『動物戦隊ジュウオウジャー』第40話「男の美学」:感想

2016年12月4日

■混ぜるな危険
・今回も捨て回でした。
お話は単体では平凡でした。レオや作品の前後や全体と結びついていないところがマズいです。
怪人がほとんど話に関係ないのは問題外。オクトパスの扱いは投げやりすぎ。やる気ないにも程がある内容でした。やりたいことだけやって、それ以外は形を整えることすらしないのはプロの仕事とは思えません。監督も脚本家も新人だとどうにもなりませんね。


■クバルvsナリア
・あっさり目のスピーディな展開に驚きました。
悪役どうしの戦いだとこういう見せ場よりも結果重視のバトルもできていいですよね。

・ナリアは死んだわけじゃありませんよね?
ナリアの記憶からコピー怪人やアザルドを作って、記憶のコピー元は生きていないといけないからそれでナリアが生かされているという流れでしょうか。


次回、捨て回を挟んで再び本編です。
ついにクバルが反乱を起こすようです。クバルの反乱は2,3クール目にやるかと思っていましたが、ずいぶん後になったものです。
次回ではジニスの戦闘形態(?)が披露されるようです。予告の感じだと下半身は全く動かさずに上半身だけ動かすようですが間延びしたアクションにならないか心配です。アクション監督が加藤監督なのでどうにかしてくれると期待したいです。

コメント

6 件のコメント :

  1. 見ていて悲しくなりました。これまで見てきた視聴者置いてきぼり…。
    子供を話に絡ませるのが好きな作家さんなのかな。
    その割にはボンタンだの不良だの、今の子供には全く馴染みのない時代要素を持ってくるから、すごく微妙。あの手のジャンルが下敷きにある大人なら展開にピンときたのかな。
    高校生対小学生でタイマン勝負させて、その後何故かレオと対立して、本当の強さとは〜って、意味不明でした。
    同じ不良怪人でもサバンナのメロディとか、単発でかなり良い話だったのに。
    (レオの大声が活路になるとこ、挫折とそれでも夢を追うテーマとか)

    2週連続でションボリです。面白くなって終わるといいな

    返信削除
    返信
    1. >高校生対小学生でタイマン勝負させて、その後何故かレオと対立して、本当の強さとは〜って、意味不明でした。

      いじめられた方が小学生でいじめたのが高校生と聞いたときはびっくりしましたね。勝ち目がまるで感じられません。上級生くらいが限界だと思います。
      見ていて、脚本家さんがやりたいのはレオと少年による力の扱い方の話で、不良要素は監督やプロデューサーの趣味だったのではないかと思いました。すり合わせをする気がないみたいでした。

      >2週連続でションボリです。面白くなって終わるといいな

      しばらくは香村さんで進むので大丈夫だと思います。
      このまま最後まで香村さんだとベストなのですが、今回担当した監督と脚本家さん、両方ともオールアップの話が出てないのでもう一回くらいは登板すると覚悟しておいたほうがいいかもしれません。

      削除
  2. >レオや作品の前後や全体と結びついていないところがマズいです。
    怪人がほとんど話に関係ないのは問題外。オクトパスの扱いは投げやりすぎ。

    田中さん、今回はレオメイン、クバル暗躍からのナリア捕獲、タコ販促の3題話をまとめるのに混乱して整理しきれなかったような感じがしました。新登場ではないにしろ、販促を課せられたのは初めてなのかな?クジラとタコを両方出しつついかにタコが決めるか、あの乱暴さは個人的には笑えて気に入ったんですが、物語の方がパズル崩壊という感じで。
    GOプリの実績を買って将来のメイン候補育成かと言われていますが、このままだとちょっとそうなっても見たくないかなあ、と思います。それとも他の人の強いたレールをなぞるのが苦手でメインになればまた違うんでしょうか?
    また、ブラッドゲームは結局、メインの香村さん以外には使いこなしづらく、後半サブライターが単発のブラッドゲームを担う割合が増えると苦しくなる設定だったのかもしれないと思いました。
    命は大事と言いながら敵の命を奪うのだから、それ相応の理由は必要、正当防衛であるべきという基本理念はもっともだと思うのですが、そこにバリエーションをつけるという点で、香村さんと他の方との引き出しに差がありすぎたような気がします。

    返信削除
    返信
    1. >新登場ではないにしろ、販促を課せられたのは初めてなのかな?

      そんなことはないと思います。
      普段の戦隊のロボなんて特に意味もなく出てきたり換装したりすることは珍しくありません。平凡にこなすだけなら難しくないと思います。

      >ブラッドゲームは結局、メインの香村さん以外には使いこなしづらく、後半サブライターが単発のブラッドゲームを担う割合が増えると苦しくなる設定だったのかもしれないと思いました。

      怪人がギャグ系のネタと相性が悪いのはローテーション陣にとってやりづらいでしょうね。
      香村さんが担当した回から察すると「そもそも今作で怪人にギャグをやらせることが間違っている。操など味方側のキャラを動かせ」という趣旨なのだと思います。従来の戦隊のセオリーが使えないので新人の田中さんやベテランを通り過ぎて万年マンネリ気味の荒川さんとは相性が最悪でした。

      恐らく基本理念であろうこの辺りの考え方が浸透していないところから見ると、シリーズ構成の役割の一つである「人を使う管理職的役割」においては香村さんを上手くやれていないのではないかと思います。
      人を上手く扱えていない点では小林靖子さんと似たような印象を感じるところがあります。

      削除
  3. まだ結論を出すのは早いですが、私は香村さんのシリーズ構成としての働きについては、初経験にしては十分ではないかと思います。

    管理職的な部分に関しては、正直、プロデューサーがどういう脚本家さんを引っ張ってくるかという運の要素の方が強いと思います。身も蓋もないことを言いますが、いかにシリーズ構成が丁寧に指示したところで、合わせられない人は合わせられないですよ。単に経験が浅いというだけなら、これから場数を踏むことで改善される余地がありますが、経験豊富なはずなのにできないという人の場合はほぼ手の施しようがないかと思います。荒川さんがそうなのかは分かりませんが、いかなるときでも自分の作風を貫き通すことが物書きとしてあるべき姿だ、なんて考えてるベテランの脚本家さんは少なからずいる気がします。そもそも戦隊やライダーに関して言えばローテーションを組んだライターさん同士でしっかりと足並みが揃っていたという事例の方が少ないですし、私は一概に香村さんの落ち度とは言えないと思います。

    返信削除
    返信
    1. >私は香村さんのシリーズ構成としての働きについては、初経験にしては十分ではないかと思います。

      はい、戦隊初めてとしては充分良いと私は思っています。
      問題点もありますが、ベテランでも問題が少ないことのほうが珍しいですし、初めてで酷かった人もいますから。

      >プロデューサーがどういう脚本家さんを引っ張ってくるかという運の要素の方が強いと思います。身も蓋もないことを言いますが、いかにシリーズ構成が丁寧に指示したところで、合わせられない人は合わせられないですよ。

      はい、ローテーションの脚本家を選べないこととその脚本家の能力や態度が大きく影響することに関しては私もそう思います。その前提を踏まえた上で、どうやってローテーション陣を活かすかがシリーズ構成の役割の一つだと私は考えています。

      「シリーズ構成が書いた回のみが本編。それ以外は捨て回」と割り切ってしまうワンマン方式もありますが、これだとローテーションの意義がなく全話単独脚本の劣化版にしか過ぎなくなってしまいます。現実的な判断だとは思いますが、それがベストであると肯定したくありません。

      シリーズ構成が率先してキャラクターの特徴付けを行ってローテーション陣を先導したり、ローテーション陣の担当した回の内容をシリーズ構成の担当回にフィードバックして作品全体に馴染むようにしたり、そういった面倒を見ることもシリーズ構成の役目の一つではないかと私は考えています。

      なお、基本的に私はこの調整を「上手くやれなくて当然」と考えています。
      上手くできたら素晴らしいことですが、できなくてもよほど酷くなければマイナス評価はしません。

      削除

 コメントは承認後に表示されます。
*過度に攻撃的な言葉や表現が含まれている場合、承認されない場合がございます。節度と良識を保った発言をお願いいたします。