■平常運転=意味不明
「リコールされたヒューマギアを返還すると代わりにZAIAスペックを渡します」→「みんな不法投棄する」
という何もかも意味がわからない展開から始まった今回のゼロワン、いつもどおり意味不明な内容ばかりでした。

「民間企業、しかも外資の制御下に置かれる武装組織」
ずっと思ってきたことですが本当にこの国の法律はいったいどうなっているんでしょう? AIMSは単騎で街を破壊できる巨大ロボも持っていたはずなんですけど???

「ゼロワン関連のヒューマギアのデータはコピーできない」→「イズのデータはここにある」
コピーはできないけど取り出すことはできるんですか? データ自体を閲覧できるなら衛星ゼアなら目コピで複製してオリジナルデータは戻したりすればワズは死ななくて済んだんじゃないかと思います。

「飛電の社長しかゼロワンになれない」→「ゼアが認めればOK。でも社長じゃないとダメだから適当に会社を作ってね」
基準が謎です。そこまで融通が効くなら社長じゃなくても良いと思うんですけど。1話でお笑い芸人という”夢”を諦めたことをスタッフはどう思っているのでしょう? 夢はゼロワン世界では重要な要素だと思うんですが。

・これに関してはそれ以上にドラマ面の問題がヤバいと思います。
不破が自分の信念のために組織を抜けてアイテムを持ち逃げしてでも戦う意思を示した同じ回でやっているところがかなりヤバいと思います。 自分で決めてアウトローになろうが意思を貫く人物と周りに何でもお膳立てしてもらわないと何もできない相変わらず敷かれたレールの上にいる人物、スタッフはどちらのほうがキャラクターとして魅力的だと思っているのでしょう?

「特許は先代社長から或人に受け継がれてるから横領になりません!」
会社の機材を作って作ったならドライバーやイズは会社の所有物になるんじゃないかと思うのですが大丈夫なんですか? 開発機材も全部私物だったの? それはそれで「会社にメイン事業の権利が一切無い株式会社とは…?」となるように思います。
百歩譲って大丈夫だったとしても、今度はドライバーやヒューマギアを置いていって破壊されそうになった或人がアホ過ぎると思うのですがそれこそ致命傷になりませんか? 「ヒューマギアは人類の夢だ! 人間と変わらない存在だ! だが法律や権利はよく知らないし、法律なんて無視して一緒に連れて行こうとも思わなかった」ってそんな人物を信頼するのは難しいと思います。
これまで散々、或人はヒューマギアのことをよく知らない、社長としても未熟と言ってきたなら、むしろ今こそ良い格好をさせて「俺も勉強したんだよ」くらいの逆転劇をさせても良かったと思います。もう30話ですよ?

■超展開
・ドラマパートは展開自体は理解できるけど超展開の連続でした。
まず迅と或人が仲良くなりました。迅の変化も行動概念も全部勝手に話してくれました。もうみんなキャラの横に文字で紹介文を書いて1分でドラマを済ませたほうが手っ取り早くて良いんじゃないかと思います。迅が再登場してからここまでその話をやる時間が全くなかったとは思えません。

・イズがシンギュラリティに到達しました。
ストーリー上の一つの節目になるであろうと思っていたイズのシンギュラリティがあっさり片付いて目を疑いました。
イズの行動が特にこれまでの秘書としての行動規範から逸脱しているように見えなかった点が特に気になりました。あの程度ならもっと単純に「社長じゃなくなった或人を他人扱い。ギャグにも冷たい対応→シンギュラリティに目覚めて”或人社長”と再び呼ぶ」くらいのベタな展開のほうがまだマシだったと思います。

・お話としてはロボットと人間の交雑が全く効いていない点が致命的だと思います。
本来は「人間だがロボットのように他人に制御される唯阿とロボットだが自由意志で動く迅」など意思のあり方を軸にして人間と機械の話をやっているようなのですが全然そんな話に見えません。なぜかというと「人間らしい人間とロボットらしいロボット」を出してないからです。
そもそも設定から考えると唯阿は1話の時点から既にチップを埋め込まれているんですよね。だから視聴者は「自由意志のある人間だった頃の唯阿」を一度も見たことがありません。これで今の唯阿には自由意志がないと言われても区別がつきません。
ヒューマギアはヒューマギアで自由意志がないはずなんですが気軽にシンギュラリティに目覚めてるし、目覚めたヒューマギアはだいたい「人間は殺す」と暴力を振るうので自由意志があるかどうか以前の危険物という印象のほうが強いです。殺人鬼の自由意志の是非なんて普通は興味持てないと思います。
そして軸になるのは正真正銘何も考えていない上にナチュラルキチガイの或人です。これでお話が成り立つと思っていることのほうが不思議です。

■安定のサイコパス
・大事なヒューマギアのデータを盾にする或人には笑ってしまいました。いや、さすがですね。お話や設定はブレブレですが或人のキチガイっぷりは変わりません。

・必要なら殺人も厭わないと宣言する或人。
人間もバックアップがあったら気にせず殺すと宣言する或人。
「俺にとって人間もヒューマギアも変わらない」という発言は、或人のこれまでのヒューマギアへの仕打ちを適応するとこういう意味になりますよね。人間を道具扱いするZAIA社長を悪者のように描いているのに、ZAIA社長に反発する或人の言動がこれとはどういうことなのでしょうか? 私には二人が同類のように見えてならないのですが。

■劇場版の流用フラグ?
・なんかさらっと「或人の父親ヒューマギアのデータはアークと共に失われた」とか語られていました。これって親父が悪のヒューマギアとして復活して劇場版ライダーのリデコで登場するフラグでしょうか?


次回は序盤で登場した漫画家と漫画家ヒューマギアが再登場するようです。
退屈そうな展開ですが五番勝負に比べればどうってことはありません。