『爆上戦隊ブンブンジャー』 第37話「二人のスパイ」:感想
■前半にやるならわかるんだけど…
・大也と射士郎は1話時点より前から信頼関係ができてるから今更この程度でほころびが出ると思えませんでしたし、実際に何の問題もなく事件が解決してしまいました。
何の捻りもなく予想どおりの内容で37話でやる話ではないなぁと思いました。前半だったならまだ「今はピンと来ない内容だったけど後で回収されるのかな」なんて思えたかもしれませんが、もう個人回が1回あるかすらわからない37話では呑気に構える気にはなれません。
・成り代わりの話をするならまだ人間関係の薄い、未来か錠、先斗のどれかだと思います。
ただ、成り代わり自体は一要素でしかないからそこは重要ではなさそうでした。
大本の問題は「冨岡さんの思い描くブンブンジャーらしさを他のスタッフと共有できていない」ことではないかと思います。
前回も顕著でしたが冨岡さんはハードボイルド路線みたいなのを重視しているっぽいのですが、非シリーズ構成回では今まで全然やれてないので唐突感が強く、違和感やポッと出感につながってしまっています。脈絡があれば全然有りな内容だと思うのですが残念ながら全体としては機能していません。
とてもシンプルな要素のはずの○○屋の収まりの悪さといい、全体のチグハグさが目立ってきているように感じています。
■大也の過去
・どうやら学童保育に通っていた頃に近所で児童虐待?か何かがあり、子供の悲鳴が物理的に聞こえていたのに警察沙汰になるまで事件性に気づかなかったことを大也は子供時代からずっと悔やんでいて、それがヒーロー活動や財力を得ようとするきっかけになったようでした。
■生身アクション
・今回は坂本監督回だったかな?と疑問に思うくらいに妙に生身アクションに力が入っていました。
偽物とゲストモブ相手の小競り合いだったので個人的にはあまり盛り上がりませんでした。
・ブンブンジャーは変身が手軽なせいか、生身のアクションの印象は特にありません。
実際数が少ないから役者さんの経験用に用意した側面も有りそうです。
次回はヤルカーの同類が現れてヤルカーをスカウトに来たり、スピンドーと話していた幹部が来襲したりするようです。
これまでの傾向から考えると、たぶん「ヤルカーの話9割。新幹部は最後の方に登場して続きは次回で」って感じの構成になりそうな気がします。
ついでにサンシーターは早めに一段落させるんでしょうかね?
元々、序盤は「下っ端AB」くらいにしかスタッフは扱う気が無かったのに、視聴者人気が出たから後からキャラを盛っていった印象です。この印象が間違っていないなら本来は余分な要素であるサンシーターを片付けて、本来あるべき本筋に集中したいってことなんでしょうかね。
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