『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』 第45話「カカむらガガむら」：感想
■ペンギンは寺崎さんでした！
・は？、って感じでした。ジロウの育ての親の駐在さんとしか知らないから判断しようがありません。
前回までの時点なら「ルミちゃんがペンギン獣人なんだよ！」と言おうが寺崎さんだろうが何の違和感も無かったでしょう。どちらも等しく根拠が見当たりません。視聴者以外は見ていないはずのルミちゃんや友達の独白なども実在性があやふやになってしまったので映像を信じる根拠さえ失われました。
・しかも元はドン王家の人間で、延命するために自分から獣人になったそうです。これも初耳でついていけませんでした。
ドン王家がわりと生きてること自体が初耳です。抹殺されたはずなのに数十年生きてたってなんですかそれ…
獣人を森に閉じ込めていたそうですが、その封印は破れているはずなので使命に固執する意義も理解できませんでした。スタッフは最初に獣人が出てきた通路が開きっぱなしであることを忘れたのでしょうか。そもそも通路を塞ぐのは陣の入ってる牢獄の役目だったはずです。いつの間にか通路が増えてて困ります。2つあるなら3つあってもおかしくない気がして、余計に固執する意義が怪しくなってきました。
・タロウが自ら獣人になろうとすることもついていけませんでした。どうしてそうする必要があるのでしょう？
鶴獣人に言っていたように「生きるのはいいけど人間に危害を及ぼすのは止めろ。止めないと殺す」と言うのなら少なくともコピー済みの獣人は元の人間を助けてから獣人を処分する必要があり、岩崎さんが言うように森を封印していればそれでいいとはならないはずです。
・そもそも人間をコピーした獣人の人格が元の人間と関係あるのかわからないんですよね。
ナツミをコピーしたはずの鶴獣人は犬塚に冷たく、ミホなんてナツミの願望だそうですがナツミじゃない他人になりすましたりしているし、それ以外にも猫獣人と戦ったりどう見ても獣人としての人格に基づいているようにしか見えない行動も取っています。なんでタロウは自分が獣人になっても大丈夫だと思えたのか不思議です。
ペンギン獣人だけ「元の人格に則った行動をする（元はドン王家が不老不死になる目的で作ったが作った後に元の身体が死んだら意味がないと判明して他の獣人ごと廃棄された）」とかそんな設定があるのでしょうか？
・個人的にはタロウの格がどんどんしょぼくなっていっているのが残念です。
偉そうな口を叩いても獣人にならないと森に入ることすらできないし、ムラサメに倒せる獣人も殺せないんですねぇ。王家の使命だのなんだのも「そんなくだらないルールになぜ俺が縛られなければならない？」なんて言えない程度の実力だと明らかになってしまいました。
もう初期の印象とは全く変わってしまいました。「人間性を得た結果、傍若無人で絶対的な存在感が失われた」とかならともかく普通に実力不足でできないことが増えているのはかっこ悪く感じます。
■雉野
・またヒトツ鬼になりました。3度目です。
早く死んでほしいんですが、脳人に切られて消滅しましたが死んだ！、とは思えないですね。タロウが普通に生き返ってますしソノニとソノザは仲間入りする気満々でしたからどうせ雉野も戻せるでしょう。
本当に雉野には死んでほしいです。次回予告で獣人関連が終わりそうな雰囲気でしたが、ミホがいなくなっても雉野は消えないし変わる気配がないんですよね。一度消えても人形にすがりついていたくらいですからね。また人形をミホだと思い込む狂人に戻るだけならいいのですが、他の人間に目を向けたら大惨事です。生身の人間にあの態度を取るのはDVなんてものじゃ済まないでしょう。そんなことになる前に雉野には死んでほしいです。
■ソノゴ、ソノロク
・前回の次回予告の時点でこのタイミングで追加して何になるんだろうかと疑問に思っていましたが何にもなりませんでした。
雉野を切るだけならソノシだけでも充分でした。ソノゴもソノロクも雉野を攻撃しただけなので頭数すら必要ありません。今回出る意味は顔見せ以上の内容が見当たりません。じゃあ次回の前フリとして役に立つのかというとそれも怪しいです。獣人関連以外にやってる暇はないでしょう。許しの輪とかいうやつとソノイたちの話をしようにもソノシ一人でできると思いますし。
■次回作のゲスト出演
・次回作のロボが先行登場しました。
…本当に出ただけなのでそれ以上言えることがありません。ロボしか出ないし、バトルもあっさりなので何も伝わってきませんでした。
・今回の背景などが今回限りでないなら次回作も巨大戦でCGを多用する路線なんでしょうかね。
個人的にはクオリティが低いと思うのでキグルミに戻してほしいです。動きも悪いし、質感やデザインにも変化が乏しいので退屈です。
次回は鶴獣人の話がこれで終わりそうなタイトルですね。残りの獣人関連の話はどうなるのでしょうか？
タロウが獣人になったこと、ペンギン獣人、鶴獣人とこれだけでも1話では終われそうにないのに、更にジロウの話、許しの輪、果ては獣人がいなくなったら守る意義がなくなる陣のことまで残っています。まともに終わる気がしませんが、引っ張られてもうっとうしいし、引っ張ってる時間もありません。
こんにちは。ペンギン獣人、散々引っ張ってこれかぁって感想。寺崎さん関係の設定は、残り話数が少なくなってきたので、即興で思いついたものをお出ししてるようにしか見えないです。タロウは3クールあたりからずっと空気なので、脚本家が飽きたのだと思ってます。雉野は次回予告でキジブラザーが映っているので、忍者みたいに自力ででてくるか、ほぼ味方化した脳人三人衆が戻してくれるんでしょうね。次回で獣人問題にケリがつくみたいなので、脳人4~6か、鶴獣人が消えて壊れた雉野がラスボスになるのかなと思ってます。
返信削除匿名さん、こんにちは。
削除＞寺崎さん関係の設定は、残り話数が少なくなってきたので、即興で思いついたものをお出ししてるようにしか見えないです
「元々モブの予定だった」と東映公式に書いてありますし予定通りとは思えませんね。
ルミちゃんたちも王家の人間でない限りは獣人なんでしょうけど、獣人なら自分たちを封印してる者の後継ぎになるジロウと必要以上に付き合う意義が見当たりませんし。どこかに理由をつければ他に角が立つように見えてなりません。
＞タロウは3クールあたりからずっと空気なので、脚本家が飽きたのだと思ってます。
ソノイとの再戦あたりでもう賞味期限は切れた感じがしますね。タイトルを「犬塚＆その他」に変えたほうが良いんじゃないかと思えてきました。
＞次回で獣人問題にケリがつくみたいなので、脳人4~6か、鶴獣人が消えて壊れた雉野がラスボスになるのかなと思ってます。
格を考えるとマザーかなと私は思っています。吸収するだので名義は別キャラになるかもしれませんが。