『仮面ライダーガヴ』 第35話「甘さゼロ!鉄壁のランゴ」:感想

2025年5月18日
 
■大量失踪
・数万人単位で拉致されてて規模がヤバかったです。
1つの人プレスで何個の闇菓子が作れるのか知りませんが、1000万個の闇菓子となると千人やそこらでは足りないのは当然ですね。

・幸福感の手段は順当にラキアの毒を再現したものを毒ガス化して散布してるみたいでした。
密室だと事件が回収完了までバレにくいし被害者が逃げられないから効率的です。そういうことも含めてラキアが気づいたようにランゴらしい作戦や合理性なんでしょうね。

■ラキア
・「自分が誘拐していたことを幸果にバレたくない」と言い出したことは、心境は理解できるけど言うタイミングは唐突だと思いました。
幸果の前で闇バイトや拉致の話になると気まずそうにするとかもっと前からやっておくべきだったと思います。

・ニュースを聞いているラキアが日本語の勉強をしている最中だったり、ラキアの発言に対する絆斗の釘刺し&フォローとかそういう描き方は良かったのでラキアの吐露ももっと自然に入れてほしかったです。

■ランゴ
・満を持して登場しただけあって強そうでした。
あれだけの破壊力を持つオーバーモードの必殺技ですら真っ向から受け止めていて、ワープや攻撃力もあってどうすれば勝てるのか八方塞がりな感じがしました。
オートバリアが強いので単なるスピード型で勝てるほど楽な相手ではなさそうに見えましたが、次回の新フォームで勝つにしてもどうやって勝つんでしょうね?

・キャラクターとしては父親関連のランゴの気持ちは理解できる範疇でした。
人間との間に子供を作ったとなったらそりゃ「何言ってるんだ、親父?」って思うし、おまけに自分たちよりも人間の方を露骨に優先していて自分たちはないがしろにされてるとなれば、イカれた親父の子供とか無かったことにしたいと思うのも無理はありません。
心境は理解はできるけれども、だからといってショウマへの迫害や人間への侵略行為を肯定する気は全然しません。
そういう描写は「(地球のお菓子という共通言語やラキアの優しさのような理解できる認識でもない限りは)価値観が違いすぎて理解し合えない異世界人」という印象が強まって良いと思いました。

■生きてたデンテ
・前回が「あれ、やっぱり死ぬの?」という程度の印象だったので生きていられても特に感慨はありませんでした。
「生きてんのかよ! 死ねよ!」と思うほど憎しみや罪も感じていないので「生きてるんだ。そうなんだ」というフラットな反応しか湧いてきませんでした。

・死ぬかと思ってたけど生きてたことはさておき、「今度こそニエルブに殺される!」と危機感を感じていた問題は解決していないはずなんですけどそっちはどうするんでしょうね?
「大統領がスポンサーになってストマック社が邪魔されようが安泰な身分になったのでニエルブにデンテを殺すメリットが無くなりました。殺す手間をかけるだけ面倒なので殺しません」っで終わりなんですかね?


次回はゴチポッドのもう一つのモードが登場するみたいです。
次回予告ではさらわれた人も取り返すみたいなことを言っていましたがどうやるんでしょう? これまでに起きた分はもう回収済みでしょうからストマック社に乗り込まないと奪還は不可能だと思うのですが。
これまでの分じゃなくて、あのライブ会場?で後手に回ったからライブ会場の被害者を持ってかれる前に取り戻すという話なんでしょうかね。








コメント

6 件のコメント :

  1. ラキアは絆斗の事を今まで信頼していなかったから、言葉にするタイミングは今だったのでは無いでしょうか?前々から負い目を感じている時は何度かあったと思います。

    返信削除
    返信
    1. >前々から負い目を感じている時は何度かあったと思います。

      罪悪感の有無に関しては確認するまでもないことだと私は思います。

      A)ラキアは弟のことを「良いやつだった」と言っている=善悪や罪の価値観がラキアにとって価値があるものであることは明白。

      B)ショウマの説得に応じた主な理由は、人間に共感できる部分を感じたことと、調査のためとはいえストマック社に加担することに抵抗を感じていたことが大きな要因である。

      作中の大きなエピソードに限っても材料はこれだけあるので、ラキアが自分の罪を気にしているかいないかで言えば、気にしていないとは考えにくいことだと思います。
      そしてその理由は基本的に「幸果に嫌われたくないから」ではなく、ラキア自身の善悪や罪の価値観に照らし合わせた結果だったと思います。


      >ラキアは絆斗の事を今まで信頼していなかったから、言葉にするタイミングは今だったのでは無いでしょうか?

      絆斗の言葉を引き出せるタイミングという点では私も同意します。
      私が今回引っかかったのは
      1)今言わずにはいられないほどの思い入れ(罪悪感や嫌われることへの恐怖)が募っていたの?という疑問。

      2)その嫌われたくない対象が主に幸果なの?という疑問。

      の2点です。それぞれの積み重ねが足りていないから唐突になっていると私は感じました。
      カミングアウト自体は絆斗とは直接関係ないことなので、ショウマにだけ「幸果に嫌われるかと想像すると怖くなってきた」と伝えてもラキア的には同じ状況になったと思います。
      この状況では絆斗の言葉はあるはずもありませんが、ラキアは絆斗にどう思われるかを気にしている様子は特に無かったのでラキア的には問題ないでしょう。
      ラキアの主体的な行動なのに作劇的には絆斗の返答を引き出すためのシチュエーション作りになってしまっているところが不自然で構成が良くないと思いました。

      削除
  2. 俺はそう思いません。やっぱりこういうシーンは絶対に必要だと思います。

    返信削除
    返信
    1. 「こういうシーン」ってどのシーンのことですか?
      私は「このシーンは今回必要なかった」なんて記事で書いた覚えもないんですが。

      削除
  3. ああ、全然違いますよ。ラキアが、自分の罪に対しての思いを今まで言語化出来なかったのでは無いかと解釈しているんですよ。絆斗の返答とかは気にしてないです。

    返信削除
    返信
    1. これは一番上の匿名さんと同一人物で続きの文章ってことですか?

      だとすると最初のコメントから言っていることの意味が私にはわかりません。
      >ラキアは絆斗の事を今まで信頼していなかったから、言葉にするタイミングは今だったのでは無いでしょうか?

      と書いておきながら絆斗は関係ないとはどういう意味ですか?
      関係ないなら最初のコメントの意味がわからなくなるので説明してください。

      削除

 コメントは承認後に表示されます。
*過度に攻撃的な言葉や表現が含まれている場合、承認されない場合がございます。節度と良識を保った発言をお願いいたします。