『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』 第40話「心配が止まらない」:感想

2018年11月18日

■どっちつかず
・今回も「ギャグ回のようでシリアスなドラマもやる」展開でした。
しかしシリアス要素につなげたことで、かえって苦しい感じに見えてしまいました。透真と初美花が心配するだけしてバトルは魁利とノエルに任せて観戦だったこともそう思う一因だと思いますし、今回のドラマの本題の魁利と圭一郎の仲直りも警察側が不自然なほどに登場しなかったせいで圭一郎たちが現れることに唐突感がありました。
いろいろなところがちぐはぐになっていて、全体的にバランスが良くないように感じました。玩具のノルマを上手く扱えていないことが主な原因でしょうか。

■ここは面白かった
・仲直りの小道具にスマホゲームを使うのはなるほどと思いました。あれがそのための小道具だったんですね。また出てくるとは思っていませんでした。

・あと「様子がおかしい」と心配する理由に「レオタードで踊ってるかもしれないし」と前の話を根拠に持ち出すのは面白かったです。確かにそれは心配になりますね。

・魁利の不審な行動の理由が捨て犬だったのはいまいちピンと来ませんでした。特に悪くもありませんが納得感も特にありません。
やるんだったらもっとシリアスに話をふって、「魁利1人では飼い主を見つけられなかったけど、ジュレの二人や警察に事情を話したらあっさり見つかった」と魁利の心の動きと飼い主探しを連動させる展開にして掘り下げたほうが良かったんじゃないかなと思いました。


次回はツカサ&透真が絡みつつ、デストラが退場しそうな雰囲気になってきました。
デストラを退場させるのは遅いくらいなのですがもう2,3ステップ段階を踏んでからにしてほしいです。この辺の敵幹部の退場ペースはジュウオウジャーのときからあまり改善していまい感じがします。

コメント

2 件のコメント :

  1. 更新お疲れ様です。
    なんだか肩透かしなオチで「あれ?」と思いました。
    魁利が圭一郎を煙たがっていたのは心配するあまりの過干渉自体ではなく言動が兄と被るからだと思っていたので、今回の一件で和解に入ったのは違和感がありました。

    ジュゴーンの能力は不安や心配を増幅する効果(心にもない事ではない)なので初美花と透真の想像は「魁利が親しくなった人と対立してしまい孤立してしまうこと」「腹の内に溜めていたものが何かの拍子に爆発してしまうこと(キツツキなのは怒りの感情を集めて爆弾にしたキツツキ怪人がいたからか)」という不安が大きくなったものという事なんでしょうかね...?
    この手の本心が垣間見えるような敵を隠し事や方向性の変化のないブルー、イエローに当てたのは少し勿体ない気もしました。

    敵陣営がずっと平常運転なので、唯一焦りを見せているデストラが来週以降話を動かしてくれるといいですね。シンプルに強い忠臣なので、死に際をうまく温めてほしいところです。

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    1. >魁利が圭一郎を煙たがっていたのは心配するあまりの過干渉自体ではなく言動が兄と被るからだと思っていたので、今回の一件で和解に入ったのは違和感がありました。

      解釈次第だと思います。
      「魁利は『兄に似てる』と言っているようにあくまで圭一郎と兄を区別している。今回の一件で頭が冷めたので圭一郎に当たるのは止めた」とか
      「仲間である透真たちが心配していることは好意的に受け止めている自分を自覚したことで、圭一郎のあれも好意でやっていることで悪気はないのだと理解した」
      といった解釈で考えるなら表面的に和解することは頷けるのではないかと私は思います。
      私はまだ完全にわだかまりが消えたわけではなく、まだ圭一郎との関係には白黒つかないだろうと思っています。

      >初美花と透真の想像は「魁利が親しくなった人と対立してしまい孤立してしまうこと」「腹の内に溜めていたものが何かの拍子に爆発してしまうこと(キツツキなのは怒りの感情を集めて爆弾にしたキツツキ怪人がいたからか)」という不安が大きくなったものという事なんでしょうかね...?

      なるほど。私は考えたこともありませんでしたがそういった解釈もあり得るかもしれません。積極的に肯定する材料も思い当たりませんが否定する根拠も思い浮かびません。

      >この手の本心が垣間見えるような敵を隠し事や方向性の変化のないブルー、イエローに当てたのは少し勿体ない気もしました。

      そうですね。使いみちはいろいろあったと思います。
      私は二人にあてたこと自体は悪くない選択だったと思っています。快盗は誰かが死んでも果たすという約束をしている都合上、個人の心配するという面では関わりにくい環境にあります。怪人の能力という理由を用意して普段は抑えている胸の内を明かすことには意義があると私は考えます。
      もちろん、実際にはギャグ重視でそんなシリアスな話ではなかったわけですが。

      >シンプルに強い忠臣なので、死に際をうまく温めてほしいところです。

      次回やそこらで死ぬにはまだ早いと思うのでもう少し膨らませてくれるといいのですが。
      ジュウオウジャーやこれまでの傾向から考えると不安のほうが大きいです。

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