『仮面ライダーゼッツ』 第2話「爆ぜる」:感想
茶番という悪夢が終わらない…
・冒頭からまたごっこ遊びがきつかったです。
いきなり怪人が出てきたり、主人公の夢と定義されていた前回よりも更に理解が難しい状況でシチュエーションも面白さも何もかもついていけずに置いてけぼりでした。
・「ネムがこれは夢だと知っている」とか言われても、
”そういう設定に主人公がしたんじゃないの?”という根本的疑問の判別がつかなくて真偽を確かめる方法がありません。
仮にあのネムが主人公が考えたものでないとしても、他人の夢に入れるナイトメアという存在がいる以上、あのネムもナイトメアの1人とかナイトメアが夢を操作してる可能性も有るので何でも有りなことは変わらないと思います。
相変わらず説明が説明になっていませんでした。
現実でも刑事さんがだいぶおかしい
・普通にヤバい人で見ててきつかったです。
同僚の女刑事さんの方に共感してしまいましたが、物語は主人公や刑事さんを中心に回っているので置いてけぼり感がますます強まりました。もう置いてかれてもいいですか?
・相対的にはマシなほうでしたが女刑事さんの方も客観的に見るとおかしかったです。
口で言えば済むのに一般人の目の前で上司を蹴るわ、刑事課なのに意味不明な捜査をしてるとかじゃなくてちゃんとした部署として存在してるのに部署の存在意義自体を根拠なく否定したり、とても真人間のすることではありませんでした。
常識人ヅラしてましたが充分おかしいです。
まぁ高橋悠也作品で真人間らしい真人間なんて見たことがないので本当に真人間のつもりで書いている可能性もありますが…
夢パートも全然ついていけない
「爆弾魔の夢を望んだのはあの刑事さんだったんだ!」
と衝撃的事実のように語られていましたけど全然話についていけませんでした。
え? じゃああの夢はどこの誰が望んだものだってこととして主人公とゼロの間で話が進んでたんですか?
仮に刑事さんが望んでいようがナイトメアに介入されている以上は放置されたらナイトメアに乗っ取られちゃうからひとまず阻止一択だと思うんですけど??
いったい何を前提に何の話をしてるのか全然理解できませんでした。
アクション
・冒頭の鉄骨をぐるっとひと回りするアクションはパワフルさが見るからに伝わってきてかっこよかったです。
・壁を掴んでゴムみたいに伸ばして敵の攻撃を防ぐところも他の環境操作と違ってアクションに取り入れられているところが良かったです。
・かと思えば、敵に壁を狭められたら何もできずに走って逃げるしかできなくて、相変わらず夢操作は何ができて何ができないのか理解できませんでした。
前回とは逆に敵にアドバンテージがあるなら今度は逆に敵が壁攻撃しまくればいつかは勝てると思うんですけどねぇ…
・剣は地味でした。
格闘戦の方がパワーが伝わってわかりやすいしかっこいいと思いました。
フィジカム・トランスフォーム
・トゲを身体に生やしてタイヤの下に足を差し込んで車をパンクさせるシーンは、個人的には「それインパクトでタイヤ蹴って車を宙に浮かしてもできない?」と思ってしまいました。そっちの方が派手でかっこいい気もしますし。
変形するならもっと「腕を伸ばして車に取り付く」とか
「車を振り回されて引き剥がされそうになったけど、ゴムみたいな身体に変化して勢いを利用して車体を突き破って破壊する」とか、
もっと面白い使い方が有ったと思います。
バイクアクションはクウガで懲りました
・アピールしていたバイクは走って追いかけているだけでとても普通でした。
”本格バイクアクション”はクウガでお腹いっぱい見てもう見たくないと思って以来、私は「仮面ライダーなんだからバイクに乗れよ」とは言わないことにしました。
なので今回もこれ以上言うことはありません。
次回は後編のようです。
ナイトメアが現実に具現化したりするそうなんですが、それがどういうことでどんな違いがあるのかよくわからないので特に思うことがありません。
主人公のやることはいったい何が違うんでしょう?
感想お疲れ様です。
返信削除フィジカムインパクトというだけあって、冒頭のパワフルな戦い方はかっこよかったですが、評価できるのはそこだけでした。一応次回で色々設定開示があるみたいですけど、まずなんで3話かけてこんなゆっくりペースで話進めてるのか謎です。別に2話目でもっと情報量あっても誰も困らないような。
バイクも同感です。どちらかというと自分は怪物の元へ向かうときにもっとバイク移動を多用してほしいですね。ゼッツは設定的に難しいかもしれませんが。
上堀内と高橋なので仕方ないですが、ギャグ?笑いどころの挿入箇所も、その内容もズレてましたね。危うい倫理観がすでに垣間見えました。今回は監督と脚本どっちが主犯なんですかね。
2度目の変身の際、一度現実から夢の世界に移っていたわけですが、どういうわけか主人公が眠りにつくシーンがカットされていてわかりにくかったです。夢と現実を曖昧にしたいという狙いなのか、単に変な場所をカットしただけなのか、1話の変身直後の謎ワープもそうでしたが、わざとなのか編集が下手なのか判断がつきにくい場面も多くて単純に見づらかったです。
匿名さん、こんにちは。
削除>まずなんで3話かけてこんなゆっくりペースで話進めてるのか謎です。別に2話目でもっと情報量あっても誰も困らないような。
現状だと内容は薄く感じるので
「スタッフはスパイごっこや刑事の会話を面白いものとして扱っている」
という可能性が一番高いと思います。
>2度目の変身の際、一度現実から夢の世界に移っていたわけですが、どういうわけか主人公が眠りにつくシーンがカットされていてわかりにくかったです。
わかりづらいシーンがいくつかありましたね。
冒頭のスパイごっこでネムに手錠をかけられた後に爆発で吹き上がるシーンでネムが突然消えてたり、
カーチェイスで敵が車に衝突してこの隙に追いつけるか!と思ったら突然壁が爆発してむしろ引き離されたり、
刑事課のトラックに乗り込むときになぜか前転するシーンも「トラックの荷台は結構高く、腕や肩から入るような姿勢に自然となる」という予備知識がないとわざわざ伏せて転がり始めた奇行にしか見えないでしょうし。
省略しない方が良い場面をいくつも省略してしまっている感じがします。この辺は間違いなく演出か編集が原因でしょうね。
感想お疲れ様です
返信削除序盤から指令も聞いていないのになぜか他人の夢の中を彷徨っている主人公
座れと言った直後出かけるぞと言い出す
実際に見る夢の話を目標としての夢の話に急にすり替えられる
無駄に会話を復唱させられる
小ボケのために無駄にバイクに乗る下りを2回やらされる
通常会話の時点で全員が人間らしい挙動をしておらず
説明もないままわけもわからず足を引っ張るだけのヒロインや目的不明の敵組織なども出てくることで話が前後するためまるで要領を得ませんね
シリーズ物は大体3話までが印象や物語の基礎を形作ると思われるのですがはたして大丈夫なのでしょうか?
匿名さん、こんにちは。
削除現状だとメインストーリー全体も1話単位でも全然話についていけませんね。
大丈夫な気は全然しません。この調子だと2クール目くらいに入って”いつもの”フォーマットに寄ってからの方が見やすく感じることになりそうです。
今週の感想もお疲れ様です。
返信削除・エンタメの面、目線で見れば、今回はかなり面白いと感じました。
所謂アクションシーンの数々で、生身でも変身後でもパワフルな感じが多くて良かったと思います。
お気に入りのシーンとして、序盤の爆弾魔に能力を使われ押されていたが、力比べで両腕を捻りあげるシーンやトラックのドアを引っぺがすシーンは、特にパワフルに感じました。
夢としての描写として、感想にもあったシャッターを引っ張り、即席の盾にする、空中を蹴り階段のように上る(移動する)アクションシーンも良いと思いました。
・ドラマ面としての、男刑事さんとの絡みは薄かったと思いつつ、その後の兄妹の会話シーンは前回と同じく、印象に残っています。
家族を心配する距離感、仲の良い兄妹の濃い関係性が感じられて、個人的ながら前回も今回も、好きなドラマパートだと思っています。
・物語的に見ると、前回よりも説明多め、話の方向性が(ニュアンスながら)感じられて、第1話よりも分かりやすいとは思いました。
次回予告の台詞も含めて、あー……こういう方向性でやりたいのね、こんな感じで話を展開したいんだな、という雰囲気は感じています。
序盤の変身からの戦闘、中盤の子ども心をくすぐるギミック満載の秘密基地シーン、終盤にかけてのバイクアクションと、今回は見せ場や盛り上がり所が随所にあり、かなり満足しています。
変身ベルトの利点として、危険アクションしつつも簡単に変身や強化アイテムを使いやすい(玉を胸に入れ、なぞるだけ)と、バイクアクションシーンを見ながら、良いデザインだなと素直に感心していました。
気になった所は、やはり物語とドラマが薄い、薄すぎる事ですね。物語の点は無数にあるけど、それを繋ぐ線が薄いせいでイマイチ。
前回の内容も、冒頭の約1、2分の主人公である莫の説明で、大体わかるのも問題あったと思います。
ちょっとアレな考え方なんですが、主人公の特性が善良だから薄い関係でも人を助ける、という思想で話を作っていそうだと思っています。だって、そうすれば話やドラマが適当でも視聴者が納得しそうだから、という理由で。
他に気になった所は、バイクアクションシーンでベルトも模様も、もっと光らせようぜ!って思ったところでしょうか。
場所によって、光の具合で模様やベルトが黒っぽく見えて目立たない……明るくないと分からない、赤い光沢の意義がちょっと……
光ったら絶対かっこよかったもの、もったいないよ!とこのシーン見ながらずっと思っていました。
総括すると、前回よりも、テンポを早くして、説明不足を補って、アクション多めにしていった2話はかなり見やすく、見ごたえがありました。
エンタメとしてのポテンシャルはあるけど、第1話のテンポの悪さと元々持っていたであろう良さが見えにくい、見え辛くしていたのがかなりもったいない。
前回の感想でもあった、構成をしっかり考えるべき、というのが当てはまる2話でした。(何ならこの2話が物語の第1話でも、問題ないように感じました)
長文、文章がまとまっておらず、申し訳ありません。
匿名さん、こんにちは。
削除>所謂アクションシーンの数々で、生身でも変身後でもパワフルな感じが多くて良かったと思います。
今回は力強さを感じる場面が多くて個性を出している感じがして良かったですね。
基本フォームなのに「夢を操る」という基本コンセプトと相性が悪い点は企画レベルへの不安が強まりましたが。
>家族を心配する距離感、仲の良い兄妹の濃い関係性が感じられて、個人的ながら前回も今回も、好きなドラマパートだと思っています。
単体で見れば一番まともだと思うのですが、「これ必要なの?」という点は疑問が多いです。
「妹のために」という要素が見当たらないので今やる意義は感じることができていません。
これが「ヒーロー活動もしたいが妹を安心させるために就職活動もしなければならない…」みたいな葛藤があったり、「妹を助けるためにライダーになる!」みたいな流れならわかりますが、そういうの全然有りませんし。
個人的には今のところは寄り道感が強いです。
>主人公の特性が善良だから薄い関係でも人を助ける、という思想で話を作っていそうだと思っています。
スタッフの善性やヒーローに対する理解や考えの深さが足りてない印象は有りますね。
説得力や具体性を出そうとする姿勢が感じられません。
>場所によって、光の具合で模様やベルトが黒っぽく見えて目立たない……明るくないと分からない、赤い光沢の意義がちょっと……
今回も全然光りませんでしたね。
トンネルのシーンなんて「ゼッツって全身真っ黒だったっけ?」と思えてくるくらいに光ってませんでした。
外見的特徴なんだからもっと強調した方が良いと思うんですけどねぇ…
公式的には3話までが1話的な構成を意図しているみたいですね。
返信削除今のところ3話まで見て全てが氷解するような構成には見えませんが……
バイクアクションは悪くはなかったと思いますし見られて嬉しいですが、公式側が声高にバイク!アクション!バイク!と言っているのを見て若干モヤモヤしました。
今のところ話にもキャラにも何にもついていけている気がしないので、たぶん3話まで見ても変わらないだろうと思っています。
削除この感じはスタッフの頭の中だけで成立している可能性が高いので発言を真に受けても仕方ないだろうと考えています。
状況が意味不明すぎ、刑事の言動が痛すぎ、バイクアクションがただ追いかけてるだけと、私もガッツリそう思ってしまいました。
返信削除それでもXとかでは肯定的な意見が多いので、自分がおかしいのかと思ってしまいますね……。
あとすいません、ヒロイン?の名前は「ねむ」らしいです。
自分の感性を大切にした方が良いと思います。
削除他人に合わせたところで得るものはないと思います。
>ヒロイン?の名前は「ねむ」らしいです。
確かによく聞くとネムですね。レム睡眠のレムかと思ってました。
ご指摘ありがとうございます。
ここまでみた感想としては、「言葉で説明しすぎだし、その説明もテクニカルタームが多くて意味不明」という印象でした。その割には主人公が物分かり良すぎだし、一つ一つのシーンもぶつ切りで、繋がっている感じがしないというか。3話まででパイロット版みたいですが、その3話までに世界観を全部説明しようとしすぎて、地の文だけで詰め込みすぎな印象です。
返信削除ちょうど本日ガヴの1、2話が公式チャンネルで配信開始されたので見返したのですが、状況と感情中心に会話劇が進行してて、圧倒的に見やすく、世界設定の解説を少しずつやっているおかげで混乱する事なく視聴できました。作品間で比較するのはあまり感想としては相応しくないとは思うのですが、それでもゼッツのわかりずらさは目に余るものがあるなぁと思いました。
バイクアクションも目玉的に扱われておりましたが、正直公道を蛇行して走る+火薬爆破ジャンプくらいだし(並走チェイスシーンは明らかにグリーンバック使っている部分もあったので省きます)掛けている予算の割には絵的には平凡というか、そこでしかみられないようなアクションとは思えませんでした。夢の中設定もアクションで生かされている部分は少なく、前後のシーンのつながりの違和感とか、特撮ワープを正当化するための言い訳にしか使われていない気がします。ねむに至っては登場人物達の中でだけ有名人で、視聴者側は完全に置いてけぼりですし。
総じて「わかりずらいからつまらない」という感想しか出てこないです。
>その割には主人公が物分かり良すぎだし、一つ一つのシーンもぶつ切りで、繋がっている感じがしないというか。
削除私はこっちの方が主な問題だろうと考えています。
設定などは特に複雑なこと言っていないと思います。
「ナイトメアっていう謎の怪人が介入して悪夢に現れてくる。倒さないと身体を乗っ取られる。刑事さんはこの事件を追っている」
「主人公はライダーになって戦う力を得たが詳細は謎。ゼロの正体も謎。ネムも謎。全部謎で今は説明する気はないからわかるわけもない」
これ以外の内容を特に言ってた覚えがありません。
問題なのは主人公や刑事さんなどに「こいつら何なの?」という疑問や違和感を強く感じることの方だと思います。
私の感想で言えば、「主要人物みんなおかしいように見える」とか「主人公たちが何を前提に何の話をしてたのか全然わからない」といった部分に当たりますし、
匿名さんの書かれたことで言えば、「主人公の物わかりが良すぎる」という部分が該当すると思います。
話についていけないのに話は理解したことを前提にどんどん進んでいくことに違和感を感じることが悪い印象の主な原因だと私は考えています。
あとは単純にアクション以外のクオリティが低くて作品全体の存在意義が不思議なことでしょう。
>バイクアクションも目玉的に扱われておりましたが、正直公道を蛇行して走る+火薬爆破ジャンプくらいだし(並走チェイスシーンは明らかにグリーンバック使っている部分もあったので省きます)掛けている予算の割には絵的には平凡というか、そこでしかみられないようなアクションとは思えませんでした。
普通だと思います。今までのライダーでも見たことがある範疇だと思います。
ただ、バイクアクションってそういうものだと思っているので私は特に言うことがありません。こういうのをやらないと逆にバイクアクションらしくならないんでしょうし。
「仮面ライダーなんだからバイクに乗るのは当たり前だろ?!」と言われたら返す言葉がないので否定することもありません。
「こういうの私は興味がない」で終わりです。
ストーリーや設定自体はそんなに複雑じゃないはずなのに何か飲み込みづらいですね。
返信削除無駄に変則的な脚本のせいかとも思いますが、他の方のコメントにもあるようにカット割りにも問題がある気がします。この構図や繋ぎでどう伝わるか?を俯瞰して判断出来る人がいないのでしょうか。
現実と夢の場面転換も、あの現実と違う形の月を映してここは夢ですよと済ませるのではなく、就寝→夢の世界に移動するシーンをきちんと挟むだけで大分違うだろうにと思います(序盤だけで途中からは省略するにしても)
>現実と夢の場面転換も、あの現実と違う形の月を映してここは夢ですよと済ませるのではなく、就寝→夢の世界に移動するシーンをきちんと挟むだけで大分違うだろうにと思います(序盤だけで途中からは省略するにしても)
削除わかりやすさ優先ならその方が確実だと思います。
ただ、原因がそこなのかは個人的には疑問を持っています。
わかりにくいのは場面転換じゃなくて、
「これからこういうことをします。
(敵の計画を阻止するために夢の中に入ります。そのためにまずは主人公も寝ます)」
という流れが伝わってきてないから今何をやっているかの説明が必要になっているんじゃないかなと疑っています。