑賞しています。

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  2. 個人的にはイバル連合下で繁盛している温泉街を描写したことで、シャウトが反感を抱く正当性が薄れていた点が気になりました。
    まぁそもそもシャウトのパーソナリティは序盤から変遷が大きくてイマイチ芯を感じられないキャラクター造形ですが、せっかくイバルに対抗するぞって方向性に持っていったのに早速腰を折っていくのは、脚本はオメガホーンをどういう作風にしたいのか余計に分からなくなりました。
    今のところシャウトよりイバルかレイジの方がキャラクターとして一本筋が通っていて主人公ポジションのように見えてしまいますね。

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    1. >個人的にはイバル連合下で繁盛している温泉街を描写したことで、シャウトが反感を抱く正当性が薄れていた点が気になりました。

      そこは普通にスタッフの意図通りだと思いますよ。
      「全部の街が苦しんでいる」というシャウトの考えはあそこで否定されていたということで間違いないと思います。
      一方、シャウトの主張した「一部の街は領主のせいで苦しんでいたぞ」という内容はイバルも認めていました。
      どちらの言い分にも肯定できる面と否定できる面があるという内容で描かれていたと思いますよ。
      そしてイバルのエゴに対してシャウトのエゴが今回は負けた。そこからシャウトがどんな風に再起するかが当面の中核なのだと思います。

      あくまで今のシャウトはトレジャーハンターであって、ハンターや王としてはイバルたちに匹敵するほどのエゴは無いのでしょう。
      だから統治能力や思想といった観点で評価した場合にはイバルやレイジよりも劣るのはスタッフの想定の範疇だろうと私は考えます。

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    2. 返信ありがとうございます。

      シャウトが成長途中というのは私もそう思います。
      しかしあまりにも浅慮で行き当たりばったりなのがやはり主人公の存在感としてイマイチ他の人物に負けてしまっていて、オメガホーンの軸が弱いのが視聴していてしっくり来ない感じがしてしまうんですよね。
      一部で悪さをしていた者を倒した事を賞賛されてもしまっていて、イバルの統治に良い所も悪い所もある、しかしシャウトの行動で糾せるならイバル下で調整役をすれば全体の最大幸福につながるのでは?という見方も当然出てきてしまい、余計にシャウトがイバルに対して反抗する理由がしっかりしてないと物語の骨子がヨレヨレになってしまいます。
      これはイバル連合が言うほど悪の組織ではないのでは?という見方が早期から視聴者の中にあったことも相まって、シャウトの反抗の説得力がかけてしまっている事は作品として結構致命的なので、シャウトがキャプテンとして大成する物語をやるつもりであるなら、もう少し話の流れや見せ方に気を配ってほしいなと思ってしまいます。

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    3. >しかしあまりにも浅慮で行き当たりばったりなのがやはり主人公の存在感としてイマイチ他の人物に負けてしまっていて、オメガホーンの軸が弱いのが視聴していてしっくり来ない感じがしてしまうんですよね。

      そう感じること自体は匿名さんの自由だと思います。
      最初からしっかりしていることを求めるならそう感じるのは当然でしょう。

      私はオメガホーンはそういう話ではないのだろうと今は判断しています。
      今回の内容も「シャウトの主張は弱いよね。少なくとも実現できるだけの圧倒的武力を伴っているイバルの方が主張は強固だよね」という制作側からの問題提起の話だったと思っているので反抗する説得力が弱く見えた方がむしろスタッフの意図どおりに受け止めてもらえて成功なのだろうと考えています。
      今回の内容でイバルが絶対悪ではないと見えることも同様に意図通りだと思います。

      今回の敗北を踏まえた上でシャウトがどういう選択をするのかが現状の最大のドラマだろうと私は予想しています。
      「力が無いと声を上げても意味が無い!」と力を求めるのか、
      「『みんなのため、困っている人がいるから』そんな一般論レベルではエゴが足りない=真に迫っていない。シャウトはなぜ自分が戦うのかそれを自覚しなければいけない」みたいな方向性に進むのか、
      あるいは「今のシャウトにはイバルを倒した後のビジョンが無い。負けたのはそのせい。『イバルが悪いやつみたいなので倒します』じゃなくて『俺は世界を平和にしたい! そのためにまずはイバルを倒す!』みたいにイバルを倒すこと自体をゴールとせず、途中経過にするくらいのしっかりした思想や道筋を持たないとキャプテン足り得ない。ただのハンターではなく”キャプテン”の称号を名乗るからにはそのくらいの器でなくてはならない。これは『キャプテンオメガホーン』の物語なのだから」とか、
      いろいろ道筋は有ると思っています。


      >しかしシャウトの行動で糾せるならイバル下で調整役をすれば全体の最大幸福につながるのでは?という見方も当然出てきてしまい

      個人的な意見としては、これは治安維持担当のバーサーがいてもなお秩序が徹底されていない事実や今回イバルが話していた安定よりも混沌を歓迎するイバルの方針で実現困難であると語られていたと解釈します。

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