■ぶつ切れ細切れ尻切れ
・前回の感想でも「まとまりがない」と書きましたが今回は一段と酷くてもうぶつ切れでした。
いきなり現れるブラックや怪人の元に何の前触れもなくたどり着く吠、
それまで不自然なほどに影も形もなかったのにバトルが始まったら乱入するゴジュウティラノ…かと思ったらまたすぐ消え、怪人まで一瞬で消えてる唐突で不自然な展開だらけでした。もはやぶつ切れどころか細切れです。

・最後の方に至ってはもう尻切れトンボも良いところのオチのつかない展開だらけで呆れ果てました。
ティラノがオーレンジャーを使って雑魚を一掃しつつドンモモタロウをピラミッドで捕らえた!…と思ったらドンモモタロウには何もせずにそのままで、なぜか怪人があざ笑いにやってきてゴジュウウルフに倒されてドンモモタロウは何もないまま解放されました。
…「隙あらば寝首をかく」とか言ってた気がしましたけど気のせいですかね? 目の前に隙を作った相手がまさにいた気がしたのですが… 「隙あらば屁をこく」とかの聞き間違いでしたか?

・あまりにも不自然な流れだから怪人がのこのこやってきたところで
「馬鹿め!これはドンモモタロウを捕らえるためのものではない! ピラミッドパワーで増幅された攻撃を受けてみろ!」
 →吹っ飛んだ怪人をゴジュウウルフが追撃し、被害者の救出&怪人撃破。
  →竜儀「さすが、総理。見事な腕前です。どうでしょう、総理も我々と協力しませんか?」(不自然にバトルに竜儀が出てこなかったりしたのも総理に気持ちよく活躍させるための仕込みだった)

   総理「断る!俺と肩を並べようなどおこがましいぞ! ”部下になら”してやってもいいぞ?」(顔が強ばる竜儀を尻目に去っていく総理)
みたいにするのかと思ったら悪い意味で想定してない下の下の内容でした。ツッコミ所どころか普通に意味のわからない展開だらけでした。

・最後に吠が果物屋のおじさんに認められたことを喜ぶオチ自体も首をかしげる内容でした。
コインランドリーで助けた相手はどうでもいいんでしょうか?
あの人も手を握って感謝するほどに喜んでいたはずなのですが、なぜ果物屋のおじさんにだけ吠は強く反応したのでしょう?
論理的に考えると「好かれて当然の相手に好かれても大して嬉しくないが自分を認めなかった相手に認められるのは嬉しい」みたいな結構に捻じ曲がっていて悪評をかいそうなメンタルに見えてしまうのですがこれで合ってるんですか?
全然「良かったね」と言えない展開に見えて、最後にオチがついてすっきりどころか意味のわからなさが余計に強まりました。

・今回のオチのせいで吠の人格がますますわからなくなりました。
別に人気者になりたいわけじゃなかったと思うんですけどね。吠のやりたいことどころか、好きなことすら未だにわかりません。
「一匹狼”気取り”なのは誰にも認められないからで本当は一匹狼なんかじゃなく他人に認められたがっている」って話なんですかね? No1云々もNo1になればその筋の誰かしらに認められるだろ程度の漠然とした話でしかない印象です。
もしこの仮定が合っているとしたら、個人的にはNo1がどうのという話から想像する内容とは裏腹にスケールが小さいように感じます。主人公にふさわしい感じもしません。

■何の価値もないNo1
・今回は一段とNo1バトルに意味がなくてびっくりしました。
普通に勝負がついてるし、勝負がついた後でも暴力勝負になるだけでNo1バトルをやった意味が何も見当たりませんでした。
終わったはずのNo1バトルが怪人を倒した後になぜか改めて勝敗がつけられてますます意味がわかりませんでした。誰と誰が勝負して誰が裁定してるんです??? しかもどっちみち意味がないので本当に何なのか理解できません。

・普通にやるなら
「No1の称号の数で最終的な勝者が決まる」みたいなポイント制度。
「No1バトルで勝つと怪人からモチーフになった戦隊の指輪が手に入る」。
みたいな仕組みにすると思うんですけど、意味が違うどころか何にも意味が見当たらないことが不思議でしょうがありません。何がしたくて、何が面白いんでしょう???
「時間稼ぎNo1」の称号ならゴジュウジャーに満場一致であげるんで無駄な時間稼ぎは即刻止めてもらえませんかね? アクションすら無いから退屈で仕方ありません。

■ドンモモタロウ総理
・キャラクターとしては普通でした。
実力もあり周りから評価もされている実は腹黒な俺様キャラでオリジナルのキャラからも連想しやすいです。
気になった点は、別の正義とかではなく嫌なやつのつもりで描いていそうなんですけど、行動力と評判を伴ってる分だけ吠たちよりマシに見えたことです。
性格の悪さや素行不良ではゴジュウジャー側の方が上回っているくらいなので総理の人格の問題が大した問題に見えません。
指輪や固有能力もゴジュウジャーより使いこなせていましたし、主義主張も言動もはっきりしていて、相対的にはゴジュウジャーより魅力を感じて当たり前のように見えます。

・クワガタオージャーの人に続いて、総理も決着がつかないまま退場していきました。
クワガタとかドンモモタロウとか実際に過去戦隊に変身するのは一部のゲストだけで、その一部キャラを引っ張り続けるつもりなんですかね?
ゴジュウジャーは販促熱心なようには見えないので販促時期が終わった後も過去戦隊に変身するゲストを出し続けるとは考えにくいと思います。倒して良さそうな幹部がいないからその代わりに1クール目や2クール目頃の幹部敵ポジションとしてドンモモタロウやクワガタを倒すつもりなんですかね?

■一般的なんだが一般的じゃないんだか
・支持率5千%の総理が堂々と変身してるのにテガソード持ちの知名度が低いことが不思議だと思いました。
こういう世界なら1話で変身したときも「総理と同じやつを持ってる!」とか「総理のお供の方ですか?!」みたいな反応を一般人を示す方が自然なはずです。
3話にしてそんな雑なことをされると設定を聞く気が無くなるんですが大丈夫でしょうか? 信じても裏切られませんか?

■ブラック
・「港区女子」がモチーフの総理お抱えの私立探偵だそうです。
個人的には「港区女子で私立探偵」「総理お抱えの私立探偵」も方向性がバラバラのように思えてしっくり来ない組み合わせです。私の見識が狭いだけだと良いのですが。
港区女子には詳しくありませんけど、「美貌を使って玉の輿狙いや一時の享楽的生活に浸る」みたいな話ですよね?
命をかけた戦いに参加するタイプにも、自分の実力だけが頼りの私立探偵をするタイプにも見えないのですがどういうことなんでしょう?

・現状だと「それでどうなるの?」というシンプルな疑問の方が強いです。
ゴジュウジャーの活動も、アジトでの生活も、港区女子にも私立探偵にも関係ありませんよね?
むしろどこにでも顔を突っ込みやすくて、特定のアジトを持たずに町中でばったり他のメンバーや怪人に出くわすタイプの作品に使いやすい設定のように見えます。

・1話のラストの台詞からすると、「あのチャラそうだったブラックにこんな真剣な願いが…」みたいな印象の逆転を狙ってそうですが、そう上手く行くのか疑問です。
興味持ってないキャラで「実は…」とかやられても冷めることの方が多いと思います。第一印象が悪いキャラに興味を持つのは難しいですし、そんな高等な作劇技術をゴジュウジャーのスタッフができるとも思えません。

■テガソードブルー
・左右他非対称で見た目は3体の中で一番良いと思います。
ガトリングの射撃は1発1発が軽くて微妙でした。巨大戦向きじゃありませんね。
相手の背後にある建造物を撃って下敷きにして必殺技を撃つ隙を作るのは良かったです。

■ブーケロボ
・ファイアキャンドルだけじゃなくブーケにもロボがあるんですね。
ファンになったアイドルとしての陸王と敵としてのゴジュウレオンですれ違う展開をやりたいみたいでしたが、正体に気づかないネタを続けるのは無理があると思います。
1話からずっと敵の前で変身して正体を隠していませんからね。むしろアイドルの時点で気づかないのかと情報収集能力の低さに驚くくらいです。

・個人的には近接武器がカランビットナイフであることに驚きました。戦隊では珍しい殺意の高いチョイスです。
刃渡りが小さく手首で動かすタイプの武器なので手先だけでアクションができる点は巨大戦向きだと思います。ブーケロボにどのくらい出番があるのかわかりませんがアクションには結構期待しています。

■ゴジュウウルフの必殺技
・相変わらずゲームっぽい演出で、相変わらず微妙でした。
個人的には最初に剣を突き刺したところでフィニッシュの方が良いと思いました。スタッフとセンスが合いません。


次回は今回ラストで登場したグリーンのお話のようです。
変身を解除したらお爺さんだったので、お爺さんは出落ちで次回で孫に引き継いだりするのかな?と思っていましたが、次回予告の感じだとお爺さんが若返ってOPの青年の姿になるようです。
若返るのは指輪の副作用? メンバー3人が聴力、腕力、嗅覚。ブラックは私立探偵らしいから視覚や分析力、直感あたり?
能力にまとまりがない。五感でまとめると腕力が浮くし、若返りは一つだけスケール感が違う。クワガタやドンモモタロウは何なのか?
…などと考えていましたが、東映公式によるとドンモモタロウの能力は「召喚」だそうです。…若返りどころか肉体にすら関係ない能力まで出てきましたね。
吠が臭いにこだわる理由も、既に人気絶頂のドンモモタロウが召喚能力を欲する理由も見当たらないので、法則性とかは考えるだけ無駄っぽいです。

もうあまり期待する気が残ってないので、グリーンの話に終始するっぽい次回くらいはその回の内容がまとまっていて見やすいものになっていてほしいと思いました。まだ次で4話なんですけどね…