【ストーリー】

■手のひら返し
・今回は一つ一つの展開はまだマシでした。しかし後半のひっくり返し方がダメでした。

美空の謎パワーで撃退→不発で足手まとい。
前回圧倒されたブロスたちにクローズが謎パワーアップで逆転→でもローグには勝てなかったよ…
ハザードなんてもう簡単に止められるよ→ハザードは止まらないよ。
スパイがいる!…ってモブキャラ以外に候補者いなくない?→モブでした→次回では実は別のスパイもいたことに。

・どれも溜めや積み重ねがないとむしろ興ざめする展開ばかりでした。
「すごいだろ!」とアピールしたすぐ後に「やっぱりすごくないや」なんて言い出されたら言っている人を信用する気が無くなります。1話1話の盛り上がりを優先するエンタメ路線では全体の構成が崩壊しかねない致命的な悪手だと思います。

・個人的には「美空が浄化するときに特定のイメージを見ていた」という話が今更明かされたのも酷いと思いました。
ファウストに捕まっていたときの話で浄化関連の話は済んだと思っていたら、あからさまに異様な事実が伏せられていました。なんで美空は戦兎に話さなかったのか理解できません。美空は戦兎のことを信用してないのでしょうか? 
それとまさかとは思いますが、あんな簡単に映像化できるものをファウスト関係者が知らないわけはないですよね?

・次回に続くのがまた”代表戦”というのがまた酷いです。
北都の時点でも「戦争を終らせるのが代表戦」という時点でリアリティを放り投げる行為だったのにまた繰り返すなんて。スタッフは代表戦が面白いと思っているのでしょうかね。私には良さが全然わかりません。

・赤羽も途中までは「赤羽が命がけで時間を稼いだおかげで戦兎たちの到着が間に合ってパンドラボックスを奪われずに済んだ」という展開になるのかなと期待していました。しかし結局は他の2人同様に無駄死になってしまいました。
このパターンももう飽きてます。繰り返すなら少しは捻ってほしいものです。

■天才物理学者
・この期に及んで「そうだ、石動に聞いてみよう」なんて発想が出て来るとは思いもよりませんでした。さすが天才物理学者。凡人には理解できない発想です。


【アクション】

■サマーソルト
・ローグがサマーソルトキックを使いました。
個人的には蟹挟みよりもこっちのほうがかっこいいと思います。「下から上に蹴り上げる」という姿勢が、自称「地獄から這い上がってきた」幻徳とも合っていると思います。


次回は「代表戦」、「ハザードの自爆装置の次は制御装置開発」と数話前に巻き戻ったような印象で最悪です。ただでさえ、北都編の後に違いのわからない西都編が始まってうんざりだったのに、更にうんざりしそうな感じです。さすがにここまで見え見えな焼き直し展開であれば今度は捻った展開が来ると信じたいです。