『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』 第41話「サンタくろうする」:感想

2022年12月18日
■かっこつけしかない
「こういうサンタ回ってあるよね~ まぁ俺は仕事だからわかっててやってるだけだけどね~」というナルシズムが全面に出ていて気持ち悪かったです。

・真面目に見るにはストーリーが破綻しすぎていて見るに耐えませんでした。
「脳人は一年に一度サンタとして活動している」を真とするならば矛盾になる描写がいくつもありました。
ソノイたちが「今年は私達がサンタをやることになったけどサンタが何をするのかわからない」って毎年やってるなら前任者に聞けばいいですよね… 不審者オチもあったのでてっきり脳人の考えるサンタは別物で、「人間界では怪談や妖怪として受け止められていた(だからちゃんとしたサンタらしいサンタを学ぼうとした)」なんて話なのかと思ったら全くそんなこともありませんでした。
意地悪な子どもたちが「サンタなんているわけないじゃんw」とか言ってましたけど、脳人式サンタが顔を見せるタイプなら毎年見たことがあるはずなんですよね… あの歳まで一度も来ないサンタはサンタ失格だからあり得ないはずですし。

・本家サンタに至ってはただのクズで論外でした。
リクエストを無視して欲しくもないプレゼントを寄越すわ、子供に寄付を要求するわとサンタ以前に人間のクズでした。
グレた後もなぜか大人にゴミを送りつけていて意味不明でした。子供に絶望したのだから嫌がらせするなら子供にするのが筋だと思います。その程度のことすら整合性が取れていません。
こんなのと永遠のヒーローであることを誓い合ったせいでマスターの格も下がりました。使い捨てのゲストだけならまだしもレギュラーキャラも下げる価値がどこにあったのでしょう。

・リアルな現実や無償奉仕するサンタの悲哀を描くわけでもなく、胸温まる話や胸糞悪くなる話にするわけでもなく、全てが中途半端でした。
井上の糞さ加減がてんこ盛りって感じでした。こういうところが大嫌いです。


次回は猿原家のお話だそうです。家族がいること自体初耳だから意味がわかりません。家族はいても不思議はありませんが猿原の家族にも興味がないので興味がない話をされても困ります。
予告で言っていたようにでまかせだとしてもそんなデタラメに付き合う気もありません。どこに視聴者向けのフックがあるのか理解できません。猿原の家族の話なんかよりも真面目に猿原の話をするべきだと思います。
家族のキャスティングからすると「役者に評判が良い性格豹変回をまだドンブラザーズメンバーでやってないからやる」というノルマなのかなと今のところは考えています。



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