■真人間vs狂人
・ストリウスの気持ちはセイバーでは珍しく理解できました。
必死に考えたことが、思いついたときの興奮が、出来上がったときの喜びが、人に聞かせたときの達成感が、全てコピーでしかなかったと知ったらショックですよね。創作業でも「ようやくオリジナルの作品が出来上がったと思ったら似たような作品が既にあることを知り、しかも自分よりも完成度が高かったことにショックを受けて創作を止めてしまった」なんて話はよくありますもんね。それが創作だけでなく、この世全体に及ぶなら尚更ショックでしょう。自分の作品が世界を変えられると信じていた人物ならば世界そのものを憎むようになってもおかしくありません。

・一方、飛羽真は何を言ってるのか1ミリも理解できませんでした。
え? だからお前が作った作品も友達ができた喜びも全部始めから仕組まれていたことでしかないって今説明したはずなんだけど? 人の話聞いてた???
言ってることが全部個人的な感情でしかなくて論理性が欠片もありませんでした。「俺はこう思う。だって俺がそう思うから」と延々と繰り返しているだけで、共感も理解もとっかかりすら感じませんでした。
普通だったら「意味不明」と言ってるところなんですけど飛羽真のキャラクターとしては全く問題ない平常運行なんですよね… これまでもず~っと「俺はこう思う」「俺はこうしたい」「俺は」「俺が」としか言ってきてないですからね。
自分の中で完結しているし目の前の事象も認識しないからストリウスにボロ負けしようが飛羽真は気にしません。これではドラマの欠片もありません。狂人が喚き散らしながら暴れ続ける姿を見せられて、恐怖以外の何を感じたら良いのでしょうか?

■急にアホになる*2
・どうせそうなるだろうなと思っていましたが予想通りの展開になりました。
それまでは一刀足りとも喰らわないような完璧な身のこなしだったのに、ふらふら抱きついてきたボロボロの相手に羽交い締めにされたら動けなくなったり、急に「グサグサグサグサ! 楽ちい!!」なんて幼児になったりして終わってしまいました。
あれ本当は賢神じゃなくて中身はマスターロゴスなんじゃないかなと思いました。マスターロゴスなら視聴者もみんな「まぁいいでしょう」と気にしないでくれたかもしれません。


次回で最終回だそうです。まだ賢神が残ってるし、倫太郎とユーリもマラソン中なんですが終わります。倫太郎がまだ着かないとなると、ずっと後ろにいるはずのユーリやルナの到着を待つには相当長い間、床を転がらないといけなさそうです。クライマックスらしい番組史上最長の床掃除を見ることになりそうです。