『仮面ライダージオウ』 第8話 「ビューティ&ビースト2012」:感想

2018年10月21日

【ストーリー】

■犠牲が多すぎる
・今回はソウゴの話としてはいつもよりマシでした。
珍しく先導するように動き、ウォズまで手足として使って結果も出せていました。こういう感じのほうが「王になる」という壮大な夢には合っているでしょう。

・バトルはいつも以上に雑でした。
ゲームでたまにある「弱くて楽勝で倒せるけどイベント終わらせないとHPが1残り続ける敵」と何度も戦っているような感じでした。本当にノルマとしか言いようのない扱いで壊滅的でした。ウィザードがモチーフでいろいろ能力を使えるのですからその場の盛り上げはやりようがあったと思います。 

・ストーリーはマシなほうでしたがレジェンド要素やタイムスリップ要素とは相性が悪かったです。
レジェンドは空気で、ソウゴどころかゲイツとすら関わっていません。今回仁藤と出会ったことで影響があったとは欠片も思えません。あとでソウゴたちが「レジェンドから学んだことが~」とか言い出したら今回の事は笑いのタネになるでしょう。
ウィザード要素も特にありませんでした。相変わらず他のレジェンドで使っても問題なさそうな汎用ネタでした。

・タイムスリップも今回単独では話として成立していましたが前後のバランスがまるで取れていません。
ソウゴは今回怪人になった相手の過去を変えて救えばいいと言って実行していましたがビルドの人は特に救われていませんし、直近の前回の事故で死んだ彼女も救っていません。矛盾しているため思いつきで言ったように見えず、かえってソウゴの格が落ちたように見えました。巨大な力を持つ者が思いつきで人を左右するのは危険過ぎると思います。

■あれは何だったの?
・仁藤はもう一つ、ビーストのライドウォッチと思しきウォッチを持っていましたが曖昧な理由で渡しませんでした。これは何か意味があるのでしょうか?
ビーストに目玉商品になるほど人気があるとは私には思えません。単に出すのがめんどくさいから理由を付けただけのような気がします。


【アクション】

■ゲイツウィザードフォーム
・大きな肩アーマーが斧とマッチしていました。いかにも力強い感じでかっこよかったです。

・通常の斧攻撃からインフィニティフォームの必殺技を彷彿とさせる必殺技につないだのはなるほどと思いました。そういえばインフィニティフォームの武器は普段は剣扱いで必殺技のときだけ斧になるのでしたね。
そこは良かった分、本命の必殺キックが微妙に感じました。ただのビッグを使った踏みつけですよね。ウィザードだと雑魚に使うような攻撃なので「これが必殺技…?」という違和感を感じました。


次回はオーズ編、のようです。
でもなぜかエグゼイドの檀黎斗まで出るようです。まぁこの程度の雑な扱いはフォーゼとファイズ編で味わったので特に何も感じません。8話にしてこんな乾いた心境になっていることのほうがよっぽど問題です。
脚本はシリーズ構成の下山さんではなく、毛利さんが担当するようです。いくらかマシになるといいのですがキュウレンジャーで信用が落ちているので私の期待は微妙です。

コメント

8 件のコメント :

  1. 説明回でしたが視聴者として特に新しい情報はありませんでした。

    仁藤は記憶が戻った際に改変されたほうの記憶を保っているようでしたが、戦兎と万丈はツナ義ーズファンをやっていることを認識していないようだったので話によってブレるなあ…という感じです。
    ウィザードウォッチを仁藤が持っている理由も説明がありませんでしたね。
    (このあたりは555編のように歴史が変わってもライダー同士は何らかのつながりが生まれている、という設定なんだと思いますが)

    オリジナルライダーはライダーウォッチに自分の力が宿っているものだ、という認識があるようですが、それを他者に渡す事には疑問を抱かないのか?というところが気になりました。
    ゴーカイジャーのように別の理由で自分たちは力を失っており、新世代の戦士がいるから見守る、という話であればわかる気もしますが、
    ジオウの場合2018年の時点で大きな危機が迫っているわけでもなく、タイムジャッカーの存在を知っているわけでもないようなので「自分の力を託す」と考えるに至る理由がないように思えます。

    歴史改変についてもまだまだ不明な点が多いです。
    アナザーウィザードを倒してもツクヨミが眠らされた事実は変わっていなかったり、力を失ったあとの自分に対して電話で話ができたりと、歴史がつながっているようでもありパラレルワールドのようでもあり、腑に落ちない描写が多いです。

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    1. >仁藤は記憶が戻った際に改変されたほうの記憶を保っているようでしたが、戦兎と万丈はツナ義ーズファンをやっていることを認識していないようだったので話によってブレるなあ…という感じです。
      ウィザードウォッチを仁藤が持っている理由も説明がありませんでしたね。

      この辺は相変わらず全然わかりませんね。
      記憶のほうは戦兎と同じ要に過去でアナザーを倒した後にウォッチを預ける過程で「2018年の未来で取りに行くから」と説明してあったのかもしれません。これだと今度は仁藤がゲイツを試す意味がよくわからなくなりますが。(やるなら過去で預かる時点でやればいい)

      >オリジナルライダーはライダーウォッチに自分の力が宿っているものだ、という認識があるようですが、それを他者に渡す事には疑問を抱かないのか?というところが気になりました。

      こちらも何考えてるのかわかりませんね。
      基本的に2018年時点でもレジェンドは生きてますし戦えない年齢でもありませんし。奪われずにオーマジオウさえ防げばいいので、未来を救うのに必要とかいうわけでもありませんしね。

      >アナザーウィザードを倒してもツクヨミが眠らされた事実は変わっていなかったり、力を失ったあとの自分に対して電話で話ができたりと、歴史がつながっているようでもありパラレルワールドのようでもあり、腑に落ちない描写が多いです。

      今回は時間の流れが不透明でしたね。
      過去でアナザーを倒した時点で現代の歴史も変わって電話で話すも何もなくなるほうが自然なように思いました。私はたぶんまともに設定を考える気はないだろうと思っているので基本的に無視しますが。

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  2. 今回は一つの話として見たら結構おもしろかったのですがレジェンドライダーの要素がやはり薄いなと感じました。仁藤は出てきた意味がこれといってありませんし、一応変身もしましたがとりあえず変身させとくか感がありあまり有り難みがありませんでした。

    次回はオーズ&ゲンム?編なのでしょうが正直不安です。ジオウスタッフがネットのゲンム人気にあやかってオーズ組を蔑ろにしそうな気がします。

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    1. >仁藤は出てきた意味がこれといってありませんし、一応変身もしましたがとりあえず変身させとくか感がありあまり有り難みがありませんでした。

      ビーストのバトルは恐ろしく短かったですね。始まったと思ったらもう終わってました。

      >次回はオーズ&ゲンム?編なのでしょうが正直不安です。ジオウスタッフがネットのゲンム人気にあやかってオーズ組を蔑ろにしそうな気がします。

      エグゼイド本編の感じからするとそうなるほうが自然でしょうね。
      私は少なくとも檀黎斗のわざとらしい演技のせいで時間を浪費することは確かだろうと思っています。

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  3. 歴史が改編されたのに、くろとがガシャットを持ってた理由が気になりますね

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    1. 何かまともな理由があるといいですね。
      私はもう諦めているので「エグゼイドの存在が消えたのにガシャットが残っているのはなぜか…? それは檀黎斗がエグゼイドという作品に留まるような人物ではないからです!」とかドヤ顔で言い出してもおかしくないと思っています。

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  4. いつも視聴感想を楽しみにさせて貰っています。
    私もやはり、8話現在の時点でレジェンド要素が弱すぎる点が気になっていました。
    せっかくゲスト出演してるレジェンドじゃなくて、そのエピソード限りのポッと出のキャラクターを中心に話を進めるのは何故なのか。もっとレジェンドライダーを見せてほしいです。(汗
    アニバーサリー作品のはずなのに、こんな不満を抱く事になるとは…。お祭り感はゴーカイジャーに遥か及ばず、ディケイドにも惨敗の印象です。今後盛り返してほしいとは思いますが、掴みを失敗してしまったのは、かなりの痛手に思います。

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    1. 直接レジェンドを引用するオールスターものとしては現段階では評価に値しないと思っています。良いところが無いですからね。むしろ邪魔に感じるのことが多いくらいです。

      スタッフが根本的にレジェンドものに興味を持っていないように見えるので、私は今後も特に変わらないんじゃないかなと思っています。
      あるとしたらジオウという作品として面白くなるかどうかではないかと思います。

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