■説明されてるのに何もわからない
・予想どおりに1話に引き続き錬金術やケミーの説明だらけでした。基本的に退屈でした。
錬金術は説明されても結局何がどうなってるのかわからないのが困ります。現時点での印象だと、錬金術がどうとかじゃなくて”指輪の力”に見えてしまいます。「指輪無しでも物を動かしたりすることはできる。指輪は増幅装置で戦闘に使う」みたいな描写にしたほうが飲み込みやすかったと思います。
わかりにくいし雑な感じがして「『指輪を着ければ君も錬金術師だ!』みたいな感じで子供に売りたいんです」っていう営業からの提案をそのままはめ込んじゃったんじゃないと思うほど面白みを感じません。ちゃんと設定に落とし込めているんでしょうか?

・入学試験は意味がわかりませんでした。
何が模範解答だったのか終わった後ですらわかりませんでした。私には錬金術師以外には解かせる気のない理不尽な問題にしか見えませんでした。
主人公の回答も仕組みがわからないので反発も納得もしようがありませんでした。ケミーがどういう存在かわかってないので「そんな手が?!」みたいな驚きすらありませんでした。
たとえば「ケミーと意思疎通などできるわけがない」みたいな理解が錬金術師の大前提なら主人公の破天荒さが伝わってくるし、重さの変化が可能だったこと自体があの世界基準でも未知の事例だったと飲み込めるんですけどね。
実際には先生が「あいつケミーと話せるみたいだな~」なんて呑気に話しているので特別性が全く伝わってきません。錬金術師的には「試験官と話して問題を変えてもらうなんてズルに決まってるだろ!」みたいな論外の話なのかすらわかりません。

・前回暴れまわっていたケミーたちがもう既に捕まりまくっていることといい、この世界の大前提が全然わからないんですよね。現状の大きな問題はここだと思います。
これだけ説明だらけにしてるのに何も伝わってこないと徒労感が強いです。面白くならないどころか最初からマイナスに突き進んでいるように感じています。

■ケミー
・「ケミーを人の悪意に触れさせてはならない」なのにバイクとして普段使いしてるってどういうことなのかと首を傾げっぱなしでした。
あの先生もケミー融和派でガッチャードに肩入れしてるのかと考えようにも試験が理不尽で錬金術師にさせる気が感じられない点がノイズになります。

・そもそも離れていてもあんあ簡単に悪意に触れてしまうなら共存は無理だと思います
。普通の気温で暴発する銃や爆薬みたいなものでしょう。そんなものを必要がないなら保管庫から出さないのは当然です。
そんなケミーが自由に暮らせる世界なんて人類規模での感情の抑制でもしないと無理だと思います。主人公はディストピアでも作るつもりなんでしょうか?

■年表
120年前:人とケミーによる多重錬成(=仮面ライダー?)が行われた
100年くらい前(絵本):暁の錬金術師が悪魔を撃退した。
10年前:ヒロインの父=1話のおじさんが保管されていた101体のケミーを奪って逃げた。

・1話の段階だと冒頭のオジサンと3人組の戦闘が120年前の出来事で、ウロボロス界では時間の流れが止まっているとかあるのかなと思っていましたが全然関係なかったようです。
今のところ情報がないから物事のつながりが全く理解できません。現代で手一杯の現時点で過去の話を進めること自体も不可解です。

■別人のよう
・前回でも場面ごとの主人公の言動の違いの違和感が強かったのですが2話はもっと酷かったです。
初対面のスケボーに異様な思い込みを見せるシーンには戸惑いました。「このケミーは走りたがってるだけなんだ!」って今見たばかりでどうしてわかったのでしょう??? 悪意に取り憑かれているケミーが話せるとは思えませんし… スタッフはオカルト学生がスケボーを目撃した現場に主人公もいたと勘違いしてないか?と不安になるような豹変でした。

・ワクワクとケミーがいつの間にかイコールになってることにも違和感を感じました。
何やるのかわかってないのにあの教室にワクワクできるなら普通の化学の実験室とかでもワクワクできると思います。セットが想定よりしょぼいのかもしれませんが主人公の基準のわからなさが強まります。

・ヒロインへの態度も1話とも別人のようでした。
1話ではくだらない嫌がらせに結構にキレてたのに、今回は「違う考えでも別にいんじゃね?」とヒロインに対して妙に冷めていて妙に歩み寄ってる態度になっていました。
見れば見るほど主人公の性格がよくわからなくなっていきます。何をどう考えてる人なのでしょう?

■アクション
・オドリマンティスはいきなりフォームチェンジかと思ったらしょぼいCGのみでがっかりしました。あれで売る気なんですか…

・バイクもいまいちでした。
工夫がないわけじゃないんですけど面白くなかったです。クレーンを飛び越えたのが凄さアピールだったんでしょうけどあまり凄いと思えませんでした。クレーンなんて突き破るとか「バイクの分解→再生成を一瞬で行って下をくぐり抜ける」とか他の演出はあったと思います。錬金術でこれというのは個人的にはイメージが合いません。

・ヒロインの錬金術バトルは演出が機能していませんでした。
後付けでCGを足すから撮影監督は何がどうなるのかまるでわかってないんでしょうね。登場人物が誰も彼も棒立ちで「とりあえず邪魔にならないようにしておこう!」と必死でした。おかげで映像としては死んでいました。
主人公が敵の攻撃からヒロインを庇うシーンでも攻撃と演技が全然合ってないせいで危機感も主人公の的確さも何も感じられませんでした。

■怪人のデザイン
・幹部以外の人間も変身するんですね。
デザインは頭と腕と背中の一部以外は共通で前作同様に省エネデザインのようです。新造部分の面積が減り、首から下の縦縞白セーターが目立つせいで個人的にはより一層しょぼくなった印象です。


次回は2号ライダーが登場するみたいです。主人公の人柄も把握できないうちに面倒くさそうなやつが増えるのは不安です。
2号ライダーに描写を割いて主人公が空気になるか、主人公に時間を割いて2号ライダーがよくわからんがウザいやつになるか、どっちも嫌なんですが。