『魔進戦隊キラメイジャー』 第11話「時がクルリと」:感想

2020年6月21日

■微妙
・コロナ休みで5回ぶりのメインエピソードでした。
内容は微妙でした。悪くはないんですけど良いとは言えないところもありました。

・まず為朝の言動が怪しいように感じました。
「ループするのは呪いのせいだ!」と考えるのは普通じゃないと思います。邪面士と既に遭遇済みの状態で邪面士よりもただの人間を疑うのは不自然だと思います。いつもの戦隊のパターンなら視聴者的には「こいつが今回の怪人の産みの親か!」となるのでゲストに着目するのは間違いではありませんがキラメイジャーの場合は特に関係ありませんしね。

・ゲームの扱いも微妙なように感じました。
為朝がいつもと違うキャラを使ったことの正当性が不透明でした。格ゲーのキャラには相手の使うキャラによって有利不利があるので重要な試合ほどいつも使っているキャラとは別のキャラを使って対策してきた相手の裏をかくことはあります。
またEスポーツという要素もありました。同格同士のはずの勝負であれほど圧勝すると逆に強すぎて盛り下がる可能性も考えられます。ショーとして”いい勝負”に見せかけるために間接的に手加減するのはプロゲーマーとして悪いとは言えないと思います。

・実際には為朝が特に自覚もなく”何となく” で手抜きをしていたのが更にマズいと思いました。
勝つためにやったわけでもなく、盛り上げるためにやったわけでもなく、ただつい手を抜いてしまっただけでした。これでは為朝の人格描写につながりません。「いつの間にか手を抜いていたことに気づいたので本気でやることにしました。そしたら楽勝でした。強いので」というドラマを見せられても好感度は上がりませんし楽しくもありません。

・全体としてはもう一つ足らないように感じました。
もっと対比を効かせて、「弱いけど全力で試行錯誤してどんどん強くなる邪面士と強いのに手を抜くのが当たり前になってる為朝」 とか「負けて本気で悔しがる対戦相手とループされてもそのうち勝てるだろとお気楽な為朝」とかやりようはあったと思います。為朝の欠点を描ききるわけでもなく、天才性を見せつけるわけでもなく、半端だったと思います。

・巨大戦は尺の都合と敵の一発屋っぷりを組み合わせていて、いつもとは違ったスピーディな展開になっていてそこそこ面白かったです。


次回は追加戦士のシルバーが登場するようです。
ガルザとの決着は全然つけないまま追加戦士を出すんですね。ガルザは終盤まで引っ張るつもりなのでしょうか。

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