『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』 第28話「誕生日も戦いで」:感想

2018年8月19日

【ストーリー】

■快盗の絡み
・シームレスにそっちにつなげるとは思っていなかったので驚きました。急にしんみりして緩急の付け方が良かったです。3人の年の近さと遠さも考慮してあって展開が滑らかでした。透真が父親に恨まれたという話を出す前に「婚約者がいますので」と恋人の存在を地味にアピールした前振りも小技が効いていました。
やっぱりこういう人間関係がルパパトで一番面白いと改めて思いました。

・反面、バトルの展開はおかしな感じでした。
イエローとブルーが油断する理由が全然わからなくて敵の逆転劇に納得がいきませんでした。どう見ても一箇所以外封鎖できていなくて逃げ道はいくらでもあるように思えて仕方がなかったです。
「地面以外にも潜れるなんて聞いてない」という台詞からすると、本来は「下は地面でそこを封じて安心していたが壁や障害物など他の物に潜られて不意をつかれた」という状況を脚本では想定していたのに、実際のロケは全面コンクリの建物の中で撮影されてしまった齟齬が問題だったのだろうかと思いましたがどうなんでしょう。

・巨大戦も敵が手品にほいほい引っかかる理由がピンと来なかったです。
そんなキャラだったんですかね? 特にお宝に目がないといった印象がないので馬鹿過ぎるように見えました。モチーフが龍宮城だから玉手箱を開けてしまった浦島太郎の要素も含まれていたという話なのでしょうか?


【アクション】

■ルパンカイザーマジック
・飛行船? それとも今回の敵の能力から潜水艇?、と思っていましたが能力は手品を使うマジックでした。
外見と手品の組み合わせがピンと来ないのですがどういう関係なのでしょう?  ただ、開いて中から飛び出るという以上の関連性があるのでしょうか。

・必殺技は敵が飛びつくようなものが出てくるようでゴレンジャーハリケーンみたいでした。巨大戦のフィニッシュは単調になりがちなのでバリエーションが増えるのなら歓迎します。
真面目な感じの香村さんにはあまり合わなそうな印象です。どうせただの換装パーツなんてそのうち使わなくなるでしょうから大勢には影響ないと思いますが。


次回はいかにも夏休み回って感じのドタバタ劇な感じでした。
個人的にはパトレン1号が腕にクレーンをつけていたことが気になりました。 快盗側はビークルを等身大戦でも使っても警察は使ってこないのはそういう仕様なのかと思っていましたができるんですね。今回ツカサがノエルに不信感を抱いていたようなのでその関係で「快盗は使っているけど私達のビークルではできないのか?」とつっこんで改造することになるのでしょうか。
雑魚怪人の改造スーツという手抜きのギャグ回を連想しますが、改造した姿が”金庫”であり、脚本が金子香緒里さんなので設定面ではメイン要素を進めそうな気がします。

コメント

2 件のコメント :

  1. 来週は24時間テレビ裏の総集編を圭一郞の記憶喪失対策に絡めるんですかね。
    マジックは例年だと9月の強化武装グッズにあたるのでこれまでのシザー等と如何に差別化し印象に残すか苦心された結果なのかなと思います。

    今年は様々な事情でこれまでのところ売上に非常に厳しい数値が出ており、その対策と本来のスケジュールとに齟齬が出ているようです。
    本来、クレーンの等身大戦用武装化はシザーのように発売直後から19話まででやるべきだったと思いますが、今年は玩具の売り方がまずく、VSチェンジャーと各赤ビークルのセットを半月以上先に売り出し、後から赤がダブるロボセットを出してしまったため、ライバルのシンカリオンの大躍進も重なって深刻なロボセット販売不振を招いてしまいましまた。
    結果、バラ売り特にグッテイを買って貰えないと数字が伸びなくなってしまったので、影響力の大きさからフクロウさんも違和感を持たれたようにグッテイを優先して販促乱発、そのまま追加戦士販促期になってしまって遅れたのでは?と思います。

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    1. 単純な販促の工夫の一環という線は視野に入れていますが、マジックが販売不振の挽回のために当初の予定を変更したものとは考えていません。

      三位一体や分身でのグッティの多用に関してはタイミングが奇妙なところがあるので、上からの指示などテコ入れの影響である可能性は充分あり得ると思っています。

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