『仮面ライダーガヴ』 第46話「決意のショウマ」:感想

2025年8月3日
■進展有り?
・大統領暗殺計画は失敗したので全体の状況は進展しませんでしたが、「大統領強い! こんなのどうすればいいんだ…」という絶望感は出せたのでそういう面ではクライマックス感が出せたかもしれません。
ニエルブの芽が潰えたようなのでその点では大統領に1本化することもできました。ジープとリゼルの立ち位置は依然として不明瞭なままですが。

・ランゴは思ってたよりも動きがありませんでした。まだまだ静観するようです。
幸果と社長について揉めていましたが、どこかにつながるのでしょうか?
ランゴの今までの印象からするとあの程度で社風を改めたり、人間を見直したりする印象は無いのですが。

■ショウマ
・始まる前は「ショウマがいないとみんな幸せじゃないんだよ!」とショウマの自己評価の低さにまつわる話になるかと思っていましたが、あくまでショウマ自身の幸せの話でした。
思ってたよりショウマに甘かったです。まぁあれだけ不幸な目にあって、献身的に自己犠牲で戦ってきたのだからそれくらい有っても問題ないのでこれも有りでしょうね。「”みんな”に自分を含めない」というのは見方によっては悪い癖ですからね。

■大統領
・今回でそれなりに悪玉としての格が上がりました。
暗殺計画はてっきり
「私に見分けがつかないと思ってたのかな? 人を見る目は有るつもりなんだがねぇ」とかで破られるかと思っていましたが、変装自体は気づかないまま「あの洗脳能力を手にしたらニエルブは裏切るかもしれない」で対策を打ってあっていろいろと一枚上手でした。

・今回使っていた「ひれ伏せ」は大統領の能力なのか、それともあの洗脳能力をコピーしたのかどっちだったんでしょうね?
今のところゴリ押し以外に倒す方法も見当たりませんし、「奪った能力が力の源」みたいな弱点につながる要素でも有るのでしょうか?

・個人的には「大統領官邸を照らしているのが物理的な光だった」ことに今回初めて気づきました。
グラニュート界はどこもどんよりした雰囲気なのに大統領官邸はやたらに明るいので街とは全然別の場所に有るのかなと思っていましたが、近いことは近くてピンポイントに光の当たる区域を大統領が占有してたんですね。いかにもお山の大将って感じで納得感がありました。原始的に殴り合いで奪い合うには似つかわしい場所ですね。

■ニエルブ
・祖父に身体の弱さを悪く言われてきたことがコンプレックスで、ストマック家を手に入れるのも祖父を見返すためだったようです。父親じゃなくて祖父なんですね。
デンテのアジトに来て協力を断られた後も結局ストマック家の誰にも言わなかったのは、祖父の兄弟でありながら辛く当たった祖父と違って師匠としていろいろ教えてくれたことに恩義や情を感じていたからだったんでしょうかね。

・次回予告の感じだと利用される側に追い込まれて死にそうな感じでしたが、因果応報だと思います。
大統領を裏切った後の次善策が無かったのもまぁ納得です。大統領たちにストマック家を乗っ取られたときといい、基本的に相手側の動きを想定している感じがありませんでしたからね。


次回は大統領が人間界の侵略を開始し、ニエルブが尖兵としてこき使われるようでした。
ニエルブ製の人造ゴチゾウを使って人間を管理するみたいでしたが、ビターガヴ細胞ならぬ改造酸賀細胞でも組み込んで洗脳能力を持たせてあったりするんですかね。ショウマのゴチゾウの有能さは周知の事実なのでそこを活かして説得力を持たせるつもりなら悪くない手だと思います。






コメント

12 件のコメント :

  1. 感想お疲れ様です。
    マスターオーバーに完勝した時点で
    正直からの殴り合いでの撃破はほぼ不可能に感じました。
    今回の戦闘でも全然余力が有り余っておりまだ見せてない能力も隠し持ってそうなのでショウマ、絆斗、ラキアが束になってとても勝てる相手とは思えませんでした...
    果たしてどう倒すのか、そこが見所ですね。

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    1. 匿名さん、こんにちは。

      3人がかりでも真っ向勝負じゃ勝てそうに無いですよね。
      A)今回改めて「ショウマの幸せ」について触れたので、お菓子だけではなくみんなといられる幸せも足した新フォームで勝利。

      B)ランゴ/ジープ/リゼルの乱入で勝算が生まれる。

      C)実は弱点があり、弱点を見出して勝利。

      D)兄弟全員殺されて怒り心頭になったジープによってリゼルが不意打ちで殺されて大統領が動揺したところで致命傷を負わせて勝利。

      私が思いつくところだとこんなところでしょうか。

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    2. 横から別の匿名なのですが、失礼いたします。
      A案における新フォームとなると、令和ライダーではおなじみの最終回フォームがあげられるかと思っているのですが、そのフォームが生まれるきっかけに、ずっと不穏なものを感じています。
      遡る事第2話、幸果さんに勧められてショウマが作成した「食べたいものノート」の一番最初のページに、ショウマへ名前の漢字を教えるために「幸果」と書いたシーン、結構尺を取って描いていたので、あれが何らかの伏線になる気がしてならないのです。
      なんとなくですが、最終編において幸果さんに何らかの不幸が起こり、それがきっかけとなって最後のフォームになるのでは、と予想しております。ただ、今まで怒りの感情から新しいフォームが生まれた事はなかったと記憶しているので、予想としては大分曖昧なものになっているのですが…。

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    3. >なんとなくですが、最終編において幸果さんに何らかの不幸が起こり、それがきっかけとなって最後のフォームになるのでは、と予想しております。

      可能性としては考えられると思います。
      ショウマのスタートは母親を失ったことなので、そこから再起したように幸果を失っても再び立ち上がる流れも成立すると思います。

      個人的にはノートに書いたのはそういう意味ではないのではないかと考えています。
      あれはストーリー上の意義があるとすれば「他者との関わり」やその始まりを意味したものではないかと思います。
      同じ名前を書いたことに意義があると考えるにしても、最近の仲間とのつながりを重視した流れと合わせて、「ただ食べるだけよりも思い出を噛み締めながら食べる方がもっと美味しい=パワーアップできる」といった意味合いにつなげることも可能であり、そっちの方が現行の流れには則しているのではないかと私は考えます。

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  2. 初めまして毎週感想お疲れ様です。
    今年も8月と言う事で、ガヴも残り数話となりましたが、Owl0079さん的には今のところのガヴの評価はどう言った感じでしょうか?毎週の感想見てる感じあまり悪い印象は無さそうなのですが、実際のところどうなのかなと思い尋ねてみました。ご返信お待ちしております。

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    1. 匿名さん、はじめまして。

      今答えを出す意義を感じないので回答する気はありません。

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  3. 感想お疲れ様です。
    個人的に今回の回はガヴはこういう仮面ライダーだよなというのが存分に詰まっていて良い回だと思いました。ガヴは多少の不満はあれどそれを吹き飛ばす神回が多いため令和ライダーの中でも一番楽しめています

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    1. 匿名さん、こんにちは。

      ヒーロー個人の悲哀が中心でライダーらしいお話だと思います。令和になってからは特にやらなくなっていた方向なので久しぶりですね。

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  4. 公式サイトでボッカの能力は「言った言葉を相手に強制させる」らしいです。
    個人的にはショウマはメンタル次第で強さが変わってきたので大統領にはメンタルさえしっかりしてれば3ライダーでギリギリ勝てるんじゃないかと思ってます

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    1. >公式サイトでボッカの能力は「言った言葉を相手に強制させる」らしいです。

      あれは大統領自身の能力なんですか。洗脳能力と紛らわしいですね。
      自前のものとなると余計に攻略が難しくなりました。

      >個人的にはショウマはメンタル次第で強さが変わってきたので大統領にはメンタルさえしっかりしてれば3ライダーでギリギリ勝てるんじゃないかと思ってます

      はい、勝ちようは有ると思います。
      それが私が書いたところの”ゴリ押し”です。成立はしますけどスマートなやり方ではないので説得力に欠ける可能性があります。論理的な攻略法なりショウマ周りのドラマなりを用意してほしいなと思っています。

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  5. 感想お疲れ様です。
    大統領にお呼び出し食らったときのニエルブの焦り顔面白かったですね。何か他に策があると思っていたんですが、ショウマに全部賭けるくらいには追い詰められていたとは意外でした。
    敵が怪人なのってやっぱいいな~って感じた回でした。ビターガヴの販促も継続中で次週最後のメカニックのニエルブが退場となるとラスボスが仮面ライダーって線はなさそうで個人的に嬉しいです。
    あるとは思ってましたが幸果とランゴの社長絡みもやっとみられて良かったです。
    ランゴは一時的共闘フラグっぽくて一緒に大統領と戦ってくれるのではと期待してます。
    幸果が選んだのがビンタとかじゃなく頭突きなのもよかったですね、対等に接している感じがで出るというか、自分と相手、同じ場所が痛くなる方法なので幸果らしさが出てるな~と思いました。
    リゼルとジープの処理の仕方次第で割と面白さ変わってきそうでちょっと怖いです。ランゴ&ショウマvs大統領 と並行してヴァレンとヴラムに撃破させるんですかねーそれだと因縁があまりないからなーと。特にジープはショウマと決着をつけないと微妙だしかといってジープに勝算はないので難しいですね。

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    1. 匿名さん、こんにちは。

      >何か他に策があると思っていたんですが、ショウマに全部賭けるくらいには追い詰められていたとは意外でした。

      「負けるなんて考えてなかった…!」って感じの表情でしたね。
      ショウマを大統領にする計画の方も無事大統領を倒しても闇菓子での有力者の懐柔をアテにしていたようで、後でショウマと揉めるのは確実で今回の計画に安定性は感じられませんでした。
      あの様子じゃ元々、大統領たちにストマック家を乗っ取られて以降はその場しのぎのアドリブの連続だったんでしょうね。
      計画性が感じられたのはショウマの脱出くらいで他には見当たらなかったので特に違和感はありませんでした。

      >敵が怪人なのってやっぱいいな~って感じた回でした。

      不気味さや底の知れなさ、販促ノルマによる展開の見通しが無い(まだ敵ライダーが必殺技使ってないから今回は倒せないだろうな、など)とかそういう点は怪人のメリットでしょうね。

      >幸果が選んだのがビンタとかじゃなく頭突きなのもよかったですね、対等に接している感じがで出るというか、自分と相手、同じ場所が痛くなる方法なので幸果らしさが出てるな~と思いました。

      なるほど。そういう解釈もできますね。
      私はショウマの硬さを知っているので(ショウマが心を痛めるから)自分が怪我しないように、あるいは「ショウマに痛みを感じさせるにはこれくらいしないとダメだ!」と本気を伝えるために頭突きを選んだのかと思いました。
      解釈の方向性によっては「元ヤン疑惑」などもイケそうですが個人的には過去には興味がないので除外します。

      >リゼルとジープの処理の仕方次第で割と面白さ変わってきそうでちょっと怖いです。

      ここまで引っ張ってきた割には「ラスボス候補の大統領一家の導入」以上には役割を感じてないので何かしらないと物足りなく感じるでしょうね。
      方向性的には「大統領一家のせいでストマック家は破滅した」ので「ジープのせいで大統領一家が破滅する」のが因果応報としては順当だと思っています。
      ジープは散々無力に描かれているので「(過去のショウマや絆斗のように)力が無ければ何もできない」という線から最後まで惨めなまま終わる可能性もあり得るとは思いますが、この場合にはリゼルの処遇が課題になりそうです。
      ストマック家→大統領の時点で肩透かし感はあるので、今更リゼルがラスボス化は受け入れられにくそうに見えます。

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