『仮面ライダーセイバー』 第42話「はじまる、美しい終わり。」:感想

2021年7月4日

■話が進まない…
・タッセルが死んでデザストも死ぬかと思ったらタッセルの話をだらだらやるだけでした。
おまけにおにぎりのコントに5分も使ってて呆れ果てました。しかもその直後にユーリが「それを早く言え!」と怒り出して開いた口が塞がりませんでした。どの口で言ってるのでしょう。

・タッセルは最後まで脳みそお花畑の他力本願のままでうんざりでした。
2000年もあって、その間ストリウスはずっとメギドやっていたんだから話そうと思えば話す機会はいくらでも作れましたよね? それを何もしないで「話せばわかると思った」なんて言われても2000年前にやれよと呆れるだけです。
説得材料が「飛羽真とルナが現れたから今度はやり直せるかもしれないよ」ってどこまでも他力本願ですよね。前回では飛羽真に「人間界と接点がなくなるからオススメしないよ…」みたいな態度だったのに実際は「ひゃっほー!これでストリウスを説得できる!!」って思ってたのかもしれません。全方位に糞ですね。

・デザストはまだ死なないんですね。
保護者どころか「一人ぼっちで寂しいからお友達が欲しかっただけ」みたいな雰囲気になってました。
作中ですら「こいつに存在意義なんて無いよ」と断言されたのにまだ生かしてどうするんでしょう。1話使う価値があるように見えません。
「剣士の力も合わせて結界を張る!」と言い出したときには「あぁ、ここで『力が足りない!』って展開になって蓮が参加して間に合ってなんか蓮も許された感じになるパターンか」と思ったらなんにも起きませんでした。本当に蓮は要らないですね。
そりゃストリウスも「そろそろ終わりにしましょうか。…え、まだ終わらない。はぁ…じゃあ終わったらまた来ますね」って呆れて帰りもしますよ。

・その一方、芽依はまともな働きをしててびっくりしました。
「手伝ってくる!」と言い出したときは、ま~た足を引っ張りにでしゃばるのかとうんざりした気持ちになりましたが、手伝うのは結界ではなくルナ探しでした。全くの予想外の行動で全然台詞がつながってる気はしませんが、芽依にできることの中では一番まともな行動だったと思います。闇雲に探して見つかるのかよとか疑問点もありますがただ待ってるだけでは可能性すらゼロですからね。結果を伴ったのは偶然にしても行動自体は正しいと思います。

■強さの秘訣?
・地味に飛羽真のサイコパス度が上がりました。
デザストのことを人間と同じだと言っていました。感情があるから人間というなら幹部メギドなども「お前は人間だよ(殺す)」と2回もやってきたってことになりますよね。そしてその上でデザストも「まぁ再生するからいいだろ」と身体に穴を開けて、しかも再生しないのを見ても「あれ、再生しない? こいつ死にかけなのか(だからといって別に何もしない。助けようとも謝ろうともしない)」という反応でした。本当に飛羽真はヤバいやつですね。「なんで飛羽真は強いのか?」という話の流れが余計なニュアンスを加えてしまっているように感じます。

■ついに編集まで…
・CM前後のつなぎがおかしいと思いました。
CM前は「結界完了→デザストがいきなり切りかかってくる」だったのに、CM後は「また封印完了に巻き戻る→ストリウスが出てくる→デザストが切りかかってくる」とシーンが巻き戻った上に別な展開まで挟まっていました。単純に見づらくて困惑しますし、演出としても意味不明だと思います。なんなんでしょう?

・個人的には冒頭の「どこかに走っていく飛羽真(どこ行くの? ルナを探してるの??)→と思ったらアジトに戻ってくる→賢人に『ルナは?』と聞く(さっきの爆走は何?!)」というシーンもだいぶ意味がわかりませんでした。
あれって恐らく「前回の戦闘から急いで帰ってきて、賢人に『タッセルはもうルナを連れてきたか?』と尋ねた」シーンですよね? そもそもアジトは基本ワープで直行直帰の印象なので走って戻るという概念が馴染めませんでした。走っていった先はゲートのある店ってことなのかもしれませんが全然伝わりませんでした。初見で正しく状況を認識できた視聴者はどのくらいいるのでしょう?


次回は蓮とデザストが戦い、暇な飛羽真たちは敵の拠点に乗り込んでカリュブディスと小競り合いをするみたいです。


コメント

7 件のコメント :

  1. マルゲリータ2021年7月4日 16:49

    今回も相変わらずな話でしたね。次回はやっと本にされた人達をどうにかするようで、タノシミデス。

    ・CM前後のつなぎがおかしいと思いました。
    CM前は「結界完了→デザストがいきなり切りかかってくる」だったのに、CM後は「また封印完了に巻き戻る→ストリウスが出てくる→デザストが切りかかってくる」とシーンが巻き戻った上に別な展開まで挟まっていました。単純に見づらくて困惑しますし、演出としても意味不明だと思います。なんなんでしょう?

    DVDで見た人は間違いなく混乱するでしょうね。編集してなかったことにするのでしょうが・・・
    擁護的にみればトウマが未来予知をして奇襲があるのを予測した。(絶対ありえない)
    メタ的に言えば、無理やりストリウスの下りをねじ込んだでしょうね。

    ・その一方、芽依はまともな働きをしててびっくりしました。
    「手伝ってくる!」と言い出したときは、ま~た足を引っ張りにでしゃばるのかとうんざりした気持ちになりましたが、手伝うのは結界ではなくルナ探しでした。全くの予想外の行動で全然台詞がつながってる気はしませんが、芽依にできることの中では一番まともな行動だったと思います。闇雲に探して見つかるのかよとか疑問点もありますがただ待ってるだけでは可能性すらゼロですからね。結果を伴ったのは偶然にしても行動自体は正しいと思います。

    あそこは、「ルナちゃんを探してくる!!」というべきでしたね。もしかしたら本気で手伝うつもりで、飛び出したら迷子になってルナに遭遇したということだったのかもしれませんが

    「剣士の力も合わせて結界を張る!」と言い出したときには「あぁ、ここで『力が足りない!』って展開になって蓮が参加して間に合ってなんか蓮も許された感じになるパターンか」と思ったらなんにも起きませんでした。本当に蓮は要らないですね。

    結界、CGが消えていてびっくりしたのですが、私の勘違いなんですかね。結界が完成したから赤い空間が消えたのかと思いきやそうでもなくて、とても困惑しました。

    いやぁセイバーも終盤ですが、owlさんの個人的なセイバーの最悪な最終回とはどんなものですか?勿論「トウマ達が全員死んで、ストリウスが世界を支配する!」というバッドエンド的な意味の最悪という意味ではありません。
    私が個人的に見たくないのはブレイドのようにトウマが消えて、浜辺で剣士たちが「トウマァァァ!!!」と大合唱することですかね。ジオウのように何もなかったことにされるのも、いやですが。

    返信削除
    返信
    1. >DVDで見た人は間違いなく混乱するでしょうね。編集してなかったことにするのでしょうが・・・

      なるほど。DVDのことは考えたことがありませんでしたがそうなるでしょうね。アイキャッチとかないでしょうから同じ台詞を繰り返した後に違う展開が混ざることになるはずですね。

      >メタ的に言えば、無理やりストリウスの下りをねじ込んだでしょうね。

      私はねじ込む以前にそもそも余計な編集をしなければいいだけだと思います。デザストが切りかかった後にはストリウスも同時に映ってますから別にストリウスのカットを別撮りしたわけではないでしょう。

      >あそこは、「ルナちゃんを探してくる!!」というべきでしたね。

      普通ならそういう「私は私のできることをやりに行きます!」という趣旨の発言が出るのが一般的だと思います。なんで「手伝う」になったのか不思議です。

      >owlさんの個人的なセイバーの最悪な最終回とはどんなものですか

      特に考えたことがありません。下のほうは考える気になりませんし、現状で充分最悪なので。よくある流れでなら「続きは劇場版で!」とか「都合により今回で最終回とさせていただきます」でしょうか。

      削除
    2. マルゲリータ2021年7月5日 22:39

      返信ありがとうございます。

      >特に考えたことがありません。下のほうは考える気になりませんし、現状で充分
      最悪なので。

      下の下よりも、それ以下ですからね。過去最悪の作品なので、下を考える気にならないのは、同感です。

      >よくある流れでなら「続きは劇場版で!」とか「都合により今回で最終回とさせていただきます」でしょうか。

      「続きは劇場で!」は、ディケイドみたいなことですね。確かにそれは嫌ですね。
      龍騎のような別ルート、エグゼイドのような後日談をされても困りますが・・・
      「都合により今回で最終回とさせていただきます。」やりそうではなく、出来そうで怖いです。次回でストリウス、デザスト倒してわっしょい!!と終わってもなんら問題がないので。伏線やら謎の放置の積み重ねだけは、しっかりしてきましたから。

      削除
  2. 感想お疲れさまです。

    >おにぎりのコントに5分
    この作品が何より嫌いな特徴です。カップ麺のとこもかやくのとこも嫌いです。
    多分脚本が足りなくて、現場で尺をかさ増ししてる気がします。
    物語は薄いのにかさ増しって終わってますよね。

    先週の感想にも書かせていただきましたが、トウマはサイコよりですが
    世界を混乱に陥れたのはあの作品の過去の人物たちです。
    後始末させられる主人公じゃ盛り上がらないですよね。

    返信削除
    返信
    1. 匿名さん、こんにちは。

      >この作品が何より嫌いな特徴です。カップ麺のとこもかやくのとこも嫌いです。

      デザストたちに生活感が必要だとは思えませんしね。いったい何がしたいのか理解できません。

      >後始末させられる主人公じゃ盛り上がらないですよね。

      それ自体は「混沌とした世界を救う救世主」や「過去のしがらみを断ち切ってより良い未来を目指す先駆者」など方向性自体はやりようがあると思います。セイバーがそうなってるかと言ったら全然そうは思いませんが。

      削除
  3. ストーリーの本筋とは関係ないと思いますが、できればビクトールがなぜタッセルを名乗るようになったのが、具体的に掘り下げて欲しかったです。特に敵側にならず、ただいるだけのキャラって言うのも珍しいですよね。

    返信削除
    返信
    1. 特に由来は語られていませんね。メギド幹部と違って本を取り込んだ様子はないので本由来の名前というわけでもなさそうです。
      自分が別の存在になってしまったことへの絶望からいっそ完全に別の存在になろうとしたのか、それとも過去の失敗を悔やんで、愚かなビクトールから全知全能の書の正しい使い方へ導く存在のタッセルへと変わりたかったからなのか。何も語られていないので考えようがありませんね。

      >特に敵側にならず、ただいるだけのキャラって言うのも珍しいですよね。

      こちらに関してはセイバーのキャラとしては珍しくないことだと思っています。デザストなんて敵なのに敵らしいこと全然してませんし。ソフィアや芽依もほとんどいるだけだと思っています。

      削除

 コメントは承認後に表示されます。
*過度に攻撃的な言葉や表現が含まれている場合、承認されない場合がございます。節度と良識を保った発言をお願いいたします。