『仮面ライダーギーツ』 第36話「慕情Ⅳ:かりそめの共闘」:感想
■話が進まない…
・前回はナッジスパロウが死んだだけ。今回は前回出てきたばかりのアルキメデルが死んだだけ。前回登場したニラムとパンクジャックも前から話されてた撤収の話をするだけで何も進展無し。「ビジョンドライバーを回収したらこの世界から撤収する(キリッ!)」って何回言ってきたと思ってるんでしょう。
・話が進まないせいで英寿の台詞がアホみたいでした。
「もうライダー倒すのはいいんじゃないか?」と道長に苦言を呈していましたけど、じゃあ英寿はどんな建設的なことをしてると言うのでしょうか? そういうことはちゃんとやることやってから言って欲しいものです。
■道長
・すっかり善人化したようです。最初のほうになぜかギーツを逆恨みしていたやつと同一人物と思えません。
個人的には「ジャマトがライダーを倒したら死ぬけど、ライダーがライダーを倒しても脱落になるだけで死なない」という設定が初耳な気がして大前提についていけませんでした。脱落になるか死ぬかは運営の設定次第だと思ってたんですけどそうでもないんですか?
・そもそも「この世界に残ってるのは残党の野良ジャマトだけ」とつい最近言っていたのでジャマトにやられることを心配していること自体も不思議でした。それなら自我のあるアルキメデルを始末すれば早々やられないと思うんですが。
本当に参加者のことを心配していて、かつ自分が優勝する気ならさっさとライダーを片っ端から倒して脱落させてあげるほうが良いと思います。なんで倒す順番なんて考えてるんでしょう? いろいろとついていけませんでした。
■景和姉
・どうやらスマホの参加者リストが今回は無いようです。
参加者リストのないバトルロワイヤルってどうやって運行するんでしょうね。無人島で多人数で出会ったやつ全員敵とかならわかりますけどそんな感じではないですし。このルールで交流可能なサロンがあることが不思議なんですがスタッフは何も考えてないだけなんでしょうね…
■祢音
・相変わらず「自分は存在しない人間だから…」を理由にしていて理解できませんでした。
Youtuberなんて視聴者にとっては最初は存在すら知られてない赤の他人なんだから理由にならないと思います。一度自分が他のYoutuberを全員知ってるか考えてみればわかることだと思います。どんだけ自己中心的なんでしょう。他人に対して自分への向き合い方を要求するわりに自分は他人のことをまるで見てないところに腹が立ってきました。
前からファンだと知っている景和姉への態度も最悪でした。「記憶を消して私のこと忘れてもあなたなら他の推しができるから大丈夫」って馬鹿にしてる以外の何なんでしょう。姉に後ろから刺されても文句言えないと思いました。
■アルキメデル
・「いつジャマトに食われるんだろう…?」と思っていたら最後まで何もありませんでした。そうなんですね。ジャマトはあくまでアルキメデルが語っていたように勝手に造られて勝手に戦わせられてる被害者という扱いなんですね。個人的には共感できませんがまぁいいです。この調子でケケラやベロバも「ただ遊びたかっただけなのに…可哀想」みたいな扱いをされていくんでしょうか。
・ジャマトは悪くないと規定すると、特に何も考えずに倒している英寿たちに対してマイナスに作用することになると思うんですがそれは大丈夫なのかなと不安を感じました。たぶんダメだから投げるんでしょうけど。
■ギーツらしい?アクション
・ギーツがバッファを蹴ってバリアの反動をつけてキックするところは良かったです。
こういう人を食ったような動きのほうがギーツのイメージに合う気がします。
・まぁもっともギーツにはそういうアクションが全然無く、余裕が感じられるどころかむしろ必死さが漂ってるアクションばかりだった印象なのでギーツらしさとはいったい何だろう…と逆に思ってしまうところもありますが。
次回は…何でしょう?
なんか英寿の過去の話をしたり、謎の真っ白なギーツが映ったりしていました。そんな流れあったっけ?と困惑しています。
東映公式の文章には英寿がスエルにボロ負けして心が折れるとか書いてあってますます理解できませんでした。
こんにちは。景和への正体バレはグダグダ引っ張ることなく、1回で終了しましたね。実際伸ばすようなことでもなかったので、それはいい判断と思います。
返信削除あとは例のごとく適当ですね。道長に絵心がなかったとかどうでもいいですし、所詮SNSでバズるための設定なのが見え見えです。
匿名さん、こんにちは。
削除>景和への正体バレはグダグダ引っ張ることなく、1回で終了しましたね。
引っ張らなかったこと自体はまともな判断だと思います。
今回の内容自体は、「なんで姉が死にかけてるのに助けに行くのを躊躇するんだろう?」と私は不思議に思いましたが。
もっとも「景和は自己中のクズ」というこれまでの印象を前提にしていいなら大して不思議ではなさそうですが。姉の一時的な死よりも「ここで正体がバレるといつか姉がIDコアに触ったときにいちいち思い出しては揉めて面倒だな」と考えていたなら話は通るでしょう。
>あとは例のごとく適当ですね。道長に絵心がなかったとかどうでもいいですし、所詮SNSでバズるための設定なのが見え見えです。
絵自体は状況整理のついでなので重要ではないと思います。問題があるとすれば今回の内容で一番目立つのがあの絵であるほどに内容が薄いことのほうだと思います。普通の流れなら前回ラストで登場したパンクジャックやアルキメデルのほうで印象に残るイベントを設けるべきでしょう。
お疲れ様です。
返信削除アルキメデル、やっぱり呆気なかったですね。彼を食べたはずのジャマトが、
彼の人格に支配されたかのようになっていて、喰われた意味があったのかと
思いました。人格を残したまま色々したのなら、融合やら、ジャマト化やら、
やり方はあったでしょうに。アルキメデルはすごく可愛がってはいたが、
それはただの彼の自己満足で、ジャマトはただただ都合のいい奴としか
思ってなかったみたいな展開は、ベタだからやらなかったのでしょうかね。
>余裕が感じられるどころかむしろ必死さが漂ってるアクションばかり
同じ完璧超人、最初から強い、大組織の事情を知っているという共通点のある
エースと天道ですが、一番の違いはそこなんだと思います。
エースなら何とかしてくれるって期待感がないんですねよね。天道も追い詰められたり、ひよりのことで冷静さを失うことはあっても、常に余裕を見せていました。
でも、エースは余裕を見せたと思ったら、必死になって、そうかと思ったらまた
余裕ぶって、頼りにしていいのか、今はダメなのか不安になってしまいます。
マルゲリータさん、こんにちは。
削除>アルキメデルはすごく可愛がってはいたが、それはただの彼の自己満足で、ジャマトはただただ都合のいい奴としか思ってなかったみたいな展開は、ベタだからやらなかったのでしょうかね。
そういう展開が来るかと思っていましたが何もないまま終わってしまいましたね。
結局、ジャマトに自我があるのかすらわかりませんでした。「ジャマトにはジャマトの正義がある」みたいな話をしたいのかなと思いましたが出した意味すらよくわりませんでした。ただのゲーム用に作られた怪物という説明から何も話が広がった気がしません。
ジャマト以外にもジーンなど他の未来人から描くこともできたと思います。
アルキメデルを「あれだけ熱中できるものを見つけられたことは羨ましい」みたいに語れば現代人との感覚の違いや未来人の抱える虚無感を感じさせることができたでしょう。
アルキメデルが魅力的なわけでもないし、ジャマトは全然話に絡まないし、何のために出てきた展開なのか全然わかりませんでした。
今のところは「犠牲者のIDコアを餌にして生まれた擬態ジャマト」を出したかっただけなのかな?という印象です。
>でも、エースは余裕を見せたと思ったら、必死になって、そうかと思ったらまた
余裕ぶって、頼りにしていいのか、今はダメなのか不安になってしまいます。
かっこよくもないし頼れる感じでもないから俺様要素がカッコつけみたいになってるように感じます。
実際の有り様としては「俺様系だけど天才ではない」のでしょうね。強さの秘訣は二千年分の経験だけみたいですし、運営ライダーや新しいジャマトなど初見の相手だとパッとしません。どちらかと言えば死に戻り系や不死身系のキャラに近い気がします。
あまり一貫したものを感じないので「脚本家は具体的にバトルを考えてなく、撮影スタッフは深く考えずに手癖でやってる」のかなという印象です。
ちゃんとやるなら、転生設定もあるのですから「バックルによって全く違うバトルスタイルになる(転生で時代も人種も全然違う人生を歩んでいるからそういうことが無理なくできる)」なんて演出もできたと思います。
苦戦するなら苦戦するで途中から圧倒するようになって「対応力がすごい→だから毎回内容が違うデスゲームでも安定して勝てる」なんて特徴付けもできたでしょう。
英寿に限らずギーツ全般のストーリーや設定もそうですけど、設定やキャラの練り込みと視聴者向けの見せ方が下手過ぎると思います。