『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』 第39話「燃える密着!見せてやるんだ指輪のパワー!」:感想
予想の中でも下の方の急ごしらえ
・今回は作り直しの制作期間を取るための間に合わせの総集編でした。
事情が事情だけにこういう回が来るのは想定済みでしたが、想定の中でもだいぶ下の方のクオリティでした。
映像は使いまわしにしても、もっとナレーション芸や設定開示で楽しませるくらいはするかと思ってました。
たとえばドキュメンタリーという体なら、今まで登場したゲストの映像にナレーションをつけた「ジュウレンジャーの教授は◯◯で有名で~」とか、
お店をやってたゴーバスターズなら「あ、この店美味しかったんだけど急に店止めちゃったんだよね。そっか、指輪の戦士だったんだ~」とか、
関智一さんのナレーションだけでもエンタメ性の出しようは有ったと思います。
・実際には「放送事故にならなければいい」レベルの最低限を追求する路線でした。
ナレーションの台詞も最小限で前回の総集編と同じ人物とは思えない不自然なテンションからすると、総集編部分は台詞も監督やが考えたものか役者さんのアドリブ中心で、井上亜樹子さんの負担も減らすことを優先してたっぽいように見えました。
答え合わせ
・冒頭と戦闘だけ前回より前に本来有った回っぽかったです。
前回のブーケの「最近リボンにかまってばかりで他のことが疎かになっている」という話に何の心当たりも無いように感じたのですが、本来は今回の冒頭パートがその前フリだったのだと思われます。
リボンの方の「良い子ぶる」云々もそうだったのでしょうね。
・ラストの関智一さんと吠の会話は個人的にはアドリブっぽいと思いました。
吠の役者さんが途中から笑いを堪えきれてなかったり明らかに変でした。
元々振り返るほど内容が無い
・総集編としては退屈極まりなかったです。
予想はしてましたけど内容が薄くて虚無感が強かったです。
メインストーリーも個人エピソードも何もありませんからね。
普通総集編は「こんなこともあったなぁ」なんて感慨にふけるものですが、ゴジュウジャーの場合は「本当に何にも無いよな」と絶望的な再確認をするだけで終わってしまいました。
さすがの加藤監督
・ゴジュウユニコーンのリョウテガソードモードのアクションが良かったです。
リボンが頭から生える触手に鋏。鋏が分離した双剣と攻め手にいろいろバリエーションがあって、リョウテガソードの副腕と合わせた剣戟の応酬に見応えがありました。
次回は陸王とブーケの回のようです。
個人的には「え、また陸王の話するの? レイさんでもうやったじゃん」とややうんざり気味です。
スタッフは陸王が一番のお気に入りみたいなんですけど、個人的には全然面白く感じたことが無いので露骨にズレを感じてしまいます。
公式発表で伝えられていたとおり、次回から角乃の役者さんを代役に変えてやっていくみたいです。
2代目ユニコーンではなくあくまで角乃という話なので、作中では何も変わってない扱いで話が進むのでしょうね。
代役はドンブラザーズのイエロー役のハルカを務めた役者さんです。
役者さんとしては比較的上手い方でドンブラザーズもデフォルメの強いコミカルな役どころだったので角乃というキャラにも合うでしょう。
角乃の役者さんの演技力がだいぶ下だったこともあり、「前とは違うけど上手くなったから別にいいや」と違和感を気にしない人の方が多いんじゃないかと思います。
降板騒動とかそれによる総集編とかなかったとしても、今回のテガソードとグーデバーンのなあなあ合体はシラフでやってそうなのは悪い意味で凄いなって思ってしまいます。
返信削除特に根拠はありませんが、私もそう思います。
削除グーデバーン周りは安定して倫理観が狂ってますからね…