『仮面ライダーゼッツ』 第49話「憶う」:感想
今週の難読漢字
・今回は「憶う(オモウ)」です。
普通の思うと似たような意味ですが、「追憶」や「記憶」といった熟語に使われるように記憶や思い出に留めたり、思い出したりすること意味合いがあるそうです。
意味合いが違うので意味としてはまともな使い分けのようです。
これで本編の内容を伴っていたら褒めようがあったんですが…
何にも無い
・どうせオブリビオンとは戦闘開始のところで次回に続くんだろうなというところまでは予想通りでしたが、ファントムとのバトルすら無いとは驚きでした。
ドラマに相当な自信を持ってるみたいでしたが、そのドラマが影も形も見当たらないのでお話になりませんでした。
冗談抜きで何のドラマも感じなくて、「え?スタッフにはいったい何が見えてるの?」 俺には何も見えないんだけど…?と怪奇現象地味ていて少し怖くなるくらいでした。
「ネムとの思い出や思い入れ」といった有って当たり前のはずのものが見当たらないことが激ヤバでした。
富士見は「人気アイドルだから!」としか言ってませんでした。初登場のモブでも言えるようなことを言われるとやっぱり何の絆もないだろと逆に空々しく感じてしまいます。
ナスカは「一緒に戦った仲間だから!」と全く覚えがないことを言っていてびっくりしました。そもそもナスカに一緒に戦った仲間という印象がないのでネムよりも発言者が信用できません。
莫の方も具体性が見当たらなくて困りました。本当にエピソードが無いんですよね…
「俺は1話以前のニート時代にネムちゃんに救われたんだ!」みたいな一方的な思い入れすら無いのでマジで言うことが見当たりません。
え~っとそれで何でネムは元に戻ったんでしたっけ? 「うるさくて眠れねーだろ!」でしたっけ?
・こんな具体性ゼロな話をするくらいなら
「なぜネムが復活できたか? それはネムが国民的アイドルだからだ! 多くの人にとって忘れられない存在になったネムが現実で必要とされていないはずがない!」
みたいな流れの方がファントムとレディの話につなげられるだけまだマシだったと思います。
「世界のみんなに望まれてる」という事実があれば、ネムの自殺衝動や自尊心の低さが改善する根拠にもなって、後半のオブリビオン弱体化にもつなげられたでしょう。
レディ/ファントム
・突然ファントムが主導権を握り始めてびっくりしました。
状況から完全にレディが主導権を握ってるものだとばかり思っていましたがそうだったんですか。
ファントムが言うにはなんか幻影の世界に浸っているレディを見てほくそ笑んでいたみたいでした。
ナイトメアってそんな程度で満足できるものなんですね。いまだになぜナイトメアが夢主と融合して現実に実体化したがるのか理解できていません。
・その後の展開も唐突で理解しがたい内容ばかりで戸惑いっぱなしでした。
なんか分離したと思ったら、ファントムが夢主のレディを殺そうとしたっぽくてびっくりしました。
「夢主のネムが自分を忘却したからオブリビオンも消えた」って話をした直後にナイトメアが自分から夢主を殺そうとする話をするんですか…
普通に意味がわかんなくて困りました。自殺行為にしか思えないんですけど大丈夫みたいで全く話についていけませんでした。
・そしたら刺し貫かれたレディの方からファントムを融合したみたいでまた戸惑いました。
で、できるんですか? そ、そう。できちゃうなら仕方ないですね。
その後にやることが自分ごと目潰しすることでまた戸惑いました。
分離したファントムだけ潰すんじゃダメなんですか。そうですか…
最序盤だとただ殺しても生き返るっぽい何でも有りの夢世界で怪物のファントムの目を潰しても意味があるのかなぁ?と疑問に思いましたが、めっちゃ効果有りでした。
そうなんですか… 何もわからないので否定することすらできません。
ノクスも目を潰せてたら勝ててたみたいですね。ぐるぐる巻きにはできても目を潰す余裕はなかったんですね。仕方ないですね。
・とりあえずファントムを無力化したなぁと思ったらなんか消えました。
え? どういうこと? 死んだの? なんで? 消えただけ?と混乱してたらファントムは死んだみたいでした。
死ーん
って感じに心が無風でした。意味不明過ぎです。
おかげでレディもなぜか死にかけてても「そっか」で済みました。もう意識が理解を拒んでいます。知るか!
・レディのドラマが何で一番困ったかと言えば、結局何がしたいのか全然わからなかったことでした。
結局ネムの復活を望むなら、なんでネムを復活させようとしている莫を止めようとしたんでしょう?
なんか「エクスドリームがあればネムを作り直せる!」とかトチ狂ったことを言ってましたけど、それはもうネムじゃないですよね?
実際莫にそう指摘されたあっさり戦意喪失してましたし、マジで「情緒不安定」とか錯乱状態としか言いようがなくて困りました。
それ言い出すとドラマが成立しなくなっちゃうんですよ…
トチ狂うならせめて本当にトチ狂ってたことにして自分ごとファントムを殺す理由も「ようやくわかったの。ネムの世界に一番要らないのは私…! 一緒に消えなさいファントム!」とか自分の歪みを自覚した上での行動ってことにすれば、
「幻影世界とかネム以外の消去とかネムにとっては迷惑でしかなかったよね?」という当然の疑問にも答えられていろいろ都合が良かったでしょうに。
「レディは良い母親。子を思う気持ちに罪は無い」とスタッフは本気で思っているからこれは論外なんでしょうね…
個人的には「だったらネム本位としてはまともだと思える行動をしてくださいよ!」としか思えませんけど。
ノクス
・ノクスは出番が少ないのにイカれててびっくりしました。
「ネムは消えた。受け入れろ!」とか言っていたのに、ネムが復活した途端に「ネムが復活したのか。ふ、じゃあ俺もその事実を受け入れるか」みたいにかっこつけてて正気を疑いました。
マジで何言ってるんですか?!
現実主義路線を貫きたいなら富士見や莫がネムを復活させようとしていたら「そんなことできるわけないだろw」とか笑ってないで、
「止めろ!そんなことしたらオブリビオンまで復活して世界が大変なことになるだろうが!本気で復活させるつもりなら力付くでも止める…!(ベルトを構える)」
ってならないと変だと思います。
もしかしてエグゼイドの檀黎斗とかビルドの幻徳みたいにアホみたいなギャグをやらせて愛嬌を持たせようとしたつもりだったんでしょうか…?
ネム
「私の夢は叶ったから」が普通に理解できなくて困りました。
ネムの夢って何でしたっけ…? 冗談抜きで思い浮かばなくて普通に困っています。
「私を見つけて」のことでいいんですかね?
それは「Find ネム」だからもう叶ってたんじゃないのか?と自分でも疑問に感じます。
拡大解釈して「消えたけどまた見つけた=復元させた、でしょ?」とか
「あれは『私(の居場所)を見つけて』っていうのが本当のネムの”夢”だったんだよ!(なんでそのエモさがわからないんだ、馬鹿!)」とか
解釈するべきなんでしょうか?
それとも普通に全然別の夢が有るんでしたっけ???
ダラダラしてるし、同じ展開を何度も繰り返しているせいでもはや忘却の彼方になっていても何の不思議もない状態です。
・夢の内容は別にしても、「なんで夢が叶うとオブリビオンが弱体化する」んですかね?
前はネムの夢が大きくなるほどオブリビオンも強くなるとか言ってませんでしたっけ?
それは方便で実際は「夢が大きくなる=『夢が叶わなかったら』という”不安”=悪夢も強まるからオブリビオンも強くなる」というロジックで、っで今は夢はもう叶っちゃったから不安を感じることは無いからオブリビオンは据え置き。
って話なんですかね?
個人的にはそもそも「有史以来、人類を苦しめてきた災厄」ならそんなちまちま理由を付けなくていいと思います。
次回はいよいよ最終回です。
莫は勝ったとしてももう現実にはもう戻れない身体のようです…
………全然悲しくないですね。
マジで莫に対する思い入れが皆無なので「現実から逃げる理由を得て都合よく勝ち逃げしやがって! もっと苦しめや!」みたいな負の感情すら湧いてきません。
次回の内容も3人同時変身や力を合わせてのバトルを温存しないといけないくらいにやることが無くて、プレバン限定ピカピカ初期フォームみたいなのが出ることも確定しているので誇張抜きで何も期待が持てません。
公式ページも書くことがなさ過ぎて「劇場版で出たあのキャラが本編にも出ますよ、ほら、ほら!」と場面写真を埋めることすら苦心していました。
夢がメインテーマの作品だとよく
「夢は叶わなかったら何も残らないじゃないか!(それでも本気で夢に挑戦するなんてお前は怖くないのか?!)」みたいな台詞がありますけど、ゼッツは夢がメインモチーフだけに本当に何も残りませんでしたね…
そこだけは綺麗に描けたかもしれません。
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