『仮面ライダーセイバー』 映画公開記念合体SP「界賊来たりて、交わる世界。」:感想

2021年7月18日
■普通にダメ
・お話は酷かったです。キャラ紹介としても単体としても出来が悪かったです。セイバーのキャラもゼンカイジャーのキャラも持て余している感じが強かったです。

・小説を書いている飛羽真に違和感があったので序盤の話なのかと思いましたが、デュランダル兄妹がいるしクロスセイバーもあるので後半か本編終了後の時系列のつもりみたいですね。ナンバリングもされてないので考えるだけ意味がないことだと思いますが。

・作品において立ち位置以上に、セイバー本編にローテ参加してる毛利さんでこんなキャラになった事実が酷いと思いました。37話までは関わっているから最近の飛羽真はこんなキャラじゃないと承知のはずなんですが。

・オチは全然ピンと来ませんでした。
「現実改変じゃなくて”認識阻害”の能力なんだ!」まではいいんですけど、なんで気づけたのか、なんで今まで気づけなかったのかが理解できませんでした。あの理屈なら芽依やゾックスは「いや、手に持ってるじゃん」とつっこむタイミングはあったと思います。

・そもそも論でいうとワンダーライドブックだけ消えるのが不自然に感じました。
剣士にとってはワンダーライドブックより聖剣のほうが大切だと思います。ゾックスも何も失ってないことも奇妙だと思います。戦隊編の内容を踏まえれば家族が消えるのが無難だと思われますが何も起こっていないようでした。
どうせならこの不自然さを手がかりにして謎を解くストーリー展開にしたほうが良かったんじゃないかと思いました。「本が好きな飛羽真が書いたからワンダーライドブックが消えた。価値観が違うから聖剣やゾックスの大切なものには影響がない」という展開ならもう少し馴染みやすかったんじゃないかと思いました。

■コラボとしては失格
・アクションはいつもより良かったです。
しかしツーカイザーに怪人を倒させないために戦闘中に持て余していたのは酷かったです。ゾックスは戦闘中にふざけるキャラじゃないんですけどね。活躍もしないし、キャラも違う。これじゃコラボとしてはダメダメだと思います。他作品のほうに興味を持たせないとコラボの意味がないでしょう。


次回は前回の続きで本編をやるみたいです。
長谷川圭一さんの担当なんですね。中盤頃にシリーズ構成が全然登板せず、ラストスパートに入ってから登板し始めたので最終回までずっと福田さんで行くのかと思っていました。単にやる気がないだけのようですね。作品のクオリティとの違和感がなさすぎて「何考えてるの?!」とかそういう気持ちも全く湧いてきません。


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