『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』 第42話「永遠LIVE!リクオニストに花束を」:感想

2025年12月14日

陸王編最終回

・それ以外は特に内容がありませんでした。
さらわれたグーデバーンはコントに使われただけで深刻さはゼロでした。
再教育とか言っておいてあれって、あれでギャグのつもりだったんですかね…

・テガジューン相手に逆転したクオンと指輪は何の話か全くわかりませんでした。
なんでユニバーススリングを奪うとテガジューンが弱体化するんでしょう??
吠の方が指輪を多く持ってるはずなんですけど吠がいればクオンも閉じ込められてたんですか?
当然のような顔をして意味のわからないことをされて困惑しています。


陸王

・相変わらず言動がブーケの感情を逆撫でする内容としか思えず、印象が悪くなる一方でした。
どの口で「僕のファンでいてよ」とか「君には幸せでいてほしい」とか言ってるんでしょう。
お前がリボンを殺したことが原因なんですけどいまだに事実を受け止める気がないんですか?

・結末は話がどう見てもすり替わっていてびっくりしました。
「リボンを殺したてめぇは許さねぇ!」って話だったはずが「私とあなたは敵同士なのよ!」って話にすり替わっていました。
そんな話してなかったでしょ… それじゃリボンが死ぬ必要性ゼロじゃないですか。何これ…?

・ブーケの救出とロボ撃破が謎過ぎて逆にわかりやすい話のような気がしました。
客観的に考えると、ブーケは本人自ら乗り気で乗った上に戦う気がなくなったら降りれば済むから全然助ける必要ないんですよね…
なんでこんな意味不明な展開になったかというと、たぶんこの手のシチュエーションでよくある
「もう戦意を喪失したのにロボに縛り付けられて無理やり戦いを続行させられる悪のヒロインを主人公がロボを撃破して助け出す」
っていう展開をやりたかったんだろうなと思いました。
井上亜樹子さんのやりたい展開だけ決まっててその前後の脈絡や必然性を作れない病気が極まってたと思います。
病気としか言いようがない事なので「だからダメなんだよ…」と呆れるしか反応しようがありません。


次回はクオン率いるブライダンと決戦を行うようです。
クオンはラスボスから外れたみたいです。
じゃあ誰がラスボスをやるんでしょうね?
クオンに出し抜かれた以上は今更テガジューンはダメだと思いますし、ファイヤキャンドルたちも格を感じません。
もう突然厄災が現れるか、グーデバーンが破壊神として目覚めるかくらいしか道が残ってないように見えます。
クオンをラスボスにするよりも盛り上がらなそうな候補ばかりですけどどうするんでしょう?
次回で終わらせずにクオンを延々と引っ張るのもごめんなんですが。





コメント

4 件のコメント :

  1. ひとつ言えることは、この作品におけるリボンの存在意義が「身内が死ぬことで話が盛り上がる」みたいな安易な理由で生まれた、打ち上げ花火的な舞台装置でしかない、という事実だと思います。こういう感じで1キャラ1キャラを生み出していたのでは、愛着なんて生まれないですよね。この作品における問題の根底の一つをみた気がしました。

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    1. 個人的にはそもそも「愛着」とかいう概念が無いのではないかなと疑っています。
      展開とか結末とかそういう単位でしか考えられないから脈絡も整合性も何もなく、そんな環境からはドラマも愛着も魅力的なキャラクターも何も生まれてこないのは必然ではないかと考えています。

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    2. なるほど、先に話の展開を作ってからそこに必要なキャラを当てはめて作っているということですね。販促ベースに合わせて先にストーリーを作るから、おもちゃスケジュールにはズレない利点がある反面、キャラクターが話の都合に振り回されて自我を失うのが最近の東映作品なのかもしれませんね。
      よく漫画家や小説家がいう「当初の予定していたお話が、キャラが勝手に動き出して自分も思いもよらないドラマに変わった」みたいな、自我を持った生きているキャラが生まれない理由はそこなのかもしれません。

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    3. >販促ベースに合わせて先にストーリーを作るから、おもちゃスケジュールにはズレない利点がある反面、キャラクターが話の都合に振り回されて自我を失うのが最近の東映作品なのかもしれませんね。

      そういうことは有ると思いますが、ゴジュウジャーがそうであるとは私は特に思っていません。
      ノルマは足かせにはなるでしょうが、三条さんとか販促が有ってもそれに合わせてちゃんとドラマを用意できる人はいますから。
      ゴジュウジャーの場合はそれ以前のクオリティの問題で、たとえ仮に販促が一切ない作品を担当したとしてもゴジュウジャーと似たようなストーリー面での問題は起きるんじゃないかと想像します。


      >よく漫画家や小説家がいう「当初の予定していたお話が、キャラが勝手に動き出して自分も思いもよらないドラマに変わった」みたいな、自我を持った生きているキャラが生まれない理由はそこなのかもしれません。

      ニチアサでこの種の話をするなら、「そもそも当初の予定など決まってない」という事例の方が多いと思います。
      「ラスボスをAにするかBにするかCにするか」とか「この敵キャラは味方にするか、敵だけど生存させるか、敵のまま殺すか」とか、その程度の構想止まりで具体的な道筋を序盤から決めているケースの方が少ないんじゃないかと思います。

      ”動く”という話で言うならキャラではなく「制作事情」の方が大きいと思います。
      「当初はこのキャラは中盤で死なせる予定でしたが放送後に人気が出たので死なずに続投になりました」なんて話はよく見かけますからね。

      匿名さんが書かれたようなドラマは作者の意思の比重が強い個人制作の漫画や小説の領分で、映像作品のような監督やプロデューサー、スポンサーなど複数の管理層をまたぐジャンルでは「あの◯◯監督の新作!」「あの名作を手掛けた脚本家が!」みたいに宣伝に使われるレベルの大物にならないと起きづらいことだと思います。

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