『HUGっと!プリキュア』3クール目終了時点での感想

2018年11月13日
『HUGっと!プリキュア』39話終了時点での感想です。

■何があったっけ…?
・感想を書こうとしたらこう思うくらいに3クール目は中身が薄かったです。各話タイトルをざっと見直してみてもやっぱり特に何もなかったと再確認にしかなりませんでした。

・各キャラも全体のストーリーも話が全然進んでいません。
ゲストやハリー、アンリなどプリキュアメンバー以外の話ばかりして主人公たちが空気でした。
なお酷いことに主人公たちは空気どころか話が飛んでいました。 ホマレもサアヤも前に出たときにはまだまだ下積み中と語っていたかと思ったら、ホマレは日本トップクラスの選手に、サアヤはテレビドラマで主役を張るほどの大躍進をしていました。メジャー化するなんて話が一度もなかったルールー&エミルもテレビに取材されるほどの人気者になっていました。あまりに話が飛びすぎていて10話くらい見逃したかと思いました。ハナだけは安定の無気力怠惰っぷりでしたが喜べません。

■相対的な問題
・前の記事で「ハリーが主役なのだろうか?」と疑問を抱いたと書きましたがそれは少し違うと思い至りました。ハリーのほうがハナより目立っているのは確かなのですが理由が違います。

・正確な原因は「ハナたちの話がほぼ無い」ことです。
ハリーやアンリの話が5個も10個もあるわけではありません。出番自体は1クールに付き1,2話です。問題はハナたちの話が0.1しかないことです。個人回かと思えばゲストや標語の話にされ、キャラの近況は台詞一つで済まされてまるで脇役のような扱いです。ハリーたちが濃いわけではなく、ハナたちが薄すぎるのです。

・ハグプリに限らず最初に掲げたコンセプトを維持しようとするあまり、進展を嫌がって全体のストーリー展開が薄くなることはよくあります。
ハグプリの場合で言えば何者にもなれないハナが何かになることが目標のようですが、そのせいでハナは何の成果も上げられずにひたすら足踏みを続けてきて怠惰な印象が根付いてしまいました。

・これだけならよくある失敗の一つでしかなかったのですがハグプリの場合は更に墓穴を掘ってしまいました。
ためになる標語やハリーなど脇役の話をしようとした結果、主役のはずのプリキュアたちよりも脇役やゲストのほうが目立つことになってしまったのです。他のキャラも空気にしておけば全体のバランスが悪い意味でとはいえ取れたのに、脇役は普通に描いたため主役だけが空気になってしまいました。なかなか凄まじい失敗だと思います。作品全体を見渡して考えているスタッフがいないのだろうなとつくづく思いました。

■スーパー化
・恒例のスーパー化もありました。個人的には全然ピンと来ませんでした。
デザインは通常時とそれほど大差がなく、むしろ色が真っ白になった分だけ地味になった印象です。元々メイクがケバケバしかったのにカラーリングが地味になったことで余計に化粧が目立っているように見えます。

・スーパー状態での必殺技は個人的にはシリーズ過去最低の印象です。
プリキュアがモデルをしたり腕を延々と回したり、ポージングを続ける光景を見せられるだけです。敵と戦ってる感じもしないし、見世物としても単調で間が持っていないと思います。

・最強必殺技も特に代わり映えしませんでした。
ワンフォーオールなど台詞や動きはチアリーディングを意識したものなのだと思いますが、本編でのチア要素の扱いが既に埋没しきっているので何の感慨も湧きませんでした。

■あと1クールのはずなんだけど…
・1クールの頃から感じている問題が一向に解決されず、むしろ悪化していくばかりです。
悪くなる方向性としては予想の範疇なのですがここまで順調に加速していったのは予想以上でした。どこかでブレーキがかかったり、本筋とは別の方向では良いところが見えてきたりする可能性はあると最低限の期待は持っていたのですがどうにもなっていません。このままだと、良くて小さくまとまる、悪ければ何も成せずに終わることになりそうです。


コメント

12 件のコメント :

  1. 九衛門ファン2018年11月14日 8:19

    感想待っていました!
    ピクシブ百科事典というサイトによりますと、HuGっとプリキュアは「結果さえ伝わるのなら過程をすっ飛ばすことも多い」「描かれていないところでこういうことがあったのだろうという感じで視聴者の想像に任せる」形式をとっているそうです。その作風ですからはなたちの話が少なく感じられるのも当然かもしれません。この作風を知っているか知らないかで物語の楽しみ方や見方が大きく変わるのかもしれないなと個人的には思っています。残り1クールで謎が明かされるといいのですが、少し不安ですね。ただ、個人的には36話と37話のプリキュア大集合は豪華で戦闘も心からワクワクした素晴らしい回だったと思います。小ネタも沢山ありましたし。ただ、本編でそれをやるかという声もあるので賛否両論別れると思いますね。

    返信削除
    返信
    1. >ピクシブ百科事典というサイトによりますと、HuGっとプリキュアは「結果さえ伝わるのなら過程をすっ飛ばすことも多い」「描かれていないところでこういうことがあったのだろうという感じで視聴者の想像に任せる」形式をとっているそうです。

      確認のために見てみましたがその文面の出典元は書かれていないので筆者の個人的判断に過ぎないと思われます。それとも九衛門ファンさんも個人的にそう確信しているというお話でしょうか?
      私の考えはそういう意図の元に作られているわけではなく、単純に作劇の不備、もしくはスタッフの力量不足だと思っています。

      >ただ、本編でそれをやるかという声もあるので賛否両論別れると思いますね。

      悪くはありませんでしたが、どこまでも「テレビシリーズにしては」というカッコ書きがつきまとう内容だと思いました。
      作画は明らかに途中で力尽きてましたし、キュアハッピーなど声無し参加のキャラが無言で戦う姿は不気味でした。テレビシリーズの範疇ではよくやったほうだと思いますがストーリーを落とし込めているわけでもなく、劇場版の縮小版でしかないように見えました。あれを定期的にやってほしいか、毎年やってほしいかと言えば私の答えはノーです。

      削除
  2. モヤモヤしていたのでここへ来ました。
    なんか…ハグプリはキラプリよりは
    戦闘がちゃんと格闘戦をやっていて楽しめます。それと新人さんの声優さんも一年を通して成長したと感じる演技力にとても驚かされています。
    しかし、どうしても上のコメントの方と同じく過程をすっ飛ばし過ぎているというのが否めません。
    先程上の方が仰っていたのはアニメージュのインタビューで裏設定周りと一緒に掲載されていたんですけど
    テレビでは放送できない内容だからカットしたとか…それに関しては本編と関係ないからまぁいいかと思う反面
    アンリと正人周りにそんな事を割く時間があるなら、メインキャラにプリキュアが成長する過程を描くべきだと私は思います。
    それが出来ないのは貴方の言う通り
    ハグプリスタッフの力量とシナリオ構成の下手さが隠せていないからだと思います。
    正直、個人的に33話の気持ち悪さというのがかなり異常だと感じました。
    友情とは形としては様々だと肯定する視聴者が言っておりますが、それは分かるけど
    あくまで控えめにするべきだと思いますそれを重視するばかりメインキャラの描くべきモノを描かないでどうすると文句を言いたくなります。
    シナリオ面に関してはキラプリとどっこいどっこいかちょっと上程度
    以前見たゴープリの方が、『輝く未来』を描き、ちゃんと抱きしめられていたと感じます。なんでゴープリで見直した!と思ったファンを失望させるようなモノを作るのか
    怒りと悲しみで見ています。

    最後に15周年での全員集合に関しては
    素直に感動できた部分はあるけど
    やっぱりこれ外伝でやるべきじゃないのか?とか思います。トラウムという本編の敵キャラを倒すのは別に歴代の力を借りる必要はない、パップルの時もそう感じました。前から薄いハグプリメンバーを更に薄くさせていい筈がない、特にトラウムとルールーの過去は絶対に雑に扱ってはいけない筈なのにあそこでお祭り回にしてはいけないでしょうと思います。
    それこそハグプリメンバーが成長しきった最終回に裏ボスを登場させてやってたほうが感動できるところがあるんですよ。私は

    返信削除
    返信
    1. >あくまで控えめにするべきだと思いますそれを重視するばかりメインキャラの描くべきモノを描かないでどうすると文句を言いたくなります。

      私はどちらも中途半端なことが一番良くないと思っています。
      「ハグプリはアンリの物語なんです」と断言できるくらいにアンリを主役として扱うならそれも一つの道だと思います。『プリキュア』でやることかという問題は残りますが。
      現状だとアンリもハリーもあくまでサブキャラの範疇を出ない存在感でしかないと思います。メインのプリキュアも空気、サブキャラも出番が少ないのでは物語の中核になるものがありません。そこが一番の問題だと思っています。

      >それこそハグプリメンバーが成長しきった最終回に裏ボスを登場させてやってたほうが感動できるところがあるんですよ。私は

      私はハグプリのメンバーが「オールスターの世界」に行くくらいがちょうどよかったんじゃないかと思います。ハグプリでは敵を排除すれば済む存在ではないと定義してしまった以上、オールスターの武力が必要な状況を作れないと思うからです。修行も兼ねてオールスターの世界に行ってくるくらいがハグプリのスタンスと合う限界ではないかと考えます。

      トラウムとの決着をあれで終わらせたのは完全に悪手だったと思います。
      40~41話のような回をやる予定だったならばオールスターのせいでトラウムの影が薄くなるような流れは問題です。

      削除
  3. ファウストK2018年11月29日 16:10

    お疲れ様です。既にリアタイ視聴を捨てて見限った勢ですが、ほぼ全面的に同意見です。
    ハピプリといいどうもアニバ作品は私的にぐだつく傾向にあるようです。
    一言でいえば「何がしたいのか全く見えなかった」てす。
    ハリーの話をしたいのか、アンリの話をしたいのか、ルールーとえみるの話をしたいのか、無関係なゲストの話をしたいのか。
    それもガッツリ取り上げるならまだしも、上述の様に中途半端に扱われる程度であり、そしてそれらの話にこれと言った繋がりが見えないのもまた問題です。
    異種族間の交流の話とか「そんな話今までしてたか?」と本気で首を傾げました。
    はぐたんの話も本来なら序盤で説明すべき内容だと思うのですが、焦らして引っ張った挙句特に何もありませんでした。
    とにかく全体の構成が致命的に弱いです。正直歴代でも最低クラスだと思います。
    このままダラダラ最終章へいくのでしょうが、ろくに組み立ても出来てない現状で完結に向かったところでうまくいくわけがないのは目に見えてます。
    ラストではなが何かしたとしてもただの主人公補正という名のご都合主義です。そこには何の感動もありません。

    他に気になったのはクライアス社の扱いでしょうか。これといった掘り下げもないままいきなり倒されて、かと思ったら何事もなかったかのように生きてて、生き延びたはいいものの話の本筋に絡むわけでもなけりゃ何か戦いで役に立ってくれるわけでもない、完全に「いる」だけの存在です。倒された後の彼らの話を省いてもストーリー自体は十分成り立ちます。というかハグプリのストーリー自体があまりに薄っぺらいので他にもいろんな要素が除外できるレベルです。

    オールスター客演会については春映画のつまらなさをそのままTV版に移植しただけなので楽しめるわけありませんでした。こんな中身のない話で退場させられたトラウムがただただ哀れです。
    秋映画はこれに毛が生えた程度にしか思ってないので結局スルーしました。
    こんなので「歴代最高傑作」扱いされてるのを見ると呆れて物も言えません。

    返信削除
    返信
    1. ファウストKさん、お久しぶりです。

      >一言でいえば「何がしたいのか全く見えなかった」てす。

      そうですね。私もそんな印象が続いています。
      そういう状況が続いていることで、もしかしたら「やりたいことは無い」のかもしれないと思ってきています。ネット上で公開されているインタビューもいくつか見た範囲では監督やプロデューサーからやりたいことやメッセージ性についての言及は見当たりませんでした。スタッフの大半が「仕事としてやれと言われたから」やってるだけで特にやりたいことはないんじゃないかと見えるところがあります。
      そんな中でシリーズ構成の坪田文さんだけは本筋とは関係なく自分のやりたいことをやった結果がアンリやハリーの不自然な目立ち方なのではないかとも思います。

      >他に気になったのはクライアス社の扱いでしょうか。

      クライアス社は中途半端だと思います。
      ストーリーの一翼を担うにしては「時間を止める」という曖昧な主張を繰り返すだけで話が掘り下げられる気配すらありませんし、倒されるべき悪役として存在しているだけにしては無駄に引っ張っています。もっとも引っ張ったからといって何かあるとは限らないことはハグたんの素性があっさり流されたことで明らかだと思いますが。
      あとはできるとしたら「時間を止めたがっていた理由=本当の脅威が存在する」といった展開ですがこれも結局ポッと出なので盛り上がりそうもありません。

      >オールスター客演会については春映画のつまらなさをそのままTV版に移植しただけなので楽しめるわけありませんでした。

      よくあるオールスターものであって、特別な価値は感じませんね。劇場版の販促をテレビ内でやることは珍しくないのでその点ではいつもよりかはマシなやり方だとは思います。劇場版用の悪役だけ出して、「いったいあれは何だったんだ?」と思うようなやり方よりは良いです。

      削除
  4. 主婦として二人の子供と一緒に観ているんですが 最近は見ていません……
    理由を聞いたら
    「おはなしがむずかしいのに
    はながなんかつまらない。」
    とばっさり言われてしまいました。
    子供だから騙せると思って大げさなギャグをして誤魔化してるような展開が多いハグプリですが
    ウチの子のようにつまらないという子は結構多いんです。特にはながダントツでした。
    じゃあ好きなプリキュアはいるの?
    て聞いたら。
    いないって言われました。

    後、『人の心を縛るな!』と言った回も
    「正人だけがなんで悪いの?」って言ってたのも驚きました。
    私もアンリの意見はたしかに今の世の中に必要な意見であると認識しています。
    しかし正人の言い分にも分かるところがあり悪役扱いはどうかと思いました。
    ターゲット層である子供に疑問符を抱かせる時点でなんかもうなぁ…って思うプリキュアでした。

    そこで、質問なんですが
    面白くて教育的に良いプリキュア、あとは仮面ライダーを教えてくださいますか?
    もう一人の子も今のジオウをそこまで見てなくて少し悩んでいます。

    返信削除
    返信
    1. 予め断っておくと私には子供はいませんし、教職など子供に関わる職業にも就いていません。あくまでただのキッズアニメ好きの大人の意見として捉えてください。

      >面白くて教育的に良いプリキュア

      個人的なオススメは『プリンセスプリキュア』です。
      「プリンセス」という言葉をいわゆるお姫様ではなく「実在しない自分の理想とする人物」として据え、自分の理想を体現するために努力し続けていくお話です。ストーリーもアクションもシリーズでもトップクラスなので一つの作品としてもオススメです。

      難点があるとすれば理想が高すぎることでしょうか。
      簡単に言うと主人公たちは「努力を全く厭わない天才」のようなタイプなので一般人からすると「自分はこんなにがんばれない…」と引け目を感じる可能性があります。お子さんが「自分もこんなふうになりたいからがんばる!」と思うか、「自分には無理だ=自分はプリキュアにはなれない…」と絶望するかは個人差があると思います。

      私のオススメはプリンセスプリキュアですが、「教育的」にあてはまりそうな作品はいくつかあります。
      一つは『ハートキャッチプリキュア』です。こちらはかなりプリキュアのフォーマットが強く、バトルでは「敵がゲストの努力を馬鹿にする→『くだらなくなんてない!』とプリキュアが激昂し演説する」という流れが毎回のようにあります。教育的というのがそういう意味かはわかりませんがそういう側面の強い作品です。作品としても根強いファンの多い作品ですので内容も良いと言えると思います。
      絵柄はプリキュアシリーズとしては独特なのでお子さんが好きかどうかは画像などを見せて反応を見たほうが良いかもしれません。

      逆に止めたほうが良いと思う作品は
      『ハピネスチャージプリキュア』
      『魔法つかいプリキュア』
      です。どちらも基本的に主人公たちがわがまま放題を続けて反省もヒーローらしいこともしない作品です。

      >仮面ライダー

      仮面ライダーが教育的であるかは個人的には疑問を感じるため、個人的な価値観ではあまり言えることがありません。
      なので論理的に考えて適正であろうものをオススメします。

      一つは『仮面ライダーオーズ』です。
      メインテーマが「欲望」で、「欲望は良くも悪くも人の原動力となるものであり、欲望から悪事に走る人間もいれば、『人助けをしたい』という感情も欲望の一種である」と作中で定義しています。内容としては物事を考えるきっかけになり得る作品だと思います。

      難点は子供にわかるかどうかだと思います。
      小さな子供には「欲望」という概念自体に馴染みがないのではないかと思います。反対に位置するものが節度や社会のルールですし。その点ではオススメではないかもしれません。

      もう一つは『仮面ライダー龍騎』です。
      仮面ライダー同士が「勝ったものが夢を叶えられる」というルールの下で殺し合うバトルロイヤルなストーリーが売りの作品です。主人公は戦いを止めたいと思っている側で、自分のため、他人のため、様々な思惑で戦うライダーたちとぶつかっていきます。群像劇系の内容を含んでいるので多角的な視野を感じられるかもしれません。

      難点はまず物騒ということです。画面暗転などで直接的な描写はありませんがライダーが普通に死にます。「怪人にあたるモンスターが人を食う」という基本設定もあります。そういうのにショックを受けるタイプの人にはオススメしません。
      また明確に倒すべき悪といった存在もなく、ライダーどうしの戦いの都合上引き分けや水入りで終わるバトルも多いため単純なアクションものとしての爽快感は薄いと思います。子供に「退屈」と判断されてもやむを得ないと思います。
      あと20年近く前の作品なので映像が古めです。

      あとは教育的というのが「正義のヒーロー」を指しているのならば
      『仮面ライダーW』をオススメします。
      「街を守る正義のヒーロー」、「2人で1人の仮面ライダー」
      というキャッチフレーズのとおり正統派のヒーローものです。人々を守るため、悪を憎んで何度倒れても立ち上がる。「2人で1人の仮面ライダー」という言葉のとおり、正義感は人一倍あるが実力を伴わない翔太郎と、天才的頭脳と特殊能力で実力はずば抜けているが人間味が薄く人としては欠陥のあるフィリップが互いに足りない部分を補い合いながらヒーローを目指すお話です。

      削除
    2. ヒューガライゾー2019年1月12日 12:42

      お初になります、管理人氏にコメントに個人的にですが疑問を感じたので一言

      >『ハピネスチャージプリキュア』
      >『魔法つかいプリキュア』
      >です。どちらも基本的に主人公たちがわがまま放題を続けて反省もヒーローらしいこともしな>い作品です。

      『魔法つかい~』に関しては同意です
      あの作品の主人公の感情を何も考慮せず最優先してしまったがゆえの道徳観のおかしさは放映当時、
      『GOプリンセス~』の手法で感服し次作も大丈夫だろうと思って期待していた自分には
      裏切りであり見るだけでも辛い内容でした

      しかし『ハピネス~』に関しては管理人氏のおっしゃるように
      そこまで主人公の我を優先してしまった欠道徳的で非ヒーロー的な内容だったとは思えません
      確かにめぐみの愛情論を始めとするメッセージは押しつけがましかったかもしれません
      しかし何も考えず自分を優先して独善で他者を平然と傷つけていた
      『魔法つかい~』のみらいと比べれば独善的に通ずる点はいくつかあったとしても
      同類扱いするほど悪質だったとは思えません
      みらい達のようにめぐみ達の意見は全肯定されていたわけでもないですし

      ヒーローらしくないという意見にも疑問が
      めぐみ達は世界中を侵食する幻影帝国を何とかしないといけないと決意し活動はしていました
      確かにその活動には批判点は上げればあったと思いますが
      少なくとも無目的で機械的に襲撃者を追い返すだけだった『魔法つかい~』に比べれば
      最低限のヒーローとしての義務と役割は自覚していたかと

      個人的に『ハピネス~』は大甘評価していますし
      反対に『魔法つかい~』はかなり厳しい評価を下しており誠に個人的感情の極みかもしれませんが
      最低限以上はこなしたと思う作品と崩壊している作品を同類扱いしないでくれいうのが私の意見です

      長文失礼しました
      最後に個人個人の作品評価というものは当然の如く価値観の違いで大きくぶれるもの
      管理人氏と私の価値観に違いがあるのは当たり前です
      しかし、どうしても言っておきたかった
      それが投稿の理由です、では

      削除
    3. ヒューガライゾーさん、はじめまして。

      これは価値観の違いの問題ではないと思います。趣旨の違いが主な理由だと思います。
      ヒューガライゾーさんはまほプリとハチャプリの比較に論点を置かれていると思います。私のコメントの趣旨はそこではありません。
      「面白くて教育に良いプリキュアを教えてください」という質問への回答です。

      まほプリとハチャプリのどちらがより教育的でないかは考えれば差があると思います。
      しかし質問への回答にはその情報は必要ないと思います。想像してみてください。お店に行って「オススメのものはどれですか?」と店員に尋ねたら、「この商品はオススメできません。こっちはもっとオススメできません。どこが酷いかというと~」なんて長々と説明し始めたらどう思うでしょうか?
      「いや、オススメじゃない物は説明しなくていいからオススメのやつを教えてほしいんだけど」と思うのが一般的な反応だと私は思います。ですので私は詳しく説明することも比較することもしませんでした。どちらも私は教育的とは言えないと思うのでその時点で詳しく説明する必要性を感じません。「避けたほうが良いと思います」これでこの場合の説明は充分だと思います。

      削除
  5. はじめまして。いつも感想記事を読ませていただいております。
    突然なのですが、少しお聞きしてもよろしいでしょうか?

    以前まほプリの感想記事で、「プリキュア5が個人的ワーストプリキュア」と仰っていたと思うのですが、
    具体的にプリキュア5のどこがowl様にとってダメだったのか教えていただいてもよろしいでしょうか?
    また、5gogoに関しても同様の評価なのかも併せてお答えいただければ幸いです。

    返信削除
    返信
    1. サイガさん、はじめまして。

      >具体的にプリキュア5のどこがowl様にとってダメだったのか教えていただいてもよろしいでしょうか?

      一言で言うと「要素を活かせていない」と思う点が多いからです。gogoに関しても大差ないと思うのでまとめて話します。

      まず敵幹部とバトルは活かせていないどころか露骨に切り捨てていると思います。毎回「キーアイテムをよこせ!」「渡さない!」ばかりですし、敵幹部の言うことも「始末されるのは嫌だ」とか「良い暮らしがしたい」など方向性が決まりきっていますし、同情の余地を感じるところもないのでワンパターンで退屈でした。
      バトルものであることがプリキュアの基本アイデンティティなのにそこを切り捨てるのは論外だと思います。

      5人というメンバーの数も活かせていないと思います。
      横のつながりは弱いですし、関わりの薄い人どうしがいっしょにいることで生まれるドラマなども感じられませんでした。
      特にココとナッツの王子様コンビが邪魔になっている点が大問題だったと思います。ノゾミはココ、コマチはナッツと関わることが多く、しかも王子様との恋仲がストーリーの中核の一つに置かれてしまったため残りのメンバーとの間に壁ができていました。

      こういう構成なのに王子様が魅力的でなかったことも問題だと思います。
      プリキュアなので戦うのは女の子の仕事で王子様は基本的に助けられるだけで役に立ちません。人格的には善人だと思いますが一方的に助けられ続けている時点で憧れる存在にはなれません。王子様というより”ヒモ”に近いと思います。そんな存在とのあれこれにスポットをあてられても私は興味を持てませんでした。

      細かい点を挙げるとキリがないのですが、切り捨てた要素はいくつもあり、入れた要素は活きてこない点が評価が低い理由です。
      バトルものも王子様との恋愛もどちらも単独で成り立つ要素だと思います。それを両方入れたのに両方入れたことで生まれるシナジーが無いのでは自ら面白さを半減させているようなものだと思います。特にプリキュアであることがマイナスに働いているので評価はガタ落ちです。最初からプリキュアを作るつもりで作っているはずなのにプリキュアの要素が邪魔になるなんておかしいと思います。

      削除

 コメントは承認後に表示されます。
*過度に攻撃的な言葉や表現が含まれている場合、承認されない場合がございます。節度と良識を保った発言をお願いいたします。