■まるで知らない世界
・突然「ケミーと心を通わせると錬金術で物質を具現化できる」とか当然のことように言われてびっくりしました。
ケミーが錬金術を使えるのも、錬金術で物が作れることも初耳なんですが… それならアカデミー入学試験は何だったのでしょう? ケミーの力で錬金術使って終わりだったじゃないですか。
特にガッチャード世界では錬金術と言えば「物質に命を与える」としか言われておらず、一般的な錬金術の物質変成のほうは否定気味だったのでマジでついていけませんでした。
内田さんの世界ではそうなってるんですかね? シリーズ構成二人って明らかに無理があるんじゃ?と思ってきましたが見事に無理が錬成されたようです。

・宝太郎が”自分のだけの呪文”を作るところもだいぶ滑ってました。
内田さんは知らなかったんでしょうけど、呪文って全然使われてないし、お仕着せの「万物は全て~」っていうお決まりのしか使ってないんですよ…

■子供宝太郎
・リンネ父がケミーカードで対抗しようとしてるのに子供宝太郎がカードを抑えこんで邪魔してるように見えてしまいましたが、邪魔してるんじゃなかったようです。
見ていても全然意味がわかりませんでしたが、シーンの流れからすると
1)リンネ父がケミーカードを使って対抗しようとする。
2)グリオンがカードを吹き飛ばしてそれを邪魔した。
3)吹き飛ばされそうだったカードを子供宝太郎が身を盾にして庇ったことでリンネ父はケミーカードの力を発揮してグリオンに勝てた。
という流れだったようです。

・子供宝太郎が結局なんであそこにいたのかは謎のままでした。
リンネ父が子供宝太郎がいることを認知していたのかすらわかりませんでした。そもそもウロボロス界がどういう空間なのかすら知りませんし。錬金術師じゃなくても偶然入っちゃうことがあるのかどうかとか知らないと仮説すら考えようがないんですよ…

・っと思っていたら東映公式に回答が書かれていました。
7歳の宝太郎はたまたま開いていたゲートからウロボロス界に迷いこみ、
実はそこで既にケミーたちとの出会いをはたしていたのでした。
たまたま入っちゃうことがあるんですね~ そうですかそうですか。

・個人的には種明かしでかえって萎えた部分のほうが多かったです。
「平凡な少年が未知の存在と出会ってヒーローになる!」みたいな話だと言っておいて、「実は昔から選ばれた存在でした」と後から言い出すのは詐欺みたいです。1話でケミーに選ばれたとか言われていたのが馬鹿馬鹿しく思えてきます。
こんな因果関係に絡め取られた予定調和が”ガッチャ”なんですか? どっちかと言うとグリオンの言ってる「ケミストリー」のほうがしっくり来るように見えます。

■やっぱりサイコパス
・ムーンマルガムに向かって「俺は大物錬金術になる男だ!」と演説する姿にやっぱりサイコパスだなと思いました。
「仲間を返してもらう!」とかじゃないんだ…
デイブレイクの「仲間を大切にしろよ」がスタッフの想定とは別な意味で聞こえてしまいました。

■改ざん最高!
・リンネ父の汚名も錬金術協会の蛮行も全てグリオンが記憶を書き換えたせいだと説明されました。
記憶を書き換えれば錬金術師でもどうとでもできちゃうならグリオンたちを倒した後に全員の記憶を書き換えれば、宝太郎たちのアカデミー追放問題もリンネ父の名誉も大物錬金術になる夢もぜ~んぶ解決ですね! もうゴールが見えちゃいました。錬金術で輝かしい未来を創り出しましょう!

・改ざんしたのにツッコミどころが残ってるのがすごいところです。
公式曰く「グリオンはずっと錬金術協会の正式な一員のまま」なんだそうですけど、ミナト先生はグリオンを見て怪訝な顔をしていたし、三姉妹は協会から敵扱いされていたはずなんですよね。なんで三姉妹も味方ってことにしなかったんでしょう? そうしないことで都合が悪いことはいくつもあっても、味方扱いすることで起きる問題はないと思うんですが。

■ファイヤーガッチャード
・悪くはないんですけど、個人的には中途半端な印象です。デイブレイクのマントや戦闘スタイルのほうが良いように見えました。
スチームホッパーの強化形態としてはスチームホッパーっぽさをあまり感じませんでした。純粋な強化フォームとしてはレックスと比べて派手さに欠けるように見えました。
背中のバックパックが重そうで格闘戦も冴えず、アクションも期待できそうもありません。バックパックが必殺技以外では機能しそうにない飾りな点もアクション面では残念です。
キックに至ってはバッタなどに変形しないせいでだいぶ奇妙な感じになっていました。あの変形って本当に何だったんでしょう…

・バトルとして相変わらずお話の上ではムーンマルガムが強敵扱いされていてそれまでの描写と噛み合っていませんでした。
別に強くて苦戦したわけじゃなくて、倒しても復活するから困っていたのだと思うんですが。
これなら「純粋に強いから勝てない」相手にしておいたほうが話のまとまりが良かったと思います。


次回は劇場版で出たらしいリンネのライダー姿のマジェードが本編初登場になるようです。
なんでグリオンもアカデミーもまだ何も解決できてないこのタイミングでアトロポスとリンネの話なんて重要度の低い横道に入るんだ?と疑問に感じましたが、次回の脚本は井上亜樹子さんのようです。本当に本筋からはどうでもいいお話っぽいですね。