『魔進戦隊キラメイジャー』 第23話「マブシーナの母」:感想

2020年9月13日
■どれが本命?
・最初から最後まで「これはどういうお話なんだろうか?」と疑問が続きました。
マブシーナの母が石に憑依して生きていた設定自体も唐突でアクアは当然のように知っていたのに王様も誰も知らなかったことはスルーでずっこけましたし、事実を隠そうという話もそんなの無理だろうと思っていたらやっぱり無理でした。
他の展開も王妃の凝縮能力も王様の格言もマブシーナの歌もキラメイジャーがやることになったお芝居も全部前半で説明されたことを後からなぞるだけだったので意外性も何もなくて退屈でした。
最後は結局王妃がよくわからない理由で眠りについてしまいました。王妃が復活して王妃が眠って終わったのでストーリー進行としてはプラマイゼロな感じです。今回の話を丸々取り除いてもストーリー進行に影響しなさそうです。

・かなり不格好で無理のあるお話のように見えたのですが元凶がわかりません。
マブシーナ母の話をやるためにしては戦闘に役立つ能力が即物的でした。これから先ことあるごとに「王妃連れてくれば倒せそう」と言われるでしょう。
「役者にいつもと違う演技をさせたいから」というパターンもあり得そうです。しかしいつもと違う演技をしたのは時雨くらいでしかも変身状態のほうが多かったのでその目的にしては成果があまり見当たりません。
残るのは歌なんですけど、戦隊はキャラソンだのは出すけどそんなにアピールしないことのほうが多いと思います。そんな急に生えてくるものでもないので歌の販促のために計画的に作っているなら内容を考える時間はあったでしょうし。
いったい何がどうしてこんな内容になったのか原因がわかりませんでした。


次回はまた歌にまつわるお話のようです。
EDで「キラメイ音楽祭」と銘打ったキャラソン特集が予告されていましたし、マジで歌を推していくつもりなんでしょうか…
いろいろ混乱していますが公式サイトの文面を見たらますます混乱が深まりました。

 監督はまたかい!と(まんざらでもなさそうに)申しておりましたが、24話も「音楽」がキーとなるエピソード。 

 そうそう、「エモい」と言えば小夜さんの口ぐせでありますが、今回のエピソードは小夜を演じる工藤美桜ちゃんのリクエストに端を発しています。得意なドラムを活かしたエピソードをぜひ!とあの笑顔で言われたら、おじさんたちは動くしかありません(笑)

この感じだと別に歌を販促するためではなく思いつきが重なっただけなのでしょうか???

 

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