『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』 第40話「キケンなあいのり」:感想

2022年12月11日
■話に無理がある
・目が見えないだけじゃ人間違いはしないと思います。
そもそもなぜ犬塚が最初にナツミだと思ったのかが全く理解できませんでした。女を見れば誰でも「ナツミ?!」と迫るようなキャラじゃなかったと思うんですけどねぇ。そっくりのミホ相手にすら早々に違うのかと引いた犬塚がなぜ間違えたのか理解できません。
話の流れからすると、「違うとわかっていながら騙されたフリを続けていた」でも問題なかったと思います。

・教習所のほうも論外でした。
スタッフは誰も知らないかもしれませんけど教習車には助手席にもブレーキがついているから危なくなったら教官が車を止めるのが当たり前なんですよ。ギャグにしたって真面目にやるなら「ブレーキを引く暇がないほどの突発的な急旋回」とかやりようはあったと思います。そういうところで突き詰める手間を惜しむから面白くないんですよ。

■ソノニの描写が足りてない
・ソノニの話としてここが致命的だったと思います。
何が足りないかとかいう以前の段階で「これまで何をやったっけ?」というレベルだと思います。
個人的にはそもそもなぜ同じようなナンパ男を引っ掛けては振ることを繰り返しているのか理解できません。本当に「愛が知りたい」なら、既婚者や子供が生まれた人、果ては友愛や家族愛など異性関係以外も学ぶ必要があると思います。
現状だと愛が知りたいじゃなくて「愛されたい」と主張しているようにしか見えません。そう考えようにもそういう話をしてきていないのでそうは思えません。
それ以前に普通にクズってのが厳しいと思います。ナンパ男を弄ぶだけでも性悪ですし、今回のナツミ謀殺に至っては倫理観も何もかも論外です。こんなキャラには同情できません。視聴者の犬塚への好感度が比較的高い中でやるのはまず無理だと思います。

■人殺しメンバーが追加
・秘密を知る由もない&正当防衛とはいえ刑事さんが犬塚に殺されました。雉野よりはマシとはいえまた人殺しが増えてしまいました。メンバーの3分の1が人殺し経験者の戦隊とは後世に語り継ぎやすい戦隊になれましたね。

・ハルカも車を玩具にして何のお咎めもなく、それどころか免許すらもらえていて唖然としました。
常識的に考えたら「お前みたいなやつに免許をやるわけないだろ!!!」で落ちて終わるべき話だったと思います。雉野が野放しなことといい、相変わらず倫理観が終わってますね。


次回はクリスマス回でサンタにちなんだ内容のようです。クリスマス回と言えばロボを全部出すのが通例ですがドンブラザーズでそんなことやったらどんな悲惨な光景になるのでしょうか。今回の巻き戻しみたいにバンク映像を使った実にやる気のない映像になりそうです。



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