『仮面ライダージオウ』 第9話 「ゲンムマスター2016」:感想

2018年10月28日

■毛利さん版ジオウ
・全体的には「1話ベースの初期設定を見て書きました」って感じで微笑ましかったです。
やたら魔王にこだわるソウゴとゲイツとか「君を王属の○○に任命する」とか、そんな設定あったなぁと懐かしくなる内容でした。懐かしいといってもまだ9話なんですけどね… まぁ1話中に消えたキバのこの世アレルギーよりマシですが。

・毛利さんのソウゴは自主的に動くことが多くて下山さんのよりは「王になるのが夢」のキャラのイメージには近かったです。
ゲイツも魔王に近づいたと感じたらすぐにソウゴを殺そうとしたり言動からイメージするキャラに近かったです。下山さんのソウゴとゲイツは本当に王になったり殺そうとしたりする気はなくて、ただの逃避のための言い訳なのではないかと思えてくる節すらありますからね。

・バトルと販促は変わらず酷かったです。
特に意味もなくポロポロ落とすウォッチにはうんざりしました。てっきりソウゴたちを混乱させるためにわざと敵が落としたのかと思いましたがそんな様子は今のところ感じられませんでした。エグゼイドが乗っ取られた後にゲンムウォッチが存在する意味がさっぱりわからないのですが次回につながるんでしょうかね?

■タイムジャッカーはやっぱりアホ
・比較的イメージに近くなった毛利脚本でもタイムジャッカーは変わらずアホに見えました。
「今までのやつらは王になる意欲が足らなかった」って真顔でアホすぎることを言っていて思わず青ざめました。ずっと何考えて候補者選んでるんだろうと疑問に思っていましたが何も考えていないことが明らかになってしまいました。ここまで来ると「タイムジャッカーはアホ」というのが公式設定と考えるしかなさそうです。
しかし「敵はアホ、味方は無知&無気力」。これでこの先どうやってドラマを展開していくのかという疑問は尽きませんが。

■脚本との齟齬?
・今回よくわからなかったシーンがありました。
それは城に潜入したソウゴがヤミーを見て「人を襲っている?!」と言ったことです。ヤミーが人を襲う光景自体はテレビで見ていたと思うのですがどういう意味だったのでしょう?
「テレビで襲っていた敵対する人々だから王が外敵を撃退するのは当たり前なのでソウゴにとって問題はなかった。しかし制服を着た国民を襲う姿に疑問を感じた」
という話なのかなと考えましたが、単純に「テレビでヤミーが襲いかかっていたシーンは脚本にはなかった。本来なら城で見たのが初めてだった」という線のほうが有力なようにも感じます。

■アナザーオーズ
・私には普通のオーズと大差ない印象でした。今までの怪人の中で一番微妙なデザインに見えます。オーズ自体が元々異形じみたデザインなので怪人化しても差が感じられません。


次回は…何をするんでしょう?
結局ウォッチを手に入れてアナザー怪人を倒すしかないので必要なことが思いつきません。今のところ映司の出番もウォッチを渡す以外に思いつきません。映司の話をすると黎人の話が止まってしまうでしょうし、接点が思いつきません。


コメント

10 件のコメント :

  1. 屑ヤミー相手にウィザードアーマーを使ったゲイツがジオウ相手に基本フォームで挑み、ビルドアーマー相手に何もせず一方的にやられたのはすごく違和感がありました。

    アナザーオーズが落としたウォッチをオリジナルのウォッチだと思い込んだことも疑問でした。
    今までそんな例はなかったし、同じ西暦でも別ライダーのウォッチがあることはわかっているはずなのに(ビルドとクローズなど)なぜあれで倒せると思ったんでしょう…。

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    1. >屑ヤミー相手にウィザードアーマーを使ったゲイツがジオウ相手に基本フォームで挑み、ビルドアーマー相手に何もせず一方的にやられたのはすごく違和感がありました。

      特に理由は思い浮かびませんね。
      「ウォッチを使ったフォームのほうが弱い」だと角が立ち過ぎますし、といって強いと自分から仕掛けた分だけ余裕のあるゲイツが使わない理由が見当たりません。販促の面から噛ませ犬にしたくなかったというのが一番有力なように思えます。

      >今までそんな例はなかったし、同じ西暦でも別ライダーのウォッチがあることはわかっているはずなのに(ビルドとクローズなど)なぜあれで倒せると思ったんでしょう…。

      倒せると確信していたなら変でしょうね。
      冷静に電話して確認したツクヨミのように「とりあえず試してみる」なら妥当だと思います。他に有力な選択肢は手持ちにはありませんでしたし、負けなければゲイツたちにとってリスクは特にありませんからね。

      匿名さんの指摘された「今までそんな例はなかった」に関しては「例外はまず無い」と断定するほど場数を踏んでいませんし、ゲイツたちがウォッチや歴史改変に詳しいわけでもなさそうなので現時点でそう考える理由は少ないと思います。

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  2. 開始時のオーズの説明が動物三体のライダーって言う説明はウヴァが除外されてしまうので微妙だなと思いました。
    ジオウとの戦闘でアーマータイムしないであっさりやられるゲイツも意味不明でしたし
    壇黎人に取り入って人質を助ける為にわざとゲイツと戦闘したのかもしれませんがソウゴがもう一度仲間になるのは普通の神経なら無理と感じました。
    最後に過去の壇黎人に空のライドウォッチを渡そうとしても受け取って貰えそうな気がしないかなと

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    1. >開始時のオーズの説明が動物三体のライダーって言う説明はウヴァが除外されてしまうので微妙だなと思いました。

      さすがのジオウスタッフでしたね。さもありなんって感じです。

      >壇黎人に取り入って人質を助ける為にわざとゲイツと戦闘したのかもしれませんがソウゴがもう一度仲間になるのは普通の神経なら無理と感じました。

      これは次回のストーリー展開次第でしょうね。
      ソウゴの作戦で全てが丸く収まればゲイツが認めてもおかしくはないと思います。そもそもゲイツと戦ったのはゲイツが自分から仕掛けたのが原因で、ソウゴはゲイツがそうすると予想していただけで最初からゲイツをぶちのめして黎人の信用を得るつもりだったとは限りませんから。

      >最後に過去の壇黎人に空のライドウォッチを渡そうとしても受け取って貰えそうな気がしないかなと

      どうするんでしょうね。それを言いだしたら他のライダー(たとえば巧)に持たせるのも苦労するのではないかと私は思います。
      渡すシーンを適当に済ませていて、もう既にスタッフが投げている部分だと思っているので私は掘り下げて考えるつもりはありません。

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  3. フォーゼアーマーのジオウが当たり前のようにジカンギレードを手に持って戦ってたのに結構驚きました。たしかに装着変身フィギュアだと各パーツが自由に脱着できるようですが…よほどジカンギレード売りたかったんですかね。その割に銃モードの必殺技はあんまりぱっとしませんでしたが(そもそも今まで銃モード自体の使用頻度が少ないので通常フォームの時との違いもよく分からないという…)

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    1. フォーゼフォームで使った意義は特に感じられませんでしたね。今更ながらジカンギレードの販促をすることにしたんだろうなとしか思いませんでした。1話以外では活躍した印象が薄いので基本フォーム用の武器という印象すらありません。販促したいなら最初にしっかりやっておけばいいのにと思いました。

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  4. ソウゴが比奈が監禁される時に完全スルーしていたり、人をヤミーに変える黎斗に興味をもっている事が気になりました。一応何か考えがあるのは分かるのですがソウゴ自身多くの人を助けたいという夢があるはずなのにどうにもその辺の描写が納得出来ませんでした。これも魔王の片鱗なのでしょうかね?

    アクションの方は結構良かったかとは思います。ジオウがゲイツとの戦いの時少しカブトっぽい動きをしていたのがカッコ良かったです。ただソウゴがあんな動きするのかなと疑問に思いましたけど。

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    1. >これも魔王の片鱗なのでしょうかね?

      ソウゴの考えが描かれていないのでなんとも言えないと思います。
      ひょっとしたら「今ここで一人救っても黎人のことだから前半で襲われていた人のように他の誰かが犠牲になるに決まってる。ヒナもまだ監禁されるだけだし、それならば今は近くで見張って大きな犠牲が出るのを防ぐほうが良い」といった考えなのかもしれませんし
      あるいは「自分が王様になれば世界中の人を幸せにできる。よって現時点で多少不幸かどうかなんて大した問題ではない。取り返しのつかない事態以外は誤差」といった大局的過ぎる考えなのかもしれません。

      >ジオウがゲイツとの戦いの時少しカブトっぽい動きをしていたのがカッコ良かったです。

      そうですね。私もあのカウンタースタイルを見てカブトを連想しました。
      今までのジオウの戦い方とだいぶ違う気がして違和感がありましたね。

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  5. L.E.D.ガイスト2018年10月30日 11:32

    >エグゼイドが乗っ取られた後にゲンムウォッチが存在する意味

    多分ですけど、『仮面ライダーエグゼイド』ではなく『仮面ライダーゲンム』という“別の作品”でカウントしているからではないのでしょうか?
    “アナザーが生まれることで『仮面ライダー』という番組が成立しなくなるため、各作品の怪人たちが消える”という考察もあるみたいですし……


    変身したゲイツがジオウどころか変身前のソウゴにすら軽くあしらわれていて「いつの間にそんな差がついたんだ?」と困惑しました。

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    1. >多分ですけど、『仮面ライダーエグゼイド』ではなく『仮面ライダーゲンム』という“別の作品”でカウントしているからではないのでしょうか?

      私はその理屈は2話のビルド編でクローズも消えかけたことで否定されていると考えています。他にも「ゲンムが他作品扱いならブレイブも同じはず」でもあるはずです。それから「他のライダーが現存しているならオーマジオウの圧制下では何をしていたの?」という疑問点もあります。
      以上の疑問点に対してL.E.D.ガイストさんは反証をお持ちでしょうか?

      >“アナザーが生まれることで『仮面ライダー』という番組が成立しなくなるため、各作品の怪人たちが消える”という考察もあるみたいですし……

      これはどういった趣旨でしょうか?
      仮にそうだったとして、それとゲンムがエグゼイドとは別に存在するかどうかに関係があるのですか? 

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