『仮面ライダーガヴ』 第34話「100匹ゴチゾウ大作戦!」:感想

2025年5月11日
■素材以上の味わいが出せていない
・前回に引き続き全体的に「悪くはないけど物足りない」印象でした。
「勝つために食べるんじゃない。食べることは楽しいことなんだ」も、
「1人の力ではなく3人で協力して倒す」も、
「デンテの死」も、
どれも意味や必要性は感じられるんですけど、エピソードと呼べるほどの内容の厚みは感じませんでした。

・勝つために云々~はやっぱり敵の強敵感が足りてなかったと思います。
ショウマも必死なわけでもないので作中ですら緊張感に欠けます。
ただ、これをグロッタとかストマック家にすると今度はショウマの兄妹への思い入れとか母親への仕打ちの恨みとか別の思いも入ってくるからそれも微妙なところなんですよね。それこそ酸賀くらいの関わりの既存キャラが望ましかったと思います。

・協力して倒すのは順当で問題はありませんでした。
ヴァレンとヴラムの古いフォームも活かせていて販促面でも機能していましたし。
ただ、オーバーガヴ登場以降の時間の長さと緊張感の薄さは物足りませんでした。

・デンテの死(たぶん)は、「やっぱり死んじゃうんだ」という以上の感情が私は湧いてきませんでした。
前回の時点でも死の予兆は見受けられましたし、闇菓子作りに関わった責任も何度も描かれてきましたからね。死ぬこと自体には不思議はないのでやっぱりかという印象です。
前回の時点で感じていたことですが、それ以上のドラマもやっぱりありませんでしたね…
無いものは無いので「もっと面白くできたと思うのでこの結果は残念です」以上には言うことがありません。

■ビターガヴ・ブレイクッキーフォーム
・ベイクマグナムは使わないならニエルブの変身用とか他に使うのかなとも考えていましたが、普通にビターガヴ用でした。
パワーアップしたオーバーガヴに対抗してビターガヴを強化するためという説得力を持たせるついで程度の扱いでした。
ストーリー的にもアクション的にも普通で不満はないけど満足感も特にありませんでした。


次回はランゴが人プレス確保のために人間界に襲来するようです。
これも来る日が来たかという感じで驚きは特にない展開です。序盤の方が格上感があったのであのとき緊張感があったくらいです。次回でそんな視聴者の舐めた印象を一掃するのでしょうか。
大量確保のために飛行機などを襲っているようでしたが、幸福感はどうするのでしょうね?
ストマック社にとっても大量確保自体は難しくなく、”質の良い”=幸福感を持った人間を確保する手段がネックになっていたはずなのですが。既存の線だと「ラキアの固有能力を解析して科学的に再現した薬品を使う」とか、「ランゴなら旅行で浮かれている人々に存在すら気づかれずに一瞬で人プレス化できる」とかでしょうか。







コメント

2 件のコメント :

  1. おっしゃるとおり、もっと味付けが欲しかったですね…ランゴの見た目がカッコよかったので視聴者が驚くものがみたいです

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    1. 味付けこそが肝心なのでもっと足してほしかったですね。
      次回のランゴ参戦こそが本番で盛り上がると良いのですが。

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