『超宇宙刑事 ギャバン インフィニティ』 第18話「大切な人」:感想
事件周りはいつもよりまとまりを感じられた
・ゲストとレギュラーキャラが絡んでいて、レイジが低身長コンプレックス男性を諭したり、刹那が真犯人に気持ちはわかると言ったり、ゲストを使ってレギュラーキャラの描写につながっている点がいつもと違いました。
…こんな低レベルの話でマシと感じてしまう点は言うまでもなく問題ですね。
事件自体はガバガバのまま
そのまま襲われた被害者のふりをして逃げればいいのに、勝手に正体を表す真犯人。
なんか空気を読んで大人しくしてる第一エモンズ。
販促の都合でまたしても妙に強いエモンズ。
でも二匹目の刹那の方は普通に弱いエモンズ。
男に弄ばれて捨てられた結果、エモルギアの力で他人を弄んで捨てることを繰り返すようになった動機と行動がつながってない真犯人。
・相変わらず納得感が薄い内容でした。
肝心の刹那の話も情報量が少なくて満足感が感じられませんでした。
刹那が兵士時代にお姫様っぽい人と出会っていて、その人が死んでるっぽいことは視聴者はみんな把握済みだと思います。
知りたいことがあるとすれば、出会いの経緯や出会った後のことでしょう。
重要な点を何も描かず「ある日の日常その4」みたいな薄い話をされても物足りません。
・個人的にはフンドシがノイズでした。
普通に絵面がシュールです。もっと無難にハンカチや着物じゃダメだったんでしょうか?
舞台になっただだっ広い謎の平原も不思議です。刹那の自宅の庭なんでしょうか? ギャバンだし高給取りなんですかね?
重要でないことばかりが脳裏をよぎってしまい、話に集中できませんでした。
・お話的にはフンドシでさえ活かしようがあったと思う点が余計に残念でした。
「刹那はアンドロイドだから防護服以外の衣服なんて本当は要らない。病気にもならないから洗濯も不要」
→「だからこそ衣服を着たり洗濯するという人間らしい行為をすることは刹那の気持ちの表れなのである。とりわけ下着なんて誰にも見られない最もどうでもいいものだから尚更である」
みたいにフンドシであることにストーリー上の意義を持たせることも可能だったと思います。
・最序盤の刹那がコンタクトレンズを割っちゃた出来事が何の意味も無かったことが余計にノイズになっているように感じました。
てっきりクイーンが現れる前にレイジたちが関わった人たちの中に真犯人がいるのかと思ったら全くの無関係のモブでした。
レイジの方はレイジの人助けとしてプラスに働いていたからまだ良いですけど刹那は何だったんですか?
普通にコンタクトレンズを踏んで割ってしまって刹那に良いところはないし、婚活パーティーなんて歩き回って当たり前の環境でコンタクトを落とした時点で踏まれるのは当然の結果なので特別刹那が悪いとも思えなくてとても中途半端だと思いました。
ギャグにするならするで
刹那「…お困りのご様子。どうなされた?」
モブ「来ないでください!」
刹那「警戒は無用。困っているなら助けになりましょう」
モブ「来ないで!」
(歩み寄った拍子にコンタクトを踏み、その事に気づいた2人)
刹那「…落としたコンタクトを探していたとは気づけず、誠に申し訳ない」
モブ「いえ、落とした私が悪いんです。気にしないでください…」
(コンタクトの代わりに懐から取り出した予備の眼鏡をかけるモブ)
「…あら、イケメン!! もしよろしければ私とお話しませんか!」
刹那「いや…某にはやらなければならぬことが…失礼…!」
みたいな親切と婚活にちなんだコミカルな展開にするとかギャグとしてもやりようがあったと思います。
ワニパト
・カレル局長のキャラが違ったり、ワニパトの態度が明け透け過ぎるところもありましたが、くだらない嫌味を繰り返しているよりも自分たちで大事にしない範囲で調べる姿勢を見せていく方がよっぽど印象が良いと思いました。
資料課を強調するくらいだったら実質的な主人公はワニパトにして、
「なぜ資料課にギャバンがいるのか」
「エモルギア犯罪現場に現れる謎のギャバン(正体を隠すために表向きのレイジのギャバンとは別の姿に変身しているからワニパトたちにはレイジだとわからない)の正体は何者なのか」
「レイジの過去に何があったのか。デスギャバンとの因縁とは?」
そういう「謎のヒーロー&視聴者目線でその正体を追うワニパト」みたいな構成にしないとワニパトのキャラは活きないんじゃないかと改めて思いました。
こういう話にしないならワニパトの存在意義が特に出せないと思います。
実際、今のギャバンインフィニティがそうなってると思いますし。
肩透かしでがっかり
・ドルネードを取り出したときには
「お! 今更ながらだけどちゃんとドルネードを有効活用するのか! 吸い込み能力と環境を活かすのは悪くないね!」
と少し見直したのに、実際には何やっても通用しない噛ませ犬にされただけで余計にがっかりしました。
・前回もそうでしたけど、やっぱりただのエモンズに苦戦するのは納得感が感じられません。
見た目が同じだけでなく、個性的な能力すら特にこれといってありませんからね。
そこをぶん投げたら販促にならないのでそこは絶対に工夫を諦めちゃダメな箇所だと思います。
次回はキキの次元でキキがピンチになってコトがルミナスに変身する?!、というお話のようでした。
正直、武闘派のコトがルミナスに変身する方が順当だと最初から思っていたので特に抵抗も意外性も何も感じなくて困ります。
むしろここでシリーズ構成回でもないのに久しぶりにデスギャバンが出てくる事の方が心配です。
デスギャバンまでしょぼい噛ませ犬にされるのは大問題だと思います。
といって、デスギャバンの動向の方が主題になってキキとコトがどうでもよくなってしまう事も不健全だと思います。
なんか上手いこと行くのでしょうか? この手の見えてる不安で今まで上手く行った試しが全然無いので期待する気が起きません。
こんばんは。
返信削除>刹那が兵士時代にお姫様っぽい人と出会っていて、その人が死んでるっぽい
刹那の過去って、この域を超える情報が一向に出てきませんよね。
兵士時代からお姫様に拾われ、現在に至るまでに経過してる時間感覚もよくわかりませんし。
どういう経緯で天羽本部長と知り合って、信頼関係を構築していったのかも不明です。
刹那について知らないことだらけなのに、「レイジの影響で刹那に変化が生じている」ってことにされても全然ピンと来ないです。
犯人のネガエモルギアが刹那に効かなかった理屈について、アギちゃんが「刹那くんは人造人間だからメロメロになりません」といったニュアンスの解説をしていました。
額面通りに受け取ると「人造人間だから恋心なんて繊細な感情の機微は介さない」ってことでしょうか。
しかしそうなると、これまで描写されてきた刹那の人物像と矛盾が生じると思います。
刹那は「表情や言動によって他者と共有するのが不得手なだけで、人並みの情緒はしっかりと備わっている」キャラクターという印象だったんですが…
というかそもそも、「恋心」を主題に据えたエピソードなのに「そんなもの理解できないからメロメロ攻撃は効きません」って解決策では、あまりにも風情に欠ける気がしてなりません。
「過去(あるいは現在)の想い人を強く慕う気持ちがあるから、まやかしなんて効かなかったんだ」くらいのベタな展開にしてくれた方が清々しいし、説得力もあると思うのです。
匿名さん、こんにちは。
削除>刹那について知らないことだらけなのに、「レイジの影響で刹那に変化が生じている」ってことにされても全然ピンと来ないです。
同感です。レイジの影響で変化が出るにしてもそれは警察や正義に関することであって感情全般のことだとは思えません。
本部長だって刹那に感情があったり、感情を理解しようと努めていることは理解しているのにレイジだけが強調されることは理解し難いです。
>刹那は「表情や言動によって他者と共有するのが不得手なだけで、人並みの情緒はしっかりと備わっている」キャラクターという印象だったんですが…
人並と言えるほどではないのだろうと私は解釈していますが、概ね同意します。
少なくとも人間と同じような感性でなくても刹那固有の人格や感情は既に有ると思います。
好意的に解釈するなら「恋愛感情というものは存在していない」とスタッフは言ったつもりだったんですかね?
より複雑に解釈するなら「実際には見当違いな発言。発言者がAIのアギなので人造人間である刹那に理解できるはずがないと判断していたが、実際には刹那は心に決めた人がいてあんな女に移ろう意思が欠片も無いから効かなかっただけ」みたいな線も有り得るかもしれません。
>「過去(あるいは現在)の想い人を強く慕う気持ちがあるから、まやかしなんて効かなかったんだ」くらいのベタな展開にしてくれた方が清々しいし、説得力もあると思うのです。
そっちの方が素直で話のまとまりが良かったと思います。
昔の男性関係が原因の真犯人と共通項を持ちやすくなるので刹那の説教も通じやすく感じられるでしょうし。