『機界戦隊ゼンカイジャー』 第44話「SD=スモール+デッカい?!」:感想

2022年1月23日
■遠回りは面白くない
・ゾックスたちの話の総決算のはずなのにわかりきったことをダラダラとやっていてとてもつまらなかったです。
介人たちの「ワルドはこの世界にとっても敵だから無関係じゃない。自分たちも戦う」という話も、フリントたちでも直接戦うこと以外にできることがあるという話もとっくにわかりきってたことだと思います。

・介人たちはそもそも「ゼンカイジャーになった」わけですよね?
ギアトリンガーは変身適性とかなく誰でも使えるはずです。にも関わらず自分で戦う道を選んだのはそれぞれに正義感や戦う理由を見出したからであり、それを最序盤の初登場回でやったんじゃないんですか? 最序盤にやったことを今更持ち出してドヤ顔されても当たり前過ぎて意味がわかりません。

・フリントも意味不明でした。
「直接戦わないと意味がない」と思ってるならなんでメカニックに甘んじてしかも満足してたんですか? メカニックであることに不満があるならもっと「本当は戦いたいのに戦わせてもらえない…」と不満を示したりするし、まして「どうよ、私の発明品!」みたいなドヤ顔をしたりしないと思います。

・今回の話で出てきたことはどちらも序盤の時点で白黒ついてたことだと思います。
今更そんなことを言い出されても「脚本書いたやつはゼンカイジャー見たこと無いのか?」って感じで理解できません。遂に悲願を果たしたとか、でもお別れすることになるとか、そういう感慨が何もなく、代わりになるものも見当たりません。いつものゼンカイジャーならギャグはストーリー上では虚無だからこんな感じでもまだわかりますけど、今回のゾックス周りはシリアスしかやってないのにこれってのはダメだと思います。

■離脱は意外
・ゾックスたちの離脱は意外でした。
どうせ「放っておけない」とか「トジテンドが気に入らない」とか理由を付けて最終回まで残るんだろうと思っていたのでびっくりしました。
ここまで来たら1,2話したら戻ってきたりしないできっかり別行動してほしいです。せいぜい介人たちがトジテンドに乗り込んで戦ってるところにゾックスたちはゾックスたちの用件でやってくるくらいが個人的には限度です。

■ゲゲ
・辛辣な態度のときは素のゲゲだったんですね。
あれも乗っ取りゲゲの芝居だと今までずっと勘違いしてました。猫なで声のときだけが乗っ取りゲゲのようです。素のゲゲは乗っ取られてることに気づいてないし記憶もないということは、ステイシーも開放されたら何もわからん状況に放り出されることになるんですかね。

・ゲゲが海賊トピアを開放したのはどういう意味だったのか判断をつけかねました。
「SDトピアも海賊トピアも開放されてもうトジテンドと戦う理由がないように」という魂胆なのか、それとも「フリントの異世界間移動ゲートは本来の世界があると機能しなくなる」みたいな仕組みでもあるんでしょうかね。

■戦隊では珍しいけど…
・巨大化戦で大きくなったり小さくなったりする絵面は戦隊では珍しく面白い光景だったと思います。
でもCGアニメだとよくある絵面なんですよね… しかもクオリティが数年前以下のレベルなので普通にいまいちです。今更このレベルをやってウケるとは思えません。


次回は予告の範疇だと特に何もないネタ回っぽいです。ゲゲが暗躍して具体的に次回以降で終わりでしょうか。


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